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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
東京時間帯は実需のドル買いが優勢のようでした。またモーニングレポートで指摘しましたように、少しドル売りのガス抜きが必要なようです。少しドルの買戻しが入ってこないと、再度のドル売り仕掛けができないようです。ドル/円での109.50から110.00近辺でもう少しもみあい、再度米国経済の悪い数字、サブプライム関連での問題拡大、そして月末のFOMCへ突き進むみ、ドル売りが加速するのが理想なのですが。
昨日あたりから米政府当局者(大統領、財務長官など)が口先介入でドル安を牽制し始めています。政策金利だけを比較すると、米国のFFレート(フェドファンドレート)が現在4.25%ですが、仮にFOMCにて0.50%の利下げが実施されると、3.75%となります。反対に今週予定のECB(欧州中央銀行)の理事会では域内のインフレが気になるようで政策金利の変更はなさそうですから、4%です。すると、EU圏と米国の金利が逆転します。これでは資金の流れが欧州へ、つまりユーロへと加速します。即ちユーロ高のドル安となります。この点を米当局者は恐れているような気がします。米当局は対円ではなく対ユーロに対して牽制をしていると言えると思います。そのことを計算すると投機筋はドル/円でのドル売り仕掛けの方がやりやすいと思っているのは明らかなようです。この意味から、単に金利差だけを狙ったユーロ/円のロングポジション(買い持ち)は非常に危険だと私は思います。反対にショートポジション(売り持ち)の方が面白いと思います。
フェルドスタイン・ハーバード大学教授がCNNとのインタビューで米景気後退回避には減税と大幅な利下げが必要であると答えています。フェルドスタイン教授はブッシュ大統領の知恵袋で英語ではブッシュのファーザー(father)との表現が使われています。ブッシュ大統領としても任期の最後の年、あわよくば共和党の候補者に次期大統領を引き継ぎたいと思っているはずですから、景気に対しては最善の策を尽くすと思われます。大統領選挙の年は、最後はハッピーエンドで故郷テキサスに帰りたいに違いありません。
これからの海外市場では特に目立った経済指標はありません。米政府高官の発言が引き続きあるようで、もう少しドルが買い戻されるのではと思います。ドル/円で110.00あたり近辺かなというところです。
それでは。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。