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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
FRB(米連邦準備理事会)による緊急利下げの翌日でまだ為替市場は消化しきれていないようです。株式市場は兜町+2.04%、香港(ハンセン)+6.86%、上海+3.14%、インド(ムンバイ)+5.5%と総じて好感されています。(*日本時間午後4時40分現在)為替市場は東京市場のドル/円は典型的な「行って来い」の展開です。即ち、市場参加者の相場観がないということです。取り敢えず株式市場の動きを見ながら短期売買に徹した動きではないかと想像します。ユーロ/ドルは全くの様子見市場で、欧州市場から本格的な動きが出てきそうです。
欧州・米国市場では、今日は特に目立った経済指標はありませんが、金融当局の発言などが出てきそうですから、注意しましょう。ドル/円はビッグピクチャー(ドル安)方向でセル オン ラリー(Sell on rally)の方向です。ユーロについては、モーニングレポートと同様の戦略です。
ソロス記事:FT(ファイナンシャル・タイムズ紙)にイングランド銀行と戦った有名なヘッジファンドの総帥ジョージ・ソロス氏の記事が出ていました。
ソロス氏によると今回のサブプライム問題を端に発した世界経済混乱は第二次大戦後60年で最悪の市場環境と述べられています。今回の信用不安を心配されており、これまでの金融危機とは異なり、FRB(米連邦準備理事会)単独では対応できない性質の金融危機であり、これまでのような対応では景気後退を防げないことを認識すべきだと述べられています。商品、原油、そして人民元の継続的な上昇要因など、インフレ懸念をFRBは認識すべきである。そしてFRBがある水準にまで金利を下げると、ドルは新たな圧力にさらされ、長期の債券のイールド(利回り)が上昇する。どの水準であるかを決めるのは不可能である。もしもその水準に達するとFRBは景気を刺激する能力を失ってしまう。
インフレ圧力が高まるほどには利下げをすることは危険であることを警告されています。治療不可能なスタグフレーション(stagflation インフレのもとでの不景気)を指摘されているようなニュアンスです。舵取りを誤ればドルの下落が進むということのようです。
ご参考まで。
それでは、Nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。