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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
今日はクリスマス。世界中で開いている為替市場は東京市場だけです。実質的に明日のNY市場までは、東京市場のみです。薄商いの中、実需マーケットで狭いレンジでの動きとなりそうです。
金曜日の海外市場と昨日の海外市場を振り返ってみます。金曜日は11月の米個人支出(消費)が1.1%(前月比)と予想の0.8%よりも高く、良い数字に反応した典型的な例となりました。11月のミシガン大消費者信頼感指数は75.5と予想の74.5よりは良いものの、前月の76.1よりは悪い。株高、債券売りとなりました。メリルリンチの政府系ファンドからの資本支援が市場の支援材料になっているようで、概ね安心感が出ています。為替市場では、薄商いの中、ドル/円が114円台に乗ってきた。テクニカル的には89日移動平均線の113.89を上回ってきており、トレンドラインを形成しているようです。
月曜日の海外市場も金曜日の流れを引きついています。クリスマスイブということで、どの市場の午後は休場状態です。株高、債券売りが薄商いで続いており、金融市場としては好感しています。為替市場の主役はポンドのようでした。12月の住宅価格が+3.0%(前年比)と1年半ぶりの低水準ということで、1月のBOE(イングランド銀行)が利下げをするのではとの思惑が強くなっています。テクニカル的にはポンド/ドルの1.9700はガンチャートの重要な節目です。これを破ると次の大きな節目は1.9000までありません。ポンドにちょっと注目しましょう。
ドル/円は、米経済指標の良い数字に反応し、悪い数字は無視する傾向の典型的な動きを示しました。若干薄商いの中のポジション調整が目立ってしまった動きではないかと思います。ここまできたら、116.00が見えてきます。薄商いですから飛ぶ可能性がありますが、明日のNY市場までは、東京市場のみで、輸出企業のドル売りが散見する程度で、静かな市場になると予想します。
今日は外国人が外資系金融機関から消えてしまう日です。ディーリングルームも超閑散で、年賀状を書くことにあてるディーラーも相当いらっしゃるのではと想像します。ディーラーはメリハリが大切です。休養するときは休養するのが良いと思います。
シカゴ筋情報:12月18日時点:
円ネットロング13,357枚(-17,546枚(前週比))、ユーロネットロング31,149枚(-32,225枚)、ポンドネットロング11,537枚(-45,461枚)、スイスフランネットショート6,984枚(ロングからショートに転換し、8,917枚ショートに実質転換)、オージーネットロング11,037枚(-21,928枚)
利食いと年度末のポジション落としで、ネットのポジションが激減ですね。ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドルのポジションは本当に軽くなってきています。スイスフランがUBS問題絡みか、ショートポジションに傾いているのが目立ちます。オージーはキャリートレード妙味がありますが、年度末で利食いのポジション落としと思われます。ポジションが軽くなっていますから、新年度入りからのシカゴ筋の暴れぶりが目に浮かぶようです。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。