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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
アジア株が大揺れです。兜町が-5.16%、香港-6.77%、上海-7.21%、インド取引停止です。(その後再開され-7.14%)(*日本時間午後4時15分現在。)中国銀行株は重要事項を公開しないなど、いざとなるといかにも共産主義体制の本音が見え隠れします。そしてインド株は一時取引停止と、経済成長が期待されていますが、半面金融体制の脆弱性が露呈されてしまいました。サブプライム問題が欧州ばかりでなく、世界中にウイルスのように感染しています。確実に効くワクチンはなさそうです。鳥インフルエンザの前に、世界中が「サブプライムエンザ」に感染してしまいました。それも、金融体制が弱い国までをも。
東京時間帯には、額賀財務長官が「大規模な市場介入は考えていない。」として市場介入を打ち消されていますが(記者の無理矢理質問と思われますが)、「市場介入」の文言自体が出ることで、逆に市場に釘を打つ効果を狙ったのではと勘ぐります。FRB(米連邦準備理事会)により緊急ミーティングの噂も出ていたようですが、株式市場は日経平均が752.89円以上の大幅下落と効果は全くありません。日本銀行が政策決定会合を開催し現状の政策金利(翌日物金利)を現状維持の0.50%としました。予想通りです。福井総裁は、為替は財務省の管轄だから、間接的な事しか述べることができません。歯がゆい思いがします。
世界的なリスク回避の中で、金までも売られています。現在1オンス856ドルで取引されているようです。(*日本時間午後4時15分現在)これは投機筋のマネーが利食いをかけているからです。1ヶ月で1オンス当たり127ドル上げた反動です。本来であればリスク回避で金は買われるのですが、投機対象となった結果と言えます。それでは、リスク回避でどちらに資金が流れるのでしょうか? まずはキャッシュ(現金)、そして債券へというのがセオリーです。金融市場が安定するまでは、利息なしの元本目減りなしの商品に一時的に滞留します。そして為替市場では、最もわかりやすい通貨ペアに資金が流れてきます。高金利通貨投資に回っていたお金も円に一旦戻そうという動きが加速しているようです。(円キャリートレードの巻き戻し)結果として円に資金が還流して、ドル/円でのドル買いを加速させているというわけです。ドル絡みの他の通貨を見ますと意外と皮肉なことにドルが買われているのです。ということで、日銀口座と皮肉なことに米連邦準備銀行(NY)の口座にもキャッシュがじゃぶじゃぶということになります。
ドル/円は引き続き106.00の攻防が続きます。繰り返しになりますが、106.00の次は101.00です。ユーロはモーニングレポートで説明しましたが、ロングの損切りが出てきますので、注意しましょう。ユーロ/ドルの1.4200 その次は1.3900. 上値では1.4500を注意しましょう。 ユーロ/円は154.00, 151.00 , 148.00が注目の節目です。
金利の動きが見える通貨で勝負するのが、現状の為替相場では鉄則です。変な通貨には手を出さないようにしましょう。
それでは今晩のウォール街の動きを注視しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。