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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
典型的な東京市場の様相でした。実需のドル買いが強いようですね。スペキュレイションの市場が欧州市場より始まります。SELL ON RALLYの展開を予想するものの、ひと相場終わった後のようで、利食いのドル買いも多いと思います。ただし、基本はドルショートです。
今日は欧州市場では11月ユーロ圏生産者物価指数 予想4%(前年比 前回3.3%, ユーロ圏12月消費者信頼感指数(予想-8 前回-8)が出ます。ユーロ圏では消費者物価指数が3%を上回っています。今週のECB(欧州中央銀行)による政策金利変更はないと思いますが、インフレ懸念がくすぶり、ドルとの金利差縮小もしくは逆転へと向かうのは確実なようですから、ユーロ買いのドル売りを連想させます。ユーロ圏の金利動向にも注視しましょう。
FRB(米連邦準備理事会)による今月の資金供給内容は市場では評価されているようですが、内容をよく読んでみると新味に欠けるような気がします。昨年12月の資金供給策は金融機関の信用不安から年末に十分な資金供給しましたが、期間が28日と35日と約1ヶ月の期間と1月中に償還期限が来ます。借りた金融機関は1月中に返済することとなります。1月にも信用不安を起しそうな金融機関救済のために、入札方式で再度28日の期間で不安のありそうな金融機関はどうぞ応札してくださいということのようです。融資額は600億ドルと12月よりも200億ドル多くなっていますが。念には念を入れての救済策のようです。今月のFRBの目玉はこの資金供給策と1月30日のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げのようです。
懐かしい名前が最近メディアに登場します。サマーズ元米財務長官がFT(フィナンシャル・タイムズ紙)に昨今の米景気減速に対して財政政策を米政府はとるべきだと提言しています。それには下記の条件付とのです。
1.タイムリーに政策を実行すること。
2.目標(ターゲット)を設定すること。
3.一時的な効果を狙った政策にすること。(例えば1年限定)さもないと負の遺産を残すこととなり、結果的に長期金利上昇につながる。
規模的には500億ドル~750億ドル(約5.5兆円~約8.2兆円)の財政政策をとれば、GDP(国内総生産)を1%押し上げることが可能との推測です。金融政策当局(FRB)の負担軽減と柔軟性を持たせることができるとのことのようです。
財政と金融の両者が協力して景気浮揚にあたれば、景気の谷間も短くなります。大いに結構なことで、ブッシュ大統領、ポールソン財務長官は耳を貸すべきではないのでしょうか。それがドル安を食い止める最良の策のように思われるのですが。
今昔物語:初詣:昔大手町お濠沿いに大手都銀S銀行がありました。現在は合併して日本最大のM銀行となっています。S銀行資金証券為替部の初詣は勝負の神様を詣でるということで、大手町平将門の塚、神田明神、そして御徒町の徳大寺摩利支天の三ヶ所がコースとなっていました。新春初日午前中はチーフディーラークラスがマイクロバスで揃ってお出かけして相場の神様にご挨拶ということで、相場が動いていても大切な恒例行事となっていました。この銀行は昔から大変な額の為替相場を張ることで有名でした。私もポジションを聞いてびっくり仰天でした。サラリーマンディーラーが多い中、サムライディーラーを輩出した数少ない邦銀さんでした。私もそれを聞いてからは、平将門の塚以外は毎年欠かさず初詣をしています。ご利益のほどは定かではありませんが。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
先週金曜日のNY市場はFRB(米連邦準備理事会)に対して更に利下げを催促する市場の動きとなりました。12月の非農業部門の雇用者数が18,000人増(前月比)と市場予想の70,000人より大幅に低い数字が出ました。また12月の失業率自体が5%と2年1ヶ月ぶりの低水準となりました。株式市場が大幅下落、債券買いへと走りました。ただ、その後FRBが入札金利方式により、金融機関向けに600億ドル(約6.5兆円)を今月までに資金供給すると発表したことで若干市場は落ちついたようでした。
為替市場はSELL ON RALLYの様相です。相場が戻ったところで売りを仕掛けると言う意味で使われる言葉です。今月30日開催のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ催促相場となり、ドル売りが加速しています。シカゴ先物金利市場では、66%が0.50%の利下げ、30%が0.25%と利下げの予想と、大幅利下げを期待する向きが増えています。ドル/円は、海外勢の中には前月のクリスマス明けにドルショート(ドル売り)ポジションを作った向きには、既に5円ほどの利益をあげることのできる水準となっています。ガンチャートの111と106の中間点の108.50近辺ではどうしても利食いのドル買いが出てくると思われます。また今日は本格的に日本の実需筋が市場に入ってきます。輸出業者、輸入業者の担当者はサラリーマンですから、東京市場でのベストなレートでのドル買い、ドル売りの先物予約を入れます。そこには投機的な要素(スペキュレーション)は入りません。仲値(午前10時)で予約したり、日中のベストと思われるレートで予約を入れます。どうしても日本のサラリーマン担当者は上司、部長、担当重役の顔色を見ながら業務を行いますから投機的要素は入り込みません。従ってドル/円の108円台は輸入業者にとっては絶好のドル買い予約を入れる水準であり、また輸出業者にとってはためらいつつもドル売り予約をいれないといけない水準です。そんなわけで、東京市場ではドル/円はこのあたりで若干戻すのではないのでしょうか。戻ったところは海外投機筋のドル売り仕掛けに遭遇することになるのではと思います。東京市場でドルが戻し、海外市場でドルが売られる癖が生きているようです。
今週は一休みの展開かとは思いますが、ビッグピクチャーでのドルショートが基本です。ひと相場終わった後の動きと思います。ドル/円での106.00は視野に入れておくべきだと思います。
シカゴ筋情報:12月31日時点:
円ネットロング920枚(-3,093枚(前週比))、ユーロネットロング36,655枚(+6,014枚)、ポンドネットショート-1,989枚(ネットショートにポジション転換し-11,115枚)、スイスフランネットショート4,619枚(ネットショートが6,878枚減少)、オージーネットロング18,024枚(+4,484枚)
ドル/円は12月31日は112円前後ですから、この時点でほぼポジションゼロです。このあたりの水準からシカゴ筋がドル売りで仕掛けに入っているのではと想像できます。またユーロでのロング、ポンドのショートへと動いているのが伺えます。相場の流れがなんとなく見えてきますね。そして逃避通貨としてのスイスフラン買いの兆しが出ています。オージーは引き続きシカゴ筋には人気のようですね。
それでは今週もよろしくお願いします。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
1月7日 (月) 欧州 12月ユーロ圏消費者信頼感指数
欧州 11月ユーロ圏失業率
1月8日 (火) 欧州 11月ユーロ圏小売売上高
1月9日 (水) 欧州 ユーロ圏第三四半期GDP
(域内総生産)
1月10日(木) 日 11月景気先行指数
欧州 ECB(欧州中央銀行)
金融政策決定会合 現行金利4.0%
(金利変更なしの予想)
英国 BOE(イングランド銀行)
金融政策決定会合 現行金利5.5%
(金利変更なしの予想)
1月11日 (金) 米 11月貿易収支
(前月578億ドル赤字)
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
昨日の為替市場は大きな動きの中の小休止といったところではないのでしょうか。短期売買目的の投資家は、ドルショート(ドル売り)ポジションの利食いをしているようです。逆に多くの投資家がドルが買い戻された状況でドル売りポジションを作ろうとしているように思えます。
NY市場では民間雇用サービス会社のオートマティック・データ・プロセシング(ADP)発表の12月の民間就業者数が4万人増と市場予想よりも良かったので、ドルショートポジションのプレイヤーがすかさず利食いを入れたようです。ドル/円で108円台前半をつけていたようですが、すぐに109円台に戻っています。今晩発表の米雇用統計で今月の流れを確実なものにする雰囲気があります。12月の非農業部門の雇用者数の市場予想は70,000人増です。この数字によって、1月30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ催促相場となってゆきます。
ドル/円はガンチャートの111.00と106.00の中間点つまり108.50近辺ではどうしても一度も見合いの状態になります。109円台は投資家が更にドルショートを積みあける思案をするレンジです。入るタイミングをはかっているといえます。縄跳びで(私は苦手ですが)輪の中にどのタイミングで入るかとの状況と同じと言えます。ユーロ/ドルでの1.4800も要注意です。
現在の為替相場はマスコミなどは円高、円高とはやしていますが、決して円高ではありません。ドル安という認識で対応しましょう。現にユーロ/円のレートは160円台であり、昨年、一昨年は150, 140円台でした。マスコミ報道に振り回されなく冷静に為替市場の動向を読み取る必要があると思います。
現在私が特に注目しているのが、原油相場と金相場です。原油高で潤う中東の政府系ファンド筋の動向を占う指針となります。この動きによりドルの方向性が見えてくるのではと思います。FRB(米連邦準備理事会)が気にしているのはインフレ問題とサブプライム問題の両方を熟慮しないといけないということです。スタググレーション(インフレの下での不景気)を最も気にしているわけです。利下げのタイミングが難しそうでそこが為替相場を読む面白さと言えます。
それでは今年もがんばりましょう!!!!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
皆さんのんびりとブログ読んでください。
昨晩のNY市場では米経済の悲観論が加速しました。注目していました12月ISM製造業景況指数が47.7と市場予想の50.9を大幅に下回り、景気の分岐点となる50も割ってしまいました。また昨年12月11日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が公開され、景気の悲観論が理事の間で確認され、景気又はインフレが悪化した場合には利下げの準備をすることを明確に述べていることが注目されました。
金融市場は大きく動きました。為替以外では大幅株安、原油価格の指標となるWTIが1バーレルあたり初めて100ドルをつけました。そして景気見通し及びドルが不安定な時に買われる金が前営業日比22ドル高の1オンス860ドルをつけました。
為替市場は他の金融市場と同様の反応を示しました。ドル売りです。特にドル/円が主役のようでした。理由は端的にいえば、シカゴ筋、投機筋、ヘッジファンド筋ともポジションが軽かったため、ユーロ/ドルよりも仕掛けやすかったといえます。ドル/円はNY下値109.22までつけたようです。ユーロ/ドルは意外と狭いレンジに終始したようです。そしてやはり逃避避難先通貨としてスイスフランに買いが集まったようです。ということで昨晩の主役は円とスイスフランということでした。ドル/円は私が注目していました111.00をあっさりと割りましたので次の節目の106.00まで向かう可能性があります。ユーロ/ドルはまだ1.4800をつけていませんから、もみ合いが続くと可能性が高い。それを破れば1.5100がターゲットとなります。円が狙い打ちされている可能性は否定できません。なにせポジションが軽い!
今日はちょっと一休みの明日の米雇用統計が注目されます。12月の非農業部門雇用者数の市場予想は+70,000人です。この水準から実際の数字がどれほど乖離しているかによって金融市場が動くこととなります。明日の晩は注目です。
スペイン通信:スペインの新年の迎え方はちょっとおもしろいです。新年の12時の鐘の音の前12秒からブドウ(uva(ウバ)とスペイン語では言います。)の粒を一粒づつ食べます。12粒食べたところで新年を向かえ、お互いにキスをして、シャンパンで乾杯します。12粒食べるところが東洋での12支と似ているところが面白いですね。人間洋の東西を問わず考え方が似ているのではと思っています。その後は大騒ぎが朝まで続くのがスペインの新年の迎え方です。
それでは皆さん引き続きゆっくりと休養しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。