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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
今日から直物のバリューデイト(決済日)が1月4日となり、新年度入りとなります。欧米の投資家はクリスマス明けで少しはシャンペンの臭いはするものの、気力充実です。ただ週末が近く、あれこれ相場観を練り上げることとなります。
昨日のNY市場では、住宅価格のインデックスが下がったということで対ユーロでドルが下落したようです。S&P/Case Shiller home price Indexが前年比マイナス6.1%と予想以上の下落ということで、米国の消費を心配する空気が流れました。経済指標の上下で一喜一憂の市場です。今日発表の11月の耐久財受注(予想+3.0%)、12月の消費者信頼感指数(予想86.5)に注目しましょう。トルコ軍がイラク北部のクルド人居住地域を空爆したというニュースには対ユーロでドル売りを誘ったという見方もありましたが、一番影響を受けたのは原油市場と金相場でした。原油はWTI 95.57ドル(プラス1.84ドル)、金 1オンス829.50ドル (プラス13ドル)と高騰です。インフレ懸念と不景気風が同居するスタグフレーションの芽が出てきそうな雰囲気です。今後発表される経済指標によってFRB(米連邦準備理事会)がどのように現状の景気を分析し金融政策の舵を取るのかによってドルの行方が左右されます。早く手を打ち、後手後手にまわらないFEBはどの中央銀行よりも信頼されています。注目です。
ドル/円はどうもまだ蚊帳の外であり、ドル売り/ユーロ買いに対して必然的にユーロ/円高となり165円台です。本日の東京市場は本格的な海外勢の動きを見極めてから行動しようとする東京市場参加者からして、様子見の実需マーケットとなります。引き続き輸出のドル売り、投信の設定用の外貨買い/円売りが中心となります。本格的な動きは夕方以降の海外市場の動きにかかってきます。ドル/円はもう少し高いレベル最終的には116.00近辺までの上昇を予想します。ただそのあたりがいいレベルかなと思います。
それでは市場を注視しましょう。
注:WTI(ウエストテキサスインターミディエイトWest Texas Intermediate)の略でNYマーカンタイル取引所(NYMEX)で取引され、原油全体の相場が形成されます。日本などはドバイなどの原油に頼っていますが、WTIの価格がほぼ反映された形での石油取引となります。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
静かな静かな為替市場ですね。超薄商いですから、午前中仲値(日本のメガバンクと有力外銀などが現在は独自のレートを午前10時に公示しています。)公示後、まとまったドル売りが出たとのことで一瞬113.92までつけたようです。薄商いの中、値が飛ぶ典型的な例と言えます。しかし、その後はもとの114円台へと直ぐに回復です。アジア時間帯の取引が終わると欧州は市場が休みですから、NY市場待ちとなります。気力充実のディーラーが久しぶりにディーリングルームに戻り、相場観を作り上げてゆきます。但し、直物(ドル/円)のバリューデイト(value date 決済日)がまだ年内ですから、活発な取引は明日以降(明日ですと1月4日となります。)になると思われます。
今日の日経新聞を読んでいましたら投資信託の外貨建で運用する割合が11月末現在で46%と昨年末と比べて6ポイントも上昇しているとのことです。さすがにドルの占める比率は40%から36%に下落しています。また資産残高は35兆6千億円と為替リスクを負った巨額なマネーが海外で運用されています。このような投資信託設定に伴う円売り/外貨買いが市場に出てきます。12月もボーナス支給後には多くの外貨需要が出ていたのではと想像されます。薄商いの中でドル/円が買われた要因のひとつのようした。またいわゆるBRICSと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国など今後も高度成長が期待される国々に投資が進んでいるようです。これから読み取れるのは、来年も国内運用は期待できなく、海外に運用先を見つけようとするファンドマネージャーが多いということです。これも来年の需給から見た為替の要因として心に留めておきましょう。
マスターカードアドバイザーの調査によると今年の感謝祭、クリスマス商戦売り上げが前年比+3.6%と過去4年間で最低の伸びとのことで消費者の財布の紐は固く、消費に対する悲観論を展開しています。27日に12月の消費者信頼感指数が発表されますが、悪い数字が出るかもしれませんね。但し為替市場は現在悪い数字には反応が鈍い傾向です。
スペイン通信:今日は宝くじの話をします。日本では年末ジャンボが風物詩となっていますが、スペインではエルゴルド(El Gordo太ったという意味ですが)がクリスマス前まで発売され例年12月22日に当選発表会が行われ、全国にテレビ生中継されます。1等賞が3百万ユーロ(約4億9200万円)、2等賞 百万ユーロ(1億6400万円)、3等賞50万ユーロ(約8200万円)で、6等賞まであります。スペインでは当選したらテレビ局がすぐに当選場所に中継車を出して当選者にインタビューします。おおらかな性格の国民ですから、当選者は積極的に名乗り出て、シャンパンを振舞って大騒ぎとなります。ここが日本人の感覚とは大変な隔たりがあります。スペイン人一人当たりの年末の宝くじの平均購入額は63.56ユーロ(約10,400円)と日本人よりもかなり購入していることが分かります。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
今日もアジア時間帯は東京市場のみの閑散市場、欧州市場も休場で、NY市場は実質新年度のスタートです。
静かな市場ですので少しデータを調べてみました。
今日は過去の米国大統領選挙の年のドル/円の動きを検証してみます。1980年以降の 1980, 1984, 1988, 1992, 1996, 2000, 2004年の7回について調べてみました。(データは日銀資料) 1月のレートが12月のレートより高い年が3回、反対に低い年が4回です。そして驚くデータですが、1980年の35.20円ドル安(238.80→203.60)以外は全て2円以内のドル安に収まっています。ドル高の年は1月に比べて12月は約8円、9円、16円のドル高です。そしてこの3回の場合は年を通して右肩上がりのドル高です。12月が低い年を調べてみても前半、中盤、後半のどこかでドル高を示しています。過去のデータからすると年のある時期にドル高を示すか、一方的なドル高になる可能性が85%ということになります。過去の経験則からすると来年のある時期にドル高になるかもしれないなと心のどこかに準備しておく必要があると思います。それは昨日のイーブニングレポートからしても伺えるのではと思います。これも参考まで。
今週のポイント:引き続き米経済指標の良い数字に反応し、悪い数字を無視する流れです。27日の11月の耐久財受注(予想+3.0%)、12月の消費者信頼感指数(予想86.5)です。そして来年1月4日の雇用統計の発表待ちとなります。1月30日開催のFOMC(連邦公開準備委員会)での金融政策協議で政策金利の変更(利下げか?)があるかどうかに焦点が移ります。
思い出:年末にNYを訪れたことがあります。クリスマス前はディーリングルームは歯抜け状態でのんびりムードです。それがクリスマス明けに行くと一変して全員揃っていてもうやる気満々の雰囲気です。海外ではクリスマスが実質的に日本の年末年始休暇と思って間違いなさそうです。気持ちも既に来年に向かって、しかも良いスタートを切ろうと気力充実の海外勢です。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
今日の東京市場はドル/円は実需(輸出のドル売り)が114円台にあるようで、114.00まで一旦下げましたが、ポジション調整のドル買いで再び114.10近辺をうろうろです。これから24時間市場はありませんから、この近辺から明日の東京市場はスタートとなります。
クリスマスということで閑散とした市場ですので、少し大局的に市場を読んでみたいと思います。米国の現状をいろいろと考えてみました。
1)FRB(連邦準備理事会)主導の市場救済措置:欧米の金融機関の年度末信用不安による資金調達不安を解消するために主導的に動いたのはFRBでした。自国金融機関救済のため200億ドルの資金注入を行いました。また同時にECB(欧州中央銀行)及びSNB(スイス国立銀行)向けに総額240億ドルの為替スワップを組むことで資金注入を行いました。FRBが危機感を強めているからこそ、FRBの対応は早いようです。グリーンスパン前議長が指摘するように、公的資金を使ってでも、いざと鎌倉へとの局面では機動的に動かないといけないという手法はバーナンキ現議長に踏襲されているようです。
2)米国財政政策での景気刺激:米財務省が抜本的な税制改正に動いており、米国企業の内外での競争力、そして景気減速の手を打っているようです。法人税を現行の実効税率35%を28%まで引き下げるとのことのようです。そして「事業活動税(企業の実質受け取り分のみの課税をして企業の売り上げ増進の意欲を刺激する政策のようです。)」を導入することでGDP(国内総生産)を2~3%押し上げようと画策しています。米国企業が相対的に好業績となり、足元までの景気が支えられることとなります。(余談:日本の法人税は40%です。景気を良くするには海外並みに大胆に引き下げるべきではないのでしょうか。政府にとっては法人税収が減ることになるのですが、給与面への還元で消費に火がつくので結果的に税収が増えると思うのですが。足元が気になる日銀としては是非政府に法人税の大幅引き下げを直訴されてはいかがでしょうか?そうしないと日本の競争力はいつまでたっても上がりません。日本売りが続くことになります。)
3)相対的に米国経済が一番好調か?:OECD、IMF そして各金融機関の2008年の成長率予想をみると意外と米国が高く、欧州圏が2%を切り、日本は1.5%以下の予想が多いようです。日本は蚊帳の外のようです。そして中国のひとり勝ちと。
4)米大統領選挙:大統領選挙の年は共和、民主両大統領候補とも来年11月の大統領選挙に向けて、国民に経済の好調さを印象づけ、生活保障をするような政策を訴えることで、票の獲得を目指すこととなります。FRBは独立の立場からは耳は貸さないものの、景気上昇政策は至上命令です。来年11月の時点で米経済に悲観論が蔓延しているようでは、大統領選挙は戦えないとヒラリー、ジュリアーニ、オバマ、ハッカビーの各候補者は考えていると思います。
相場観のひとつ:サブプライムローンで金融機関の信用不安、景気後退と米経済に悲観論が強まっています。しかし、主要経済圏の状況を分析すると手を打つのが早いのは米国であり米国頼みが鮮明です。従って、サブプライム問題が一段落すると一番早く景気回復するのが米国ではないのでしょうか。確かにFFレート(政策金利)の更なる引き下げ(0.50%位か)が予想されますが、その後は逆に利上げ観測が台頭してくるのではないのでしょうか。年前半、いや第一四半期位までは確かにドル安観が市場の底辺にあるのでしょうが、他の主要経済圏と比較するとやはりアメリカは強いということになり、年後半はドル高の可能性が強いのではと思い巡らします。気をつけないといけないことは、イスラム圏石油産出国、ロシア、中国など外貨獲得額上位の国々が米国と政治的に対立して、外貨準備高を米ドルからユーロに意図的にまた継続的にシフトする動きには注意が必要ではないかと思います。
円は主要経済圏では期待もされていなく蚊帳の外ですから、低金利政策は維持されることとなります。そして現在は主要経済圏は「負け負け負け」組みの状況ですから、むしろ、来年も主要テーマとなる資源高に注目した高金利通貨と政治経済とも安定し高金利が期待される通貨への投資が継続するように思います。(円キャリートレード) ただ入る所を間違えてはいけません。
こんなことをクリスマスの閑散とした市場の中、思い巡らせました。参考までに。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
今日はクリスマス。世界中で開いている為替市場は東京市場だけです。実質的に明日のNY市場までは、東京市場のみです。薄商いの中、実需マーケットで狭いレンジでの動きとなりそうです。
金曜日の海外市場と昨日の海外市場を振り返ってみます。金曜日は11月の米個人支出(消費)が1.1%(前月比)と予想の0.8%よりも高く、良い数字に反応した典型的な例となりました。11月のミシガン大消費者信頼感指数は75.5と予想の74.5よりは良いものの、前月の76.1よりは悪い。株高、債券売りとなりました。メリルリンチの政府系ファンドからの資本支援が市場の支援材料になっているようで、概ね安心感が出ています。為替市場では、薄商いの中、ドル/円が114円台に乗ってきた。テクニカル的には89日移動平均線の113.89を上回ってきており、トレンドラインを形成しているようです。
月曜日の海外市場も金曜日の流れを引きついています。クリスマスイブということで、どの市場の午後は休場状態です。株高、債券売りが薄商いで続いており、金融市場としては好感しています。為替市場の主役はポンドのようでした。12月の住宅価格が+3.0%(前年比)と1年半ぶりの低水準ということで、1月のBOE(イングランド銀行)が利下げをするのではとの思惑が強くなっています。テクニカル的にはポンド/ドルの1.9700はガンチャートの重要な節目です。これを破ると次の大きな節目は1.9000までありません。ポンドにちょっと注目しましょう。
ドル/円は、米経済指標の良い数字に反応し、悪い数字は無視する傾向の典型的な動きを示しました。若干薄商いの中のポジション調整が目立ってしまった動きではないかと思います。ここまできたら、116.00が見えてきます。薄商いですから飛ぶ可能性がありますが、明日のNY市場までは、東京市場のみで、輸出企業のドル売りが散見する程度で、静かな市場になると予想します。
今日は外国人が外資系金融機関から消えてしまう日です。ディーリングルームも超閑散で、年賀状を書くことにあてるディーラーも相当いらっしゃるのではと想像します。ディーラーはメリハリが大切です。休養するときは休養するのが良いと思います。
シカゴ筋情報:12月18日時点:
円ネットロング13,357枚(-17,546枚(前週比))、ユーロネットロング31,149枚(-32,225枚)、ポンドネットロング11,537枚(-45,461枚)、スイスフランネットショート6,984枚(ロングからショートに転換し、8,917枚ショートに実質転換)、オージーネットロング11,037枚(-21,928枚)
利食いと年度末のポジション落としで、ネットのポジションが激減ですね。ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドルのポジションは本当に軽くなってきています。スイスフランがUBS問題絡みか、ショートポジションに傾いているのが目立ちます。オージーはキャリートレード妙味がありますが、年度末で利食いのポジション落としと思われます。ポジションが軽くなっていますから、新年度入りからのシカゴ筋の暴れぶりが目に浮かぶようです。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
03 | 2025/04 | 05 |
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。