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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録(Minutes)は経済予測を含めて8ページではなく、議事録15ページ、経済予測8ページの合計23ページでした。長すぎる! ばっさりと斜め読みとしました。
FOMCの1月29/30日分についての議事録を読んでみました。ざっと読んでいって、最後の方をみたら、電話会議が2度行われていたことが分りました。1月9日と1月21日で、後者の21日には0.75%の緊急利下げが行われたことは分るのですが、1月9日にもありました。状況を私のノートで調べてみましたら、サブプライム問題で米カントリー・ワイド・フィナンシャルの倒産の噂と走り書きしてありました。ということは、1月9日の時点でバーナンキFRB(連邦準備委員会)議長は既に緊急利下げもカードとして考えていたことが分ります。かなりFRB自体が機動的に動けるということは重要で、また新発見です。
ポイントを探しました。FOMCは金融政策の効果が、物価安定と持続的な経済成長を支えるために行動する。今回大半のメンバーは政府による景気刺激策の効果が出て、年後半での米経済成長を支えると期待している。一部メンバーからは、短期での効果に疑問符との意見が出た。そして、大半のメンバーは今回の委員会でFRBの更なる大幅な緩和政策(利下げ)を行なわなければならないと強く思った。原文では、「Most members believed that a further significant easing policy was warranted at this meeting.」
数人のメンバーからは、金融政策は景気を刺激対策であるべきであり、経済が成長路線に乗り、下振れリスクが引いたら、金利方向を反転させる決定をすることが重要であるとの意見が出た。ということは、米景気が底を打ち、景気上向きの兆しが出たら、直ちに元の政策金利レベル(4~5%レベルではないか(私の思い込みですが。))の方向に利上げをする可能性が高いということです。一定期間最低レベル例えば2.0~2.5%政策金利維持の期間は短いと考えなければならないということです。ということは、金利差重視の為替相場では、ドル安からのV字型のドル高局面もシナリオに入れておかないといけないということです。これとっても重要です。ファンド筋がV字型のドル高局面の筋書きを描き始めたら、為替の世界はどんどん先先へと突っ走る可能性が出てきます。シカゴ筋のポジションの監視は重要です。
海外の経済状況については、日本:昨年末時点での原油高による景況感の悪化、ユーロ圏:昨年末にかけて小売を中心に景況感の落ち込みが見られる、英国:昨年第3四半期でのGDP落ち込み、 アジア地区:緩やかな成長、 そして最も景気が良いのがアルゼンチン経済と書いてあります。
けっこう長くなりましたから、特別レポートとしました。ご参考ください。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。