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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
ドル/円は107円台に輸出のドル売り玉が相当あるようです。ドル/円でのドル安が市場関係者に浸透しているために、輸出業者の横並びの動きがあるようです。あくまでもサラリーマンの担当者ですから、そこは他社に並べが基本です。ユーロ/ドルはアジア時間帯ではまったくのこう着状態です。欧州の複数の金融機関(BNPパリバとソシエテ・ジェネラルあたりか?)がサブプライム関連で巨額の損失計上の噂があるようで、このことがユーロの上下波動を押さえています。欧州勢が出てきての動きでしょう。
高金利通貨投資に熱心な方の情報としては、ニュージーランド準備銀行が政策金利を8.25%に据え置きました。これは予想通りの動きのようです。ポラード中央銀行総裁は、世界経済が不透明感漂う中、インフレ圧力は引き続き高いとのコメントがあり、利下げの雰囲気はなさそうです。コンパクトな政府で、規制緩和を押し進め、世界基準での経済運営を目指すニュージーランド投資はまだまだ視界良好のようですね。ただし、円との絡みでは、ドル/円でのドル売り圧力がありますので、もう少し落ちたところで拾ったほうが良さそうですね。ドル/円が101円台に付けたら狙い目ですね。
ダボス会議で、サウジアラビア中央通貨庁(SAMA)ジャッサー副長官が、「ドルが30%下落しなければ、通貨の切り上げは検討しない。」とのコメントがありました。現在のレートから30%の下落ということは、ユーロ/ドルで2.08ドル, ドル/円で75円ですから、ちょっと非現実的です。ということは裏読みすれば、ドルはそれほど下落しなく、米系金融機関に資本援助している手前、投資利回りがドル暴落で下げたくはないとの思いも読み取れます。余談になりますが、米シティーグループへの資本援助に対する見返りは、15%とのことです。またみずほコーポレート銀行のメリルリンチへの資金援助に対する見返りは11%とのことのようです。どうして、こんなに日本の金融機関は弱腰になっているのでしょうかね。堂々と米金融機関と渡り合ってほしい。逆にアラブ諸国は本当にグリーディーですね。為替リスクを考えても、日本の1500兆円の個人資産の一部を米金融機関に10%以上の利回りで資本援助できれば、将来に渡って米金融機関に大きな顔が利きことを機関投資家、政府年金運用担当者は認識してほしいものです。福田首相は国際協調を強調されていますから、実利を考えても積極的に考えてはいかがでしょうか。これもドル暴落なしが前提ですが。
少々長くなりましたが、今晩の注目点を説明します。
欧州時間帯では、1月のドイツのIFO(ドイツ経済研究所)経済調査が発表されます。予想は102.3です。ECB(欧州中央銀行)の各理事によって金利観にばらつきがありますから、ドイツ ひいては 欧州の景況感の指標になりますから注意しましょう。金利動向つまり為替動向を左右します。また、米時間帯では、12月米中古住宅販売件数が発表されます。予想は495万件です。米景気の動向の指標となります。注意しましょう。
為替市場については、ドル/円でのドル安方向がトレンドですが、106.00はとても重要な節目です。再度106.00割れとなるのか注意しましょう。割れれば101.00方向を目指します。106.00が硬いサポート(支持線)となれば、一度108.50近辺へのリバウンドを覚悟しないといけません。ユーロ/ドルは、今後の金利見通しからして、私はユーロ高方向と見ます。これはいずれドル金利の下落スピードが加速すると読んでいるからです。1.4500, 1.4800, 1.5100が注目節目です。
相場と戦ってはいけません。相場はあなたの友達です。
Don’t fight the trend. It is your friend. (私が在籍していたスイス系金融機関ディーリングルームの格言です。)
それでは Nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。