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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

中東の政府系ファンドが存在感を誇示する時代になってきましたが、資源大国ロシアが政府系ファンドとして日本への投資を開始したとの記事を目にして、時代の流れを感じます。320億ドル(約34000億円)での運用開始です。シベリアに眠る天然資源は地球最後の宝物と言われています。原油など必然的に資源高となる中で、稼いだ外貨が必然的に山積みされます。当然運用となるようです。政府系ファンドの先駆けとして1980年代1990年代には、白熊だとかパンダ(中国)が出たとかと為替市場で噂が出ました。そのころから、ロシア(旧ソ連)は外為市場に熱心でした。ロシアに近い銀行が大量に注文を出すと、ロシアからの動きではないかとよく言われました。そんな訳で、今度はニュー白熊君の登場です。原油が米ドルで決済されていれば、他の通貨、他の通貨の投資商品への転換が出てきます。これは政府系ファンド筋が米ドルからユーロを中心とした他の通貨に分散する方針がありますから、ドル安の流れを心理的に生み出しそうですね。今後もどんどん資源太りとなりますから、今後の投資方針を注目する必要があります。日本株に投資するということは、少しは円買い需要はありそうですね。また、ルーブルが2011年から変動相場制に完全移行するとのことです。ルーブルが人民元とともに10年後の基軸通貨となれば、世界的な外国為替の世界が変わってきそうですね。その中で、わが円はどうなることやら。日本は益々衰退の一途のように思えて残念でなりません。

 

 

湾岸産油国が通貨切り上げとドルとの連動停止を検討しているとの記事も目にしました。こちらも資源太りの国々がドル下落を案ずる対抗策のようです。分散投資のユーロ買いのかなりの部分が流れてゆくのではと想像できます。その意味で、長期のドル安・ユーロ高は世の中の流れと言えます。そして円にもその一部が流れてくる仕組みを提案するのが、福田首相の役目です。グローバルスタンダード対応モードの規制緩和・新規参入と、言い古された言葉ですが、いまだにその意味合いは重そうです。これも早く実行に移さないと、日本は世界の孤児となってしまいます。

 

 

アメリカ人がスーパーボールに釘付けで、相場を動かすパワーはありません。今晩も目立った経済指標が出るわけでもなし、NYジャイアンツが勝ったことで、NY市場参加者は「よっしゃ!」の気持ちで、月曜日の朝を迎えますから、株堅調のドル堅調かも知れませんね。アメリカ人は本当にスポーツ好きですから、素直に反応するかもしれません。(余談で続編を)短期的には、次のストカスティック分析で説明していますが、ユーロ/ドルでのドル買戻し、ドル/円でのドル買戻しがすすむかもしれません。ドル/円での107.50近辺への上昇とユーロ/ドルでの1.4750近辺までの下落はひょっとしてという雰囲気です。ただ1.4800を割らなければ、まだユーロ/ドルはブルトレンド(ユーロ強気)かと思います。

 

 

ユーロ/ドルをストカスティックで分析するとファーストとスローが交錯しました。しかも80%以上の高い水準で。ということは、短期的にはユーロの売りサインです。ということは現在1.4800近辺でうろうろしていますが、下に向かう可能性(ユーロ売り・ドル買い)があります。相場に入る場合は、80パーセントはテクニカルで入るべきだという格言があります。短期売買トレーダーはユーロショート(ユーロ売り)も一考です。また、ユーロ/円もファーストとスローもちょうど80%近辺で交錯とユーロ売りサインです。これはくれぐれもストカスティック分析についてのみの判断ですのでご注意を。

 

 

オージーについてですが、明日オーストラリア準備銀行(Reserve Bank of Australia

の理事会が開催される予定です。ホームページに飛んで調べてみましたら、午後2時半に理事会の結果発表と出ていました。ということは時差を考慮すると日本ではお昼の12時半です。利上げ観測もあるようですので、注意しましょう。現在の政策金利は6.75%です。

 

 

余談:今日米国はスパーサンデイと多くの米国人はアメフトのスーパーボールに釘付けです。ちょうど日本時間の月曜日の午前中です。昔私の座っていた席の後ろにテレビが置いてありました。それはCNNとかNHKなどリアルタイムでニュースを見るためです。しかし、この日ばかりは、社内のアメリカ人がずっと居座ります。私の後ろに3つほどのテレビ桟敷が。(バスケットボールのファイナルも同じ状態になります。)今年は、NY ジャイアンツが劇的に最後にニューイングランド・ペイトリオッツを逆転で下したようで、NFCが勝ったのと、NYのチームが勝ったので、ウォール街に好影響を与えることを期待したいですね。NFCが勝つと確か株が上がるといわれています。またNYのご祝儀相場に今日のダウ平均も急上昇するのではと思われます。今日は兜町も援軍できそうです。ということは、今日のNY市場では短期的にはドル高になりそうです!

 

 

それでは Have a nice evening!

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

 

金曜日の晩はいかがお過ごしでしたでしょうか? 気迷いの経済指標で、大変混乱したようでした。

 

 

振り返ってみましょう。1月の非農業部門雇用者数はマイナス17,000人でしたが、12月の数字が18,000人から82,000人に上方修正されました。ということは、一見1月の数字はマイナスと市場にインパクトを与えましたが、前月の修正分を考慮すると65,000人の増加と考えられなくもありません。ということは、予想の範囲内とも言えます。また、1月のISM製造業景況指数が50.7と予想よりもかなり良い数字のようでした。また、ニュースとしては、マイクロソフトがヤフーを買収するとの話(446億ドル)と、モノライン大手のアムバック・フィナンシャル救済のため、8行の金融機関が企業連合(コンソーシアム)を結成するとの話が出ました。結果的にはウォール街は経済指標、これらのニュースを好感して反応しました。株は上昇、そして債券は変わらず、金は下落となりました。

 

 

為替市場を見てみましょう。非農業部門雇用者数がマイナスということに反応してしまって一斉にドル売りに走りましたが、よ~く考えてみるとそんなに悪くない、そしてその後のヤフー買収の話、ノモライン(米金融保証会社)救済の話と、どうもよく考えてみると、米金融市場の底力の一端を垣間見るニュースで、慌ててドル買戻しに走ったようでした。またECB(欧州中央銀行)がFRB(米連邦準備委員会)との協調融資を見送ったとの報道があって、ユーロが売られたとも聞いています。でもこの話は、期末対策ではないので、3月中に3月末対策で協調融資(為替スワップと思われますが。)をするかどうかで私は判断します。ということで、為替市場は振り出しに戻りました。

 

 

これからの動きを考えて見ましょう。米金融当局は現在出来うるカードは切ってしまったようです。モノライン救済の話の動向にウォール街は左右されそうです。私は意外と政界、財界、国際金融界が全力で救済を進めているような印象を受けます。モノラインの格下げが実行され、サブプライローン関連以外の債券までの格下げされれば、その影響は計り知れないことを、特に救済に入った大手金融機関(シティー、UBS)あたりは重々承知しているようです。ということで、米金融市場は短期的にはニュートラル(中立)的な判断をしても良いのではと考えます。ということでドル金利は現状推移のドル要因も極端にドル売りに走れない事情が明白ではと思います。それでは、それに対するペア通貨はどうでしょうか。円については、ドル追従で、兜町の判断もウォール街に同調すると思われます。ということで、短期的にはドル買戻し(利食い)が入るのではないのでしょうか。ただまだまだビッグピクチャー(ドル安)は変えておりません。欧州はどうでしょうか。今週木曜日にBOE(イングランド銀行)とECB(欧州中央銀行)とも政策決定会合、理事会を開催します。BOEには利下げ観測があります。金利を現在の5.5%から0.25%引き下げ5.25%になりそうです。ECBは引き続き、金利については、利上げ派と利下げ派に分かれており、またユーロ圏消費者物価指数の1月が3.2%と引き続き目標値の3%を上回っています。ということで利上げ派が強いようで、現状維持に金利に留まると思われます。

 

 

具体的に数字で行きますと、ドル/円では106.00がまたしてもレジスタンス(抵抗線)ではなく、サポート(支持線)となってしまいました。あとで触れるシカゴのポジションを見てもかなり円ロングが積もっています。利食いのタイミングを見ている投機家が多いようです。従って、108.50106.00の範囲での動きに当面なりそうです。ユーロ/ドルについては、現在重要な節目の1.4800近辺をうろうろしており、読みづらいですが、欧州もそのうち利下げに追い込まれるのではとの思いが強いので、引き続きユーロ買いのドル売り方向ではとビッグピクチャーを描いています。下の1.4600, 上の1.5100に注意です。どちらかと言うと1.5100方向のバイアスがかかるのではと思っています。ポンド/ドルは先週指摘しましたファースト・スローのストカスティックが交錯してポンド売りサインが出ていましたが、その通りに反応しました。今週木曜日の思惑に向かっての動きです。

 

シカゴ(CME)筋情報:129日時点

円 ネットロング +52,928枚(前週比+11,086枚)、ユーロ ネットロング +22,456枚 (-1,289枚)、ポンド ネットロング +5,358枚(ショートからロングに転換で実質6087枚ロングが増える。)、スイスフラン ネットロング 9,233枚(-6,143枚)、オージー ネットロング +16,309枚(+10,702枚), キューウィー ネットロング 10,722枚(-733枚

 

 

シカゴのファンド筋、投機筋の円ロングとオージーのロングが増えています。円は利食いを考えている向きが相当いると考えてよいと思います。だからドル/円での106.00割れを見ても直ぐ反転することが理解できます。ユーロとスイスフランは気迷いの、ポンドは恐らく利下げ観測がありますから、現在は再びショート方向に動いていると思われます。意外と堅実にオージーが買われているのをしばらく注視します。

 

 

今週は木曜日の晩と土曜日の東京でのG7に特に注意です。

 

 

それでは今週も頑張りましょう。

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

静かなマーケット何を話そうか考えました。そうだ、ハンドボールだ! 「中東の笛」とは、何というアラブの王族的発想でしょう。まるで、世界は中東中心に動いているかの行動です。目的達成のためにはなんでもありの世界ですね。そこで、今話題の政府系ファンド(SWF (Sovereign Wealth Fund))について話したくなり、その危険性も将来的にはあるのではないのでしょうか。

 

 

色々と数字を拾い集めてみました。シティーグループがアブダビ、クウェート、シンガポールから200億ドル(約21200億円)、UBSがシンガポールとサウジアラビア?から118億ドル(約12500億円)、メリルリンチがクウェート、シンガポール、韓国から128億ドル(約13500億円)、モルガンスタンレーが中国から50億ドル(約5300億円)となっています。そして彼らの受けた条件は年利15%と噂されています。(みずほコーポレート銀行はメリルリンチから11%しか引き出せなかったようです。)金利以外の投資期間など不透明な点があるのですが、私はいつか「中東の笛」が米系金融機関とUBSに鳴らなければよいと思うのですが。ハンドボールの教訓です。わがままな王族のことですから、経営に参加したいとか、ファンド名に王族の名前を入れろとか、ウォール街にモスクを建てる要望を出すなどいろいろと中東の笛が吹かれることを危惧します。グローバルな組織の国際ハンドボール連盟の決定など全く無視して我関せずの態度ですね。グローバルな姿勢は何ら見せない人たちのように思えてなりません。砂漠の真っ只中に摩天楼計画するなど、そこに何万人ものビジネスマンを中東諸国と欧米から集めるというのでしょうか。私とアラブの人たちとの付き合いはごく少ないのですが、一方的な考え方をする人が多く、柔軟性に欠けます。また、粘り強いというのが特色です。これはエジプトを旅行して実感しました。一度捕まえた客は絶対に逃がさないという姿勢です。逆に日本人はこのあたり弱いと思います。この点は私も見習わなければなりません。欧米の金融機関の皆さんくれぐれも「中東の笛」に注意してください。

 

 

ロシアも政府系ファンドを組むそうです。約34000億円規模とのことです。日本も政府系ファンドを組成してはいかがなものでしょうか。政府・日銀は過去に為替介入で買ったドルを米財務省証券で運用していると聞きます。日本には1500兆円と推測される個人資産があります。この一部を米金融機関に資金援助の名目などで年利15%にて貸し出せば、仮に為替が現在の106円から15%つまり約90円にドル安にならない限りプラス運用となります。そして、大手を振ってウォール街を再び歩くことが出来ます。5兆円規模でも福田首相政府系ファンドを組んで運用してみませんか?

 

 

さて、今晩の為替市場を考えて見ましょう。1月の米非農業部門雇用者(ノンファーム・ペイロール(Non-firm Payrolls))数は前月比で60,000人前後の増加が市場の予想です。また失業率は4.9%です。金融機関のリストラ数がどの程度加味されか不透明です。一般的に米系金融機関は12月に査定が出され、12月にボーナス支給か契約解除の話がだされます。金融機関の雇用者数だけ考えると23月の数字は更に悲観的にならざるをえません。また住宅関連業も雇用者数は減少するのではないのでしょうか。従ってよい数字は期待できないと思って市場と向かったほうが良さそうですね。また、1月のミシガン大学消費者信頼感指数(予想79.0)、そして1月のISM(米供給管理協会)製造業景況指数(予想47.0)に注意です。

 

 

ドル/円とポンド/ドルでのファーストとスローのストカスティックが交錯している点は気になります。両通貨ペアとも売りサインです。ただ、ドル/円は余程悪い数字がでて、106.00を大きく割っていかないと、意外とドル買戻しの利食いも入ると思います。ユーロ/ドルは、金利差をみれば、もう少し上を見ても良いのではと思うのですが。1.5100が次の目標と思います。但し、本当に悪い雇用統計の数字が出ると、ドル/円で101.00 とユーロ/ドルでの1.5100の方向へ一直線となると思います。

 

 

日本からの参加者は夜の出来事となりますので、くれぐれもポジション調整の利食いもしくは損切りのみに徹した取引にすべきです。仮にこれはいけると思っても、超短期売買でポジションをスクエアー(ゼロポジションという意味です。)にしないと大怪我をします。人間は夜行性動物ではありません。海外で昼間に勝負をしている人間とは太刀打ちできません。くれぐれも注意を。これは私の経験からです。

 

 

それでは午後10時半まで静かに待ちましょう。TGIF(Thanks God It’s Friday!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

来週は木曜日の欧州通貨当局の政策決定会合と土曜日東京で開催されるG7財務相・中央銀行総裁会議に注目です。 G7で金融市場にインパクトのある声明が出されれば、日本は3連休となりますから、11日月曜日は海外アジア市場、欧州市場へと為替市場が流れてゆきます。

 

 

要注意事項についてはをつけました。

 

 

24日(月)ユーロ 12月ユーロ圏生産者物価指数

          (11月 0.8%(前月比))

 

       米 12月製造業受注

 

25日(火)ユーロ 12月ユーロ圏小売売上高

 

        米 1ISM非製造業景況指数

         (12月 53.9

 

26日(水)日 12月景気動向指数

         (11月 18.2%)

 

27日(木)英 BOE(イングランド銀行)

         金融政策決定会合

     (現行5.5% 0.25%の引き下げ観測あり。)

 

       ユーロ ECB(欧州中央銀行)

         金融政策決定理事会

        (現行 4% 据え置き観測)

  

      英 12月鉱工業生産

        (11月-0.1%(前月比))

 

      英 12月製造業生産高

        (11月-0.1%(前月比))

 

      香港 旧正月のため休場~8日まで

 

28 (金)日 1月マネーサプライ 

          M2CD

 

              米 12月卸売在庫

 

29日 (土)東京にてG7財務相・中央銀行総裁会議

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

 

今週の二つ目のビッグイベントを今晩10時半に迎えます。1月の米雇用統計の発表です。昨晩の為替市場・金融市場を総括すると、行って来いの相場で、上下に大きく振れましたが、最後は大して昨日の夕方と変わっていないというのが私の印象です。

 

 

昨晩の海外市場を振り返ってみます。欧州市場では1月のユーロ圏消費者物価指数を注目していました。結果は3.2%と予想より0.1%高いだけで、相場には影響を与えませんでした。ECB(欧州中央銀行)理事の間で金利観について二つに分かれていますが、3%以上をキープしていますから、素直にまだインフレ懸念は残ると判断したほうが良さそうです。これはユーロ高にとっては追い風と思います。米国市場では、いくつかの米経済指標が発表されましたが、どれも予想よりも大きく外れず、1月のシカゴ購買部協会景気指数が51.5と予想の52.0より若干下回ったかの印象でした。それよりも、最も金融市場に影響を与えたのが、モノライン(米金融保証会社)の格付けについても話です。米格付け会社大手のS&P(スタンダード アンド プアーズ)社は、アムバック・フィナンシャルの格付けを据え置き、引き下げ方向での見直しをするとのこと、またMBIAについても引き下げ方向で見直すとの発表がありました。株式市場はネガティブに反応するのではと思われたのですが、MBIACEO(最高意思決定執行役員)が「MBIAはトリプルAを維持できる。」との発言をきっかけに株式市場が持ち直しようです。まだまだ流動的な話ですので、私は信じませんが。

 

 

為替市場は、夜遅く帰るとドル/円が105円台を付けていました。週間の失業保険申請件数が大幅に増加ということでドルが売られたようでした。今晩発表の数字に思惑が飛んだようです。安心して寝ました。しかし、朝起きると、106円台と、短期売買目的での買い戻しとポジションを少なくする動きも出たようでした。やはり、今晩の数字が皆さん気になります。スイスフランが海外市場で1.0759と最高値をつけました。金融リスクが高まる中、逃避資金の避難先として人気のようです。スイスフラン高について、ジョーダン・スイス国立銀行(SNB)理事は、スイスフランの目標はなく、またスイスフラン高はインフレを緩和するとのコメントをされ、スイスフラン高に対して寛容な姿勢を示されました。まだまだ金融リスクが高まれば、スイスに資金が流れそうですね。また、金も引き続きファンド筋の買いがコンスタントに入ってきているようです。それだけ、ファンド筋、投機筋はリスクに対して敏感であると言えます。

 

 

さて、今後の為替市場ですが、一言、日本時間午後10時半発表の米雇用統計発表待ちで、大して動かないと思います。若干対ドルのチャートを見るとドル売り方向のようですので、そちらにポジションを傾けて、発表と同時に利食いを入れる参加者もいるのではと思います。市場の予想は1月の非農業部門雇用者数が60,000人前後の増加、そして失業率自体は4.9%の予想です。その他経済指標を含めて、イーブニングレポートで考えてみましょう。それまではリラックスして、下記の余談でもお読みください。

 

 

余談:米雇用統計発表前の息抜き:米雇用統計は日本時間では午後10時半発表です。米国が夏時間の時は午後9時半発表となります。そしていつも「花の金曜日」の発表となります。日本の為替ディーラーは、この日は雇用統計待ちの相場となり、大体午後67時くらいには一旦ディーリングルームから退散して、発表までの時間をつぶします。晩御飯を食べにゆく者あり、他の銀行のディーラーと情報交換で、どこかのラウンジへ出掛ける者とそれぞれです。私はどちらかと言えば、同僚・先輩ディーラーか他の部署の仲間と近くで食事をして、発表30分くらい前に戻ってきました。時によっては1杯引っ掛けて戻ってきました。時々戻ってくると差し入れがありました。シンガポール駐在で東京出張のアメリカ人統括責任者からは、ビザと冷たい飲み物(ソフトドリンクも含めて)の差し入れが。またここで駈け付け一杯です。ほろ酔い気分ではないのですが、ロイター画面をしっかり眺めつつ、発表時間をちょっと良い気分で迎えたことがただただありました。シンガポール支店で雇用統計発表を待っていた時はもっと酷いものでした。多くの欧米人ディーラーは結構いい気分で戻ってきて陽気に発表待ちです。東京での話に戻りますが、予想通りであれば、直ぐ帰るか、また飲み屋に直行です。もしも、予想外の数字が出たら、最終電車まで残るか、景気の良い時は家まで4社タクシー券をもらって帰ることとなりました。ディーラー稼業の楽しみのひとつでした。

 

注:シンガポールの外資系金融機関のディーリングルームは多くの欧米人(オーストラリア人とニュージーランド人も含む。)が本当に多く、私の在籍した銀行でも、ディーリングルームもほぼ半数が欧米人です。それほど、シンガポールは、インフラが安く、東京よりも広くて快適な住まいを安く外国人に提供できるのです。シンガポールの外資誘導政策勝ちですね。

 

 

それではリラックスして日中過ごしましょう。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
72
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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