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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
緊急利下げに続き、現在一番心配されている「モノライン」と呼ばれる金融保証会社救済のため、NY州金融監督局と銀行団との協議が進んでいるとの話が伝わりました。この話により、ウォール街が反発したとのことです。ドルも若干ドル/円でリバウンドしているようです。FRB(米連邦準備理事会)、金融監督局、微力ながらブッシュ大統領の景気刺激策と全力投球のようです。来週のFOMC(連邦公開市場委員会)でも0.25%もしくは0.50%の追加利下げが市場は要求しています。
欧州市場ではトリシュECB)(欧州中央銀行)総裁が欧州議会の場で、物価上昇懸念があるとして、利下げに慎重な姿勢を示されました。ECB理事の方々の意見にはばらつきがあるようで、一方方向への金利判断は慎重にしないといけないようです。また、キング・イングランド銀行総裁が、インフレ懸念も指摘されつつ、「今年は需要減を受けて政策金利が下がるだろう。」と講演で述べられています。ポンドに関しては、金利が下がる方向での為替ポジションが必要なようです。心に留めておきましょう。
為替市場は、米株式市場が反発して、ドル/円ではドルがリバウンドしています。一旦104円台を付け、利食いも出ているようです。108.50近辺までのドル買戻しがきたら要注意です。それまでは、ビッグピクチャーで良いと思います。ユーロは、金利観がトルシェ総裁発言で不透明となりました。またフランス系の金融機関のサブプライム関連で多額の損失を計上するのではとの噂も飛んでいたようです。欧州経済は、私は基本的には、世界経済の変調の波を受け、景況感に陰りがでて、早晩利下げをしないといけない状況になるのではと思っています。従って金利下げでユーロ/ドルでは、ドルもユーロも金利下げ方向ですが、ドル金利の下げスピードが速そうですから、金利差は拡大します。(金利差は既に逆転しています。)ということは、ユーロ/ドルではユーロ高方向ではと思います。ユーロ/円では、ユーロ金利下げ方向であれば、円との金利差縮小ですから、ユーロ安方向が基本戦術と思います。
現在スイスのダボス(Davos)で世界経済フォーラムが開催されています。世界中から政界、経済からのキーパーソンが参加して、本音での論議がされています。昨日のレポートで紹介しましたソロス氏も参加されており、「ドルの国際通貨としての終わりを示している。」と発言されているなど、注目の会議です。秘密裏での各国当局者との会談も頻繁ですから、意外な決定もあるかもしれません。ポールソン米財務長官、ライス国務長官も参加と、小さなスキーリゾート地は、外の寒さとは別に熱気が溢れています。日本から福田首相がゼロ泊3日の弾丸出張されるようですが、是非、各国との当局者と本音で語り、日本を売り込んでほしいものです。額賀財務相、福井総裁が参加されないのは残念です。各国は日本の金融財政政策を理解したいと思っているのですが、本音で語れないのは残念です。
スペイン通信:スペインの不動産がバブルと言われています。若干最近では値崩れがあるようです。しかし、基本は実需があるということです。欧州の通貨統合によって、ドイツ、北欧、イギリス(通貨はポンドのままですが)などの退職を迎えた人々が、老後を暖かいスペインで暮らしたいと考えているからです。私達が滞在するバレンシア州のコスタブランカ(白い海岸という意味です。)には、フランス人、イギリス人、ドイツ人の人達でいっぱいです。そしてもう居住している人たちが多くいます。コミュニティーがあり、そこではBBC放送を見て楽しくビールを飲むイギリス人老夫婦を多くみかけます。また、南部アンダルシア地方のコスタデルソル(太陽の海岸と言う意味です。)のマルベージャには、アラブの王族がぞくぞくと避暑に訪れ、豪華ヨットが船着場に停泊しています。当地は欧州の富裕層が別荘を持ち、長期に渡って滞在します。また永住している人も多くいます。欧州でも屈指のリゾート地です。12月でも北欧の人、英国人は平気で海水浴を楽しんでいます。そんな訳で、スペインは欧州では、年金受給者の老後を過ごす場所として人気があります。私も近い将来、当地で豊かな老後を過ごしたいと思う一人の日本人です。すし屋さんが2軒あるようで、日本食へのホームシックはなさそうです。
それでは今日も頑張りましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。