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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
昨日から小康状態の為替市場です。ドル/円では年末からのドルショート(ドル売り)の海外勢が早くも利食い材料探しのドル買いをしているように思えます。ただ基本はドル安方向と思います。1月30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ観測が市場の焦点です。
昨日の海外市場を振り返ってみます。欧州市場では12月の消費者信頼感指数-9と市場予想の-8より若干悪いものの予想の範囲内、そして11月の生産者物価指数は4.1%(前年比)とこちらは予想の4.0%より若干良い数字とまちまちで市場へのインパクトはありませんでした。米国市場では、いろいろと口先介入がでました。ブッシュ大統領は、「米国経済は弾力性と柔軟性がある。」 また減税法案の議会通過を要請しています。またポールソン財務長官は、「強いドルは国益に叶う。」(この言葉は歴代大統領、財務長官の決まり文句です。)としてドル安を牽制しています。これらの言葉で利食いのドル買戻しが出ているようでした。また昨日とは一転してインフレ懸念の言葉が市場に出始め、FOMCでの大幅利下げはないのではとの見通しも出ました。これもかっこうのドル買戻し材料となりました。原油価格、金価格も小休止で、株も何とか水面上に顔を出しました。これも利食いのドル買戻し材料となっているようです。
そんなわけで、今日の東京市場も昨日同様、実需筋のドル買い、ドル売りが出て、若干ドル買い戻しの動きがでてくるのではと思います。テクニカル的に見ても、ドル/円でのストカスティックの10前後はオーバーソールド(oversold 売られすぎ)の域であり、またユーロ/ドルもストカスティック90前後とこちらはオーバーボート(overbought 買われすぎ)の域でありますから、市場参加者はここから積極的にドルを売ろうとはしないようです。もう少し昨年末からのドル売りに対して溜まったガス抜きが必要なようです。
余談:今日の日経新聞のYEN漂流は興味深い記事でした。スペインに昔大量の日本人の定年退職者を送り込み、最後の人生海外でのんびり暮らすとの計画がありました。しかし、計画は頓挫してしまいました。それは日本の国力が確かに落ちているのが理由のようです。1999年まではスペインではペセタが流通していて、旅行していても本当に安く宿泊でき、食事をすることができました。それが通貨統合後ユーロに移行してからは旅行するのが高くなってしまったのが実感です。昼の定食を食べても通貨統合前は500円位の感覚で食べられましたが、現在では8ユーロと約1300円です。マンションも以前は1000万円以下で買えたものが、現在では3000万円以上と倍以上です。昔海外のディーラーが日本に来たとき、1ドルは100円感覚で使えばよいのではと言っていたことを覚えています。それがロンドンでは、現在地下鉄の最低運賃が円換算で1000円です。個人的には1ドル100円、1ユーロ100円感覚の生活ができれば、日本人も大いに昔同様欧米諸国をのんびり旅することができるのですが、本当に残念でありません。皆さん日本の国力を再浮上させるようにがんばりましょう。愚痴が入ってすいません。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。