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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
昨晩やっぱり為替が大きく動きました。全面的なドル売りです。以前はインフレ懸念の質への逃避、そして金買いという流れでしたが、今回は米ファンダメンタルズ(基礎的経済要因)が悪くドル売りの質への逃避、そして通貨としての仮面を持つ金へ資金が流れているようです。金価格の動向に目が離せません。
昨晩の流れを順に追ってゆきましょう。英国の1月の小売売上高が発表され予想の+0.2%(前月比)とは反対に良い数字の+0.8%と出ました。キング総裁が一番気にしているインフレ懸念を想像させる数字です。これで、来月6日のBOE(イングランド銀行)の政策決定委員会での利下げの議論が剥げ落ちそうです。ポンドの買戻しが進みました。また後ほど説明の米経済指標の悪化で更にポンド買いが進みました。欧州時間帯では欧州委員会がユーロ圏の2008年のインフレ見通しを発表し2.1%から2.6%に引き上げました。またGDP(域内総生産)見通しは2.2%から1.8%に引き下げられました。ユーロ圏域内の目標インフレ率は2.0%ですから、かなり高く、これはECB(欧州中央銀行)のタカ派(利上げ派)の勢いをつける形となります。トルシェECB総裁、ウェーバー独連銀総裁を中心としたタカ派はほくそ笑んでいると思います。金利市場でもEURIBOR(Euro area interbank offered rate金利先物市場でプロの金利ディーラーが相場を張る市場のレートです。)の2月21日の6月限レートが4.03%であったのが、4.11%まで昨日上昇しています。ひょっとしてECBによる利下げは当分ないのではとの思惑まで出てきています。ユーロ/ドルは、注目の1.4800を上回ってきています。(ドル要因もありますが。)
そして米国市場です。2月のフィラデルフィア連銀業況指数が-24と予想の-12を大幅に上回る悪い数字となりました。1月の景気先行指数は0.1%とこちらは予想通りです。ドルが全面的に売られる展開となりました。もっとも3月18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での0.50%の利下げは織り込み済みですが。ドル売りの金買いとなりました。
為替市場ではポンドがポンド金利の現状維持とドル売りで倍に反応をしました。ポンド/ドルでの1.9700が視野に入ってきました。私は金利重視の相場観で現在為替を見ています。ユーロ/ドルは重要な節目の1.4800を上回り、この節目がサポート(支持線)となれば、再度1.5100の挑戦もあるのかなという気になってきています。それは、ユーロ圏のインフレ率が目標の2.0%を遥かに上回るレベルだからです。ドル/円は、ドル要因だけ見ればよい状態ですから、利食いのドル買い戻しではなく、更なる攻めのドル売りが出ていたのではと思うのですが、私の重視する106.00まではまだまだです。といことでドル/円は106.00~108.50を抜けきれません。一度ドルのセリングクライマックスを迎えて、ドルのV字型ドル高のシナリオを早く描きたいのですが、なかなか達成感が出てきません。
思い出:東京丸ビルでの朝飯:朝飯シリーズですが、1980年代、私は丸の内仲通りにありました金融機関に勤めていました。朝が早い仕事でしたが、丸ビルの仲通り沿いの一階にあった老夫婦経営の和食屋さんで朝飯を食べてから、オフィスに歩いて行ったものでした。ご飯に味噌汁、焼き魚、海苔、豆腐、卵焼きなどなどと、お袋の味を思い出させてくれる店でした。全く飾り気もなく、落着いた下町の定食屋さんといった雰囲気でした。電車の中で日本経済新聞を読み終え、為替相場今日どうなるのかなと考えて、そしてこちらの定食屋さんで一服です。先頃このあたりを訪れると、もう昔の古い丸ビルはなく、近代的な新丸ビルとなっていて、まったく昔の面影はありません。ひなびた老夫婦経営の店なんてあるはずないと思ってしまいます。カタカナ文字、英語文字の店ばかりで、日本古来の純粋で簡単な和食を提供する店など絶対にないようですね。あったら是非教えてください。最近丸の内仲通りを歩いても、どこか場違いな所に来てしまったなと思い始めている私です。
それでは金曜日最後のエネルギーを振り絞ってがんばりましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
兜町が昨日の大幅下落は取り戻せないものの、かなりの上昇でした。まずは株式投資家さんは一安心といったところでしょうか。為替市場は、海外市場で主な動きをしていて、アジア時間帯はお休み気分です。そんな時には最近動いてくれるオージー(オーストラリアドル)頼みかと思っていましたが、こちらも小動きです。ただ、トレンドラインには乗ってきているようで、オージー/ドルの0.9200回復が見えてきています。
日本の1月の貿易収支が発表されました。何と793億円の赤字です。去年の1月以来とのことですね。原油高が輸入額を押し上げ、逆にサプブライムウィルスで傷んでる米国への輸出が減ってきているとのことです。リカップリング(再連動)ですね。
今後の予定ですが、実は今日はECB(欧州中央銀行)定例理事会がフランフルトで行われます。ただし、記者会見はありませんから、政策金利の変更などはなさそうです。通常1ヶ月2回の割合で実は開催されています。今頃からインフレ懸念の話、いや米国発のウィルス感染度の議論と、トルシェ総裁を中心に次回に向けての議論がなされています。ユーロ圏の直近インフレ率3.2%、ユーロ目標圏2%ということを考えると利下げの議論の余地は現在は少ないと思います。これが、ユーロ高がサポートされている要因です。欧州時間帯では、英国の1月の小売売上高(予想-0.4%前月比)が出されます。もし利下げがあるとしたら、もともと金利ベースの高いBOE(イングランド銀行)ですから、材料になります。小売売上高が良いと、個人の可処分所得が多いということで、利下げの雰囲気は吹き飛びます。若干のポンド買戻しか? でも流れはポンド売り方向のようです。米国時間帯で最も注目されるのが2月のフィラデルフィア連銀業況指数です。予想は-12です。また1月の景気先行指数(予想-0.1%)も発表です。昨日の教訓から、インフレ懸念、好況を連想させる数字ですとドルの買戻しがドル/円、そして特にポンド/ドルで出る傾向が顕著かと思います。
ドル/円の108.50, ユーロ/ドルの1.4500~1.4800, ポンド/ドルの1.9000~1.9700の各節目を注目しましょう。クロス円は、ドル/円がどちらかと言えばドル買い戻しが強いので、ユーロ/円、ポンド/円とも短期のブルトレンド(強気)の流れのようです。当然オージー/円もブルトレンドです。このクロスの通貨ペアが一番高枕で寝ることができます。何せシカゴ筋が支えてくれています。
今日はFOMC議事録の読み込みで疲れましたので、イーブニングレポートはこれくらいにしておきます。年ですね!
それでは Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録(Minutes)は経済予測を含めて8ページではなく、議事録15ページ、経済予測8ページの合計23ページでした。長すぎる! ばっさりと斜め読みとしました。
FOMCの1月29/30日分についての議事録を読んでみました。ざっと読んでいって、最後の方をみたら、電話会議が2度行われていたことが分りました。1月9日と1月21日で、後者の21日には0.75%の緊急利下げが行われたことは分るのですが、1月9日にもありました。状況を私のノートで調べてみましたら、サブプライム問題で米カントリー・ワイド・フィナンシャルの倒産の噂と走り書きしてありました。ということは、1月9日の時点でバーナンキFRB(連邦準備委員会)議長は既に緊急利下げもカードとして考えていたことが分ります。かなりFRB自体が機動的に動けるということは重要で、また新発見です。
ポイントを探しました。FOMCは金融政策の効果が、物価安定と持続的な経済成長を支えるために行動する。今回大半のメンバーは政府による景気刺激策の効果が出て、年後半での米経済成長を支えると期待している。一部メンバーからは、短期での効果に疑問符との意見が出た。そして、大半のメンバーは今回の委員会でFRBの更なる大幅な緩和政策(利下げ)を行なわなければならないと強く思った。原文では、「Most members believed that a further significant easing policy was warranted at this meeting.」
数人のメンバーからは、金融政策は景気を刺激対策であるべきであり、経済が成長路線に乗り、下振れリスクが引いたら、金利方向を反転させる決定をすることが重要であるとの意見が出た。ということは、米景気が底を打ち、景気上向きの兆しが出たら、直ちに元の政策金利レベル(4~5%レベルではないか(私の思い込みですが。))の方向に利上げをする可能性が高いということです。一定期間最低レベル例えば2.0~2.5%政策金利維持の期間は短いと考えなければならないということです。ということは、金利差重視の為替相場では、ドル安からのV字型のドル高局面もシナリオに入れておかないといけないということです。これとっても重要です。ファンド筋がV字型のドル高局面の筋書きを描き始めたら、為替の世界はどんどん先先へと突っ走る可能性が出てきます。シカゴ筋のポジションの監視は重要です。
海外の経済状況については、日本:昨年末時点での原油高による景況感の悪化、ユーロ圏:昨年末にかけて小売を中心に景況感の落ち込みが見られる、英国:昨年第3四半期でのGDP落ち込み、 アジア地区:緩やかな成長、 そして最も景気が良いのがアルゼンチン経済と書いてあります。
けっこう長くなりましたから、特別レポートとしました。ご参考ください。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
昨晩は米国経済指標で一喜一憂の為替市場でした。でも、朝起きたら、微妙な金利観のずれで納得のレベルに各通貨は推移していると私は感じました。皆さんはいかがでしょうか?
昨晩を振り返ってみましょう。データは、1月のCPI(消費者物価指数)は予想が+0.3%のところで、+0.4%(前月比)、食品とエネルギーを除いたコアの部分が、予想が+0.2%のところが、+0.3%(前月比)と、大して変化がないな、そして前日に悪い数字(インフレ懸念を煽る高い数字)がでるとの噂で動いていましたので。そして同時に1月の住宅着工件数が101.2万戸と予想とどんぴしゃりで、依然住宅環境は悪いなと印象です。そして、先月29/30日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が公開され、追加利下げ示唆の内容と、米経済成長率の下方修正(1.8~2.5%から1.3~2.0%)とインフレ警戒の数字(1.7~1.9%から2.0~2.2%へ上方修正)との内容です。米経済成長率は世界基準の常識レベル(IMFは1.5%予想)をFRB(米連邦準備理事会)が認識したに過ぎないのではとの印象ですが。
それでは為替市場を見てみましょう。微妙な金利観のずれが見事に反映されています。今日の予想含めて書きたいと思います。
1.ドル/円:円の金利はほぼゼロ金利政策と変わりなく、日本銀行は動きのとれない状況に追い込まれています。従って、純粋に米国金利の相場観のみで動いています。そこで思い出さなければいけないのはシカゴ筋、つまりファンド筋のポジション状況です。既にドルショート(ドル売り)/円ロング(円買い)で高みの見物で利食いのタイミングを待っています。従って、昨日売ったものの、攻め切れなくて買い戻している状況ではと思います。ただし、根っ子には十分な円ロングポジションが依然あるようです。今日はまた108.00に戻ってきましたから、サラリーマン輸出財務担当者が上司の顔色を伺いながらドル売り予約を入れることでしょう。頭が重そうです。またリパトリ(三月末の決算用の海外外債利息などの円への転換(円転と言います。)のドル売りも出そうです。106.00~108.50のレンジ変わらずですね。
2.ユーロ/ドル:ドイツの一番大きな州のノイトライン・ウェストファーレン州のリュトガース首相が、同州内州立銀行(West LB?)が世界的なクレジット市場混乱の影響で危機的状況にあるとの認識との報道が伝わりました。ECB(欧州中央銀行)による利下げをイメージさせますが、よく考えるとユーロ圏のインフレ率は3%以上とインフレ抑制を最大課題としているECBには受け入れないとの発想か、一旦ユーロは売られたものの、昨日の東京市場オープンのレベルまで戻っています。ということで、レンジの1.4500~1.4800のレンジを抜け切れず。ユーロの戻しが強いのを認識したしだいです、
3.ポンド/ドル:こちらが一番金利の微妙な相場観を反映しています。確かにドルが買い戻されましたが、ユーロと比べて戻りません。1.94台の前半止まりで、昨日の1.94台後半には買われません。ということは、米国のウイルスの感染で一番深刻で、相対的に金利の高いポンドの利下げの可能性の方がECBよりもBOE(イングランド銀行)の方が早く着手するとの認識が強いようです。シカゴ筋もポンドショート(ポンド売り)に走っていることからも分ります。しかし、1.9000~1.9700の大きなレンジの範囲内です。インフレ懸念が強いものの、相場はポンド売りで進んでいるようです。
4.オージー(オーストラリアドル)/米ドル:こちらはドル買い戻しが入ったものの、再び0.9200を目指しています。追加利上げがオーストラリア準備銀行の議事録に明記されていますから、安心してシカゴ筋が買っていますね。0.9600方向を読みます。下は0.9100が重要な節目です。
円クロスでポジションお持ちの方は、ドル/円との動きと連動して読んで下さい。
これから8ページに渡るFOMCの議事録をじっくりと読んでみたいと思います。深読み部分がありましたら、イーブニングレポートで報告します。
スペイン通信:コソボ問題:スペインはコソボ自治州の独立に絶対に反対です。それは、スペインが多民族、異文化の人たちの集まりだからです。北部のバスク地方、西部のガリシア地方(もともとケルト文化の血を引く人たちがルーツです。)、東部のカタルーニャ地方の3地区は独自の言語と文化を有しています。特に、バスク地方は、スペイン全国の中で、重工業及び金融に強く一人当たりの所得も一番高いのです。従って独立心が住民の間で旺盛です。ETA(エタと呼びます。)と呼ばれるバスク地方の分離独立を強行に主張する過激派グループが存在し、スペイン各地で要人を狙ったテロ活動を続けています。従って、スペインがコソボ自治州の独立を支持してしまうと、特にバスク地方での独立運動が盛り上がる可能性があります。従って、スペインはどうしてもコソボ自治州のセルビアからの独立には絶対に反対する理由があるのです。仮にですが、分離独立して、バスク共和国でも誕生すると、カタルーニャ共和国、ガリシア共和国がつぎつぎと誕生する運びになってしまうかもしれません。そうすると現在のイベリア半島にはポルトガルを含めて、5カ国がひしめくこととなります。こんなスペインを私は見たくはありません。こんな事情が、他の欧州主要国とコソボ問題への対応が違うことがお分かりかと思います。私も絶対コソボ独立反対です。でも親米です。
それでは今日もがんばりましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
午後の兜町の急落にはびっくりですね。材料は今後の為替市場で影響する可能性が出てきますので列挙します。
1.米著名ファンド コールバーグ・クラビス・ロパーツ(KKR Kohlberg Kravis Roberts & Co.)が傘下の金融会社がコマーシャル・ペーパー(CP通常数ヶ月単位の期間で資金調達用に発行します。)の償還期日の延期を要請しているとの記事がFT(英ファイナンシャル・タイムズ紙)に出ています。FTによると今回は2回目の延期要請であり、6ヶ月以内の期間とのことです。
2.クレディ・スイス(スイスの大手金融機関)が28.5億ドル(約3000億円)の資産担保証券に対して評価損計上の話。
3.クレディ・アグリコール(フランスの大手金融機関)が6.5~9億ユーロ(約1000~1400億円)のサブプライム関連で評価損失計上の話。
4.モノライン(米金融保証会社)アムバック首脳が会社分割を否定したとのニュース。保証契約者全員の保護を目指す。
どれも、信用不安を連想させるニュースばかりです。今週からまたサブプライム関連での話でドル売りに反応する傾向がありますから、今晩のNY市場は要注意です。
これからの海外市場では、上記の材料に加え、要注意米経済指標が発表されます。それも日本時間午後10時30分に同時に発表されます。 1月のCPI(消費者物価指数 予想+0.3%(前月比)、食品とエネルギーを除いた数字の予想:+0.2%(前月比))が出ます。昨日からインフレ懸念の悪い数字が出るのではとの噂からドルが売られていましたから注意しましょう。そして1月の住宅着工件数(予想101万戸)も発表です。インフレ懸念を煽る数字例えば0.6%とか1.0%などの数字が出て、しかも住宅着工で悪い数字例えば90万戸というような数字が出ると市場は混乱します。取り敢えずドル売りでしょうが、CPIの数字からインフレ懸念の台頭し、ひょっとして来月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では利下げが見送られるとおっしゃる市場関係者も出てきます。ドル/円でどっしりと構えて利食い待ちのシカゴ筋が買い戻しに入るかどうか。逆にCPIで低い数字が出て、インフレ懸念なし、そして住宅着工率が悪い数字が出ると素直にドル売りか。シカゴ先物市場では3月18日に0.50%利下げは完璧に織り込み済みです。昨日一瞬全ての通貨に対してドル売りに反応しましたので、今日どうなるか注視しましょう。先月29~30日開催のFOMC((米連邦公開市場委員会)の議事録の内容も公開され、今後も利下げのヒントも出るかもしれません。
ドル/円での106.00~108.50, ユーロ/ドルでの1.4500~1.4800, ポンド/ドルでの1.9000~1.9700の各節目に注意です。ポジション・スタンスについては、モーニングレポート通りです。
オージー(オーストラリアドル)/ドルでは、今日かなり利食いも出ていたようです。ただ、利上げ継続のオーストラリア準備銀行の姿勢からして、Buy on dips(押し目買い)とスタンスで行きましょう。シカゴ筋が現在もっとも安心してポジションを積み上げている通貨ペアです。下の0.9100 上の0.9600が重要な節目です。
余談:ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領について:チャベス大統領は本当に変わり者です。昨年11月開催のイベロ・アメリカ・サミット(スペイン語圏・ポルトガル語圏の国々による首脳会議、欧州のスペイン・ポルトガルと中南米諸国が加盟国です。)の場で、フォアン・カルロス・スペイン国王から、スペイン語で「¿Por qué no te callas? ポルケ ノ テ カジャス」と諌められました。日本語では、「黙ったらどうだ!、また端的に 黙れ!」です。スペインのイラク参戦を決めたアスナール前スペイン首相をヒトラー同様のファシストだと言い続けたからです。国王が「黙れ」と一国の大統領を叱ったことで、このスペイン語がスペインでは昨年の流行語大賞となり、携帯電話の着信ボイスとして約50万人の申し込みがあったとのことです。チャベス大統領は、引退を表明したキューバのカストロ議長、イラン大統領と組んで反米の包囲網を築こうとしています。北の将軍様も仲間に入れようと画策しています。国内的には、貧困層に対して、無償での医療、教育を提供しており、大変な人気です。マラカイボ湖湖底に眠る膨大な原油を武器に、反米を強めており、また奇怪な行動をすることで有名です。スペイン公式訪問でも普段着で現れ、とても一国の元首たる振る舞いを全くしません。ベネズエラに建つスペイン企業の石油精製所を国営化するとの突然の発言などたびたびです。欧州からも大反発の大統領です。チャベス大統領からは今後も目が離せません。
それでは今晩の経済指標に注視しましょう。 Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。