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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
静かなマーケット何を話そうか考えました。そうだ、ハンドボールだ! 「中東の笛」とは、何というアラブの王族的発想でしょう。まるで、世界は中東中心に動いているかの行動です。目的達成のためにはなんでもありの世界ですね。そこで、今話題の政府系ファンド(SWF (Sovereign Wealth Fund))について話したくなり、その危険性も将来的にはあるのではないのでしょうか。
色々と数字を拾い集めてみました。シティーグループがアブダビ、クウェート、シンガポールから200億ドル(約2兆1200億円)、UBSがシンガポールとサウジアラビア?から118億ドル(約1兆2500億円)、メリルリンチがクウェート、シンガポール、韓国から128億ドル(約1兆3500億円)、モルガンスタンレーが中国から50億ドル(約5300億円)となっています。そして彼らの受けた条件は年利15%と噂されています。(みずほコーポレート銀行はメリルリンチから11%しか引き出せなかったようです。)金利以外の投資期間など不透明な点があるのですが、私はいつか「中東の笛」が米系金融機関とUBSに鳴らなければよいと思うのですが。ハンドボールの教訓です。わがままな王族のことですから、経営に参加したいとか、ファンド名に王族の名前を入れろとか、ウォール街にモスクを建てる要望を出すなどいろいろと中東の笛が吹かれることを危惧します。グローバルな組織の国際ハンドボール連盟の決定など全く無視して我関せずの態度ですね。グローバルな姿勢は何ら見せない人たちのように思えてなりません。砂漠の真っ只中に摩天楼計画するなど、そこに何万人ものビジネスマンを中東諸国と欧米から集めるというのでしょうか。私とアラブの人たちとの付き合いはごく少ないのですが、一方的な考え方をする人が多く、柔軟性に欠けます。また、粘り強いというのが特色です。これはエジプトを旅行して実感しました。一度捕まえた客は絶対に逃がさないという姿勢です。逆に日本人はこのあたり弱いと思います。この点は私も見習わなければなりません。欧米の金融機関の皆さんくれぐれも「中東の笛」に注意してください。
ロシアも政府系ファンドを組むそうです。約3兆4000億円規模とのことです。日本も政府系ファンドを組成してはいかがなものでしょうか。政府・日銀は過去に為替介入で買ったドルを米財務省証券で運用していると聞きます。日本には1500兆円と推測される個人資産があります。この一部を米金融機関に資金援助の名目などで年利15%にて貸し出せば、仮に為替が現在の106円から15%つまり約90円にドル安にならない限りプラス運用となります。そして、大手を振ってウォール街を再び歩くことが出来ます。5兆円規模でも福田首相政府系ファンドを組んで運用してみませんか?
さて、今晩の為替市場を考えて見ましょう。1月の米非農業部門雇用者(ノンファーム・ペイロール(Non-firm Payrolls))数は前月比で60,000人前後の増加が市場の予想です。また失業率は4.9%です。金融機関のリストラ数がどの程度加味されか不透明です。一般的に米系金融機関は12月に査定が出され、1月2月にボーナス支給か契約解除の話がだされます。金融機関の雇用者数だけ考えると2月3月の数字は更に悲観的にならざるをえません。また住宅関連業も雇用者数は減少するのではないのでしょうか。従ってよい数字は期待できないと思って市場と向かったほうが良さそうですね。また、1月のミシガン大学消費者信頼感指数(予想79.0)、そして1月のISM(米供給管理協会)製造業景況指数(予想47.0)に注意です。
ドル/円とポンド/ドルでのファーストとスローのストカスティックが交錯している点は気になります。両通貨ペアとも売りサインです。ただ、ドル/円は余程悪い数字がでて、106.00を大きく割っていかないと、意外とドル買戻しの利食いも入ると思います。ユーロ/ドルは、金利差をみれば、もう少し上を見ても良いのではと思うのですが。1.5100が次の目標と思います。但し、本当に悪い雇用統計の数字が出ると、ドル/円で101.00 とユーロ/ドルでの1.5100の方向へ一直線となると思います。
日本からの参加者は夜の出来事となりますので、くれぐれもポジション調整の利食いもしくは損切りのみに徹した取引にすべきです。仮にこれはいけると思っても、超短期売買でポジションをスクエアー(ゼロポジションという意味です。)にしないと大怪我をします。人間は夜行性動物ではありません。海外で昼間に勝負をしている人間とは太刀打ちできません。くれぐれも注意を。これは私の経験からです。
それでは午後10時半まで静かに待ちましょう。TGIF(Thanks God It’s Friday!)
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。