[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
FRB(米連邦準備理事会)が緊急に政策金利(フェデラルファンドレート(FF rate))を0.75%引き下げ、3.5%としました。金融市場は、FEBが非常に現在の景気下振れリスクが深刻であると考えているようで、市場の動きを相当気にしているようです。アジア株の昨日の大幅下落で米国発の景気低迷の芽を少なくとも摘みたいとの思いがあったようです。米ダウ平均は一時400ドル以上の下げを示していましが、最終的には128.11ドルの下落となり、一応FRBに敬意を表したと思われます。これから始まる東京市場を含めたアジアそして公衆の株式市場の動向が注目されます。そして今晩の米株式市場の動向に注目が集まります。今日上がればFRBも一安心というわけです。しかし思うように株価が上がらないと来週1月30日に更に0.25%、場合によっては0.50%の利下げが行われることとなります。
為替市場はドルへの敬意はなかったようです。それは金利の先読みをすれば容易に理解できます。私は先週金曜日のレポートで、もしも緊急利下げがあった場合のドル/円の予想数字を書いてみました。ただその場合は0.50%と仮定して私は書いたのですが。108.50と予想したのですが、昨日の動きを見れば、107.00止まりでした。意外とドルがドル/円では買われなかったとの印象です。だから、敬意を表してもう少し東京時間帯は上がっても良さそうなものです。ただ、金利を読めば、更なるドル金利の下げが来週にも予想されます。ドル/円はビッグピクチャー(ドル安)で進めるべきです。セル オン ラリー(Sell On Rally)作戦で行きましょう。上がって111.00と106.00の中間点108.50近辺だと思います。ただそこまで行くかな~という気もします。
ユーロではユーロが買われドルが売られています。それは金利を読めば簡単です。政策金利で比較するとドル金利3.5%、ユーロ金利4.0%です。これを見ればドルからユーロに資金が流れます。そしてドル金利は3.25%又は3.0%まで今後引き下げられます。ユーロでポジションを持ちたいと考える方は、ユーロ/ドルでポジションは取るべきだと思います。ユーロ金利がまだ明確に読めない中でのユーロ/円でのポジションはお勧めしません。ユーロ金利もどちらかと言えば下げ基調になるのではとの観測が強く、その場合には、ドル/円とユーロ/ドルの乱高下のスピードを予測しなければワークしません。それはプロの為替ディーラーでも至難の技です。もし市場に入るのであれば、頼るはテクニカル分析重視です。ユーロ/ドルのレジスタンスは、ガンチャートの1.4800, 1.5100です。注意しましょう。
それではアジアの株式市場の動向に注目しましょう。
相場はあなたのお友達です。絶対に逆らってはいけません。
それでは今日もがんばりましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
アジア株が大揺れです。兜町が-5.16%、香港-6.77%、上海-7.21%、インド取引停止です。(その後再開され-7.14%)(*日本時間午後4時15分現在。)中国銀行株は重要事項を公開しないなど、いざとなるといかにも共産主義体制の本音が見え隠れします。そしてインド株は一時取引停止と、経済成長が期待されていますが、半面金融体制の脆弱性が露呈されてしまいました。サブプライム問題が欧州ばかりでなく、世界中にウイルスのように感染しています。確実に効くワクチンはなさそうです。鳥インフルエンザの前に、世界中が「サブプライムエンザ」に感染してしまいました。それも、金融体制が弱い国までをも。
東京時間帯には、額賀財務長官が「大規模な市場介入は考えていない。」として市場介入を打ち消されていますが(記者の無理矢理質問と思われますが)、「市場介入」の文言自体が出ることで、逆に市場に釘を打つ効果を狙ったのではと勘ぐります。FRB(米連邦準備理事会)により緊急ミーティングの噂も出ていたようですが、株式市場は日経平均が752.89円以上の大幅下落と効果は全くありません。日本銀行が政策決定会合を開催し現状の政策金利(翌日物金利)を現状維持の0.50%としました。予想通りです。福井総裁は、為替は財務省の管轄だから、間接的な事しか述べることができません。歯がゆい思いがします。
世界的なリスク回避の中で、金までも売られています。現在1オンス856ドルで取引されているようです。(*日本時間午後4時15分現在)これは投機筋のマネーが利食いをかけているからです。1ヶ月で1オンス当たり127ドル上げた反動です。本来であればリスク回避で金は買われるのですが、投機対象となった結果と言えます。それでは、リスク回避でどちらに資金が流れるのでしょうか? まずはキャッシュ(現金)、そして債券へというのがセオリーです。金融市場が安定するまでは、利息なしの元本目減りなしの商品に一時的に滞留します。そして為替市場では、最もわかりやすい通貨ペアに資金が流れてきます。高金利通貨投資に回っていたお金も円に一旦戻そうという動きが加速しているようです。(円キャリートレードの巻き戻し)結果として円に資金が還流して、ドル/円でのドル買いを加速させているというわけです。ドル絡みの他の通貨を見ますと意外と皮肉なことにドルが買われているのです。ということで、日銀口座と皮肉なことに米連邦準備銀行(NY)の口座にもキャッシュがじゃぶじゃぶということになります。
ドル/円は引き続き106.00の攻防が続きます。繰り返しになりますが、106.00の次は101.00です。ユーロはモーニングレポートで説明しましたが、ロングの損切りが出てきますので、注意しましょう。ユーロ/ドルの1.4200 その次は1.3900. 上値では1.4500を注意しましょう。 ユーロ/円は154.00, 151.00 , 148.00が注目の節目です。
金利の動きが見える通貨で勝負するのが、現状の為替相場では鉄則です。変な通貨には手を出さないようにしましょう。
それでは今晩のウォール街の動きを注視しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
中国銀行がサブプライム問題で損失を計上するとの報道を受けて、上海市場、そしてインド株など世界中の株式市場が混乱しています。昨晩はNY市場は休場でないものの、シカゴの先物市場では日経平均が13000円を大きく割り込んでおり、これからの東京市場が気になります。
為替市場はドル/円では106円台を割り込む展開となりました。逃げ場のない資金が一番為替市場で読みやすい円に集まってきているようです。欧州通貨は昨日レポートしました通り、欧州経済に景気の退潮、そして利下げをしないといけないのではとの観測が出来上がりつつあります。ユーロ売りが加速していますが、これは、シカゴのポジションを見てもわかるとおり、ロングが溜まっていて、慌てた投機家、投資家がポジションを落としているからです。損切り相場ですから、トレンドライン形成の場合よりも、動きが強烈となります。ただ、私は損切り相場は乗らないほうが良いというのが持論です。もしも、損切り相場に乗るのであれば、しっかりとした損切りレベルを設定して望まないといけないと思います。というのは本来の動きに戻れば、その勢いはまた強烈だからです。ああ、やっぱりと思っても後の祭りとなります。
今日の焦点は兜町です。そんな訳で今日は少し早くレポートを書いています。株安→円高(但し対ドルについてですが。)のサイクルになり、106.00が硬いレジスタンス(抵抗線)となれば、101.00方向が見えてきます。ユーロ/円での円買いがドル/円でのドル売りを誘発します。ユーロの対ドル、対円で荒っぽい展開になっていますから、注意しましょう。トレンドはユーロ/円での151.00 , ユーロ/ドルでの1.4200を注意しましょう。こちらは損切り相場ですから、乗るには相当の注意が必要です。
今昔物語:これから週一回くらい私の駆け出しディーラー時代のことを話します。もう25年以上も前の話です。皆さんの中にはまだ世に出ていなかった方がいるのではと想像してしまいます。駆け出しディーラーの最初の仕事は、朝早く来ることです。その当時は、電話とテレックス、そしてブローカー(仲介業者)を通して為替取引をしました。朝来ると、海外から大量のテレックスでの注文が入っています。相場をチェックしながら、注文を実行しなければならない順に並べます。これが結構大変で、間違ってしまうと大問題となります。二つ目はローター、AP、時事通信、クイックのニュースチェックです。英語、日本語と全て読み、相場に影響を与えた、又はこれから与えそうなニュースをまとめます。この二つの仕事で、相場観が養われ、駆け出しディーラーとしては、大変鍛えられることとなります。
それではきょうもがんばりましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
ドル/円も106.00割れ寸前。
ユーロ/円 154.00割れは、次の節目は151.00となります。
ユーロ/ドル 1.4500 割れの次の節目は1.4200となります。
ボラタイルな為替市場です。注意しましょう。
それでは、Nice evening again!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
どうにも株安が止まりませんね。兜町が今日は500円以上下げています。株安→円高の図式です。どうにも投資する先がなくて、円に行き着いているとの話もあります。ドル/円が一番現状ではかわりやすい通貨ペアと言えるのかもしれません。
ユーロの金利観に変化が出てきています。今度はECB(欧州中央銀行)理事のノウト・ウエリンク(Nout Wellink)オランダ中銀総裁が、「欧州の経済成長は予想よりも緩やかなものになる。」との発言が出ました。日増しに金融当局者の欧州経済への悲観論が出ています。また、スペインのバルセロナで先週金曜日にイスラム原理主義者の過激派14人(パキスタン人12人とインド人2名)が逮捕されました。爆弾組み立て材料、タイマー4個が押収されました。2004年3月11日のスペイン総選挙前を狙った同時列車爆破テロがありましたが、再びテロがスペインで起こるのではとの連想をさせます。スペインはユーロ圏の一員でありますので、これもユーロ売りも連想させます。
ユーロを為替から分析してみます。シカゴ(CME)のユーロポジションはロングが溜まっています。それはドル金利とユーロ金利の逆転を想定してのポジションです。これは長期的には全く正しいポジションです。しかし、短期的にはユーロの金利下げムードと欧州の景気後退感があり、投資家、投機家を慌てさせています。ひとまず中立(ニュートラル)にポジションを動かす動きがあるようです。ユーロ/ドルの1.4500は需要な節目です。またその下の89日移動平均線1.4473も注意です。ユーロ/円では155.00を割ると大玉の損切りがあると噂されています。ユーロの短期的な地合いの悪さは明確なようです。ユーロのポジションをお持ちの方は中立にしないといけません。
円に話を戻します。福田首相が国会で、「主要国の財政・金融当局は、国際金融システムの安定確保のために、最近の金融市場の混乱を分析し、中期的な対策について検討を開始した。」と答弁されています。もっともなことですが、世界にインパクト与えるためには、どうぞ今週のダボス会議の場で、英語で(通訳を介さないで)発信されることをお勧めします。内向きの政府から外向きの政府に変わらないと、どんどん日本の国力の低下、そして株安となります。福田首相にはダボスで日本のトップセールスマンたる態度で臨んで、日本の魅力について熱く語ってほしいものです。為替はドル/円はユーロ/円での損切り、即ち円買い(ユーロ売り)に押されて、じりじり106.00方向のようです。私は、106.00を大きく割っていくようですと、次の大きな節目の101.00が見えてくると思います。
このレポートを書いていたらユーロ/円が155.00を割ってきました。注意しましょう。ガンチャートでは154.00 そして次が151.00となります。
相場の方向が見えていますから、相場に対しては素直に対応しましょう。相場はあなたのお友達と思い、決して逆らってはいけません。
解説:ダボス会議
世界経済フォーラム(World Economic Forum)が毎年1月下旬にスイスのリゾート地ダボス(Davos)にて毎年開催されます。世界の主要な政治家、企業経営者が一同に会し、本音で議論する場です。今年はトニー・ブレア前英首相、キッシンジャー元米国務補佐官が主要出席者であり、福田首相も出席されます。出席者のリストを閲覧しましたら、日本からは小沢民主党党首も参加されるようです。しかし、政治家が多く、経済界からの参加者が少ないのは残念です。またインド、中国からの参加者が多いのが注目です。日本の地位向上と本音で今後の成長路線を計る意味では重要な会議ですから経済界がこぞって参加すべきではないのでしょうか。どうも日本の経営者の先を見る目がないような気がしてなりません。為替市場でも材料を提供しますので注意が必要ですし、将来の世界経済を展望する上で参考になるかと思います。
それでは Have a nice evening.
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。