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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
今日の東京市場はNY市場時間帯に発表される予定のFOMCの金融政策声明待ちの静かな状況でしたが、夕方になってドル/円が112円を上回ってきています。ドルショートのプレーヤーのポジション落としも入っているように思えます。
FOMCの予想としては大方の市場関係者がフェッドファンドレート(FF rate)0.25%の利下げで4.25%に変更です。一部関係者が0.50%の利下げを予想しています。仮に0.50%の利下げとなれば、一時的に株高・ドル高に振れると思われます。ドル/円で113.00近辺、ユーロ/ドルの1.4550近辺まで跳ねる可能性があると思います。予想通り0.25%の利下げであれば、現在の水準から大きく外れることはないと思います。
再びファンダメンタルズを市場の関係者を考えることとなるでしょう。ボトムラインはドル安の流れではと思います。
UBS続編:UBSの巨額損失に対してシンガポール政府投資公社(GIC)と中東の政府系ファンドが130億スイスフラン(約1兆3千億円)の援助の手を差し伸べました。シンガポール政府投資公社はUBSの9%の発行済み株式所有となり最大の株主となりました。シティーグループは、アブダビ投資庁(ADIA)から75億ドル(約8千億円)の出資を受け入れました。これは4.9%の株式所有となります。
このように政府系ファンドが損失を補う図式となり、なんとも不可思議な様相です。表向きは経営戦略には口は挟まないと言っているものの、何か事が起これば黙っていないはずです。シンガポールは勤勉な国民性で、金融センターとして世界中から資金を集めて運用することで資金リッチな国になり、アブダビ、サウジアラビアなど中東諸国は地下に眠るコスト1バーレル当たり2~3ドルの原油を90ドル近くで売却して何の労なく資金リッチな国になりました。
どんな経緯で資金リッチな国になったものの、ますます影響力が強くなりそうです。また彼らはその原資をドルに連動した形で保有していますから、彼らの相場観でドルの動向が左右されてしまいます。ペルシャ湾岸5カ国が通貨同時切り上げとの観測も出ています。ドル安が根底で構築されつつあるように思えてなりません。
それではFOMCの発表を待ちましょう!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。