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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
FOMCは大方の予想通り0.25%のフェッドファンドレート(FFrate)の引き下げの4.25%, 公定歩合(discount rate)の0.25%引き下げの4.75%とすることを決定しました。声明を読んでみると、今回の引き下げは前回、前々回から続く一貫性を持った引き下げであることが読み取れます。(combined with the policy taken earlier) 声明では明確に経済成長は減速しており、その理由として住宅事情つまり価格低下と消費の減退を読んでいるようです。また原油など商品価格の上昇でインフレリスクも潜在すると明記されています。最後に必要であれば次の一手を打つ準備はあるとして、引き続きFF Rateの引き下げがあることが読み取れます。(will act as needed to foster price stability and sustainable economic growth.)ボストン連銀のローゼングレン総裁が0.50%の引き下げを主張し、今回反対票と投じました。景気が相当悪くなると見るメンバーもいます。
次回(1月30日)、その次(3月18日)にも景気減速の数字が出れば利下げが継続しそうです。米国金利の低下傾向、日本の金利の低位安定からして、日米の金利差縮小傾向、米国景気減速、サブプライムローン関連による信用不安とドル売りを誘う要因ばかりが目につきます。
ボトムラインのドル安継続は明確なようです。
今日のアジア時間帯はドル/円で111.00~110.50の狭いレンジの閑散マーケットと思います。ただ、111.00は重要なチャートポイントですから注意しましょう。投機筋の根っ子のポジションはドルショート(ドル売り)です。私も右に倣えの考えです。
イベントも終わり本格的なクリスマス休暇入りとなり、これからはリラックスして来年の動きでも考える時期です。
用語解説:FOMC(Federal Open Market Committeeの略で連邦公開市場委員会)は、議長(現在バーナンキ氏)以下12人の委員で構成され、金融政策(Monetary Policy)について議論され、金融政策を決定します。Open Market tool(つまりフェッドファンドレート)、discount rate(公定歩合)、そしてreserve requirement(準備金の調整)の三つの調整権限を持っています。年8回開催され(必要があれば緊急委員会も開催されます。)、金融政策決定後声明が発表されます。米国の金融政策動向を読む重要な委員会ですから、為替・金融市場に大きな影響力を与えます。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。