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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
静かな静かな為替市場ですね。超薄商いですから、午前中仲値(日本のメガバンクと有力外銀などが現在は独自のレートを午前10時に公示しています。)公示後、まとまったドル売りが出たとのことで一瞬113.92までつけたようです。薄商いの中、値が飛ぶ典型的な例と言えます。しかし、その後はもとの114円台へと直ぐに回復です。アジア時間帯の取引が終わると欧州は市場が休みですから、NY市場待ちとなります。気力充実のディーラーが久しぶりにディーリングルームに戻り、相場観を作り上げてゆきます。但し、直物(ドル/円)のバリューデイト(value date 決済日)がまだ年内ですから、活発な取引は明日以降(明日ですと1月4日となります。)になると思われます。
今日の日経新聞を読んでいましたら投資信託の外貨建で運用する割合が11月末現在で46%と昨年末と比べて6ポイントも上昇しているとのことです。さすがにドルの占める比率は40%から36%に下落しています。また資産残高は35兆6千億円と為替リスクを負った巨額なマネーが海外で運用されています。このような投資信託設定に伴う円売り/外貨買いが市場に出てきます。12月もボーナス支給後には多くの外貨需要が出ていたのではと想像されます。薄商いの中でドル/円が買われた要因のひとつのようした。またいわゆるBRICSと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国など今後も高度成長が期待される国々に投資が進んでいるようです。これから読み取れるのは、来年も国内運用は期待できなく、海外に運用先を見つけようとするファンドマネージャーが多いということです。これも来年の需給から見た為替の要因として心に留めておきましょう。
マスターカードアドバイザーの調査によると今年の感謝祭、クリスマス商戦売り上げが前年比+3.6%と過去4年間で最低の伸びとのことで消費者の財布の紐は固く、消費に対する悲観論を展開しています。27日に12月の消費者信頼感指数が発表されますが、悪い数字が出るかもしれませんね。但し為替市場は現在悪い数字には反応が鈍い傾向です。
スペイン通信:今日は宝くじの話をします。日本では年末ジャンボが風物詩となっていますが、スペインではエルゴルド(El Gordo太ったという意味ですが)がクリスマス前まで発売され例年12月22日に当選発表会が行われ、全国にテレビ生中継されます。1等賞が3百万ユーロ(約4億9200万円)、2等賞 百万ユーロ(1億6400万円)、3等賞50万ユーロ(約8200万円)で、6等賞まであります。スペインでは当選したらテレビ局がすぐに当選場所に中継車を出して当選者にインタビューします。おおらかな性格の国民ですから、当選者は積極的に名乗り出て、シャンパンを振舞って大騒ぎとなります。ここが日本人の感覚とは大変な隔たりがあります。スペイン人一人当たりの年末の宝くじの平均購入額は63.56ユーロ(約10,400円)と日本人よりもかなり購入していることが分かります。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。