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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
株式市場は急反発のとなりました。大引けで13,696.55となり、金価格は919ドル(1オンス)となりました。金融市場は好転しているようです。それでは今後どのように動くのでしょう。
日本の景気動向を探る上で重要な指数が発表されました。2月の一致指数は70.0%, 先行指数は54.5%です。この数字は良いと言えます。一般的に50以上の数字であるので良いといえます。
為替相場はべた凪の状態です。但し、オージー(豪ドル)は別の動きをしています。オージー/ドルで0.9400を越えてきています。これは、第一四半期のオーストラリアのPPI(消費者物価指数)が事前の予想よりも良く、+1.9%(前期比)、+4.8%(前年比)となりました。オージー(豪ドル)/ドルもオージー/円もともに上昇です。オージー/円の96.00を越えて、101.00に向かうように思われます。オージー/ドルは0.9100~0.9600のレンジ内の動きを予想します。
ドル/円は小動きに終始し、ディレバレッジの動きを予想する。しかし、103.50を割ってきている。103.50は要注意です。ユーロ/ドルについては、1.5700~1.6000のレンジ内での動きを予想します。ウェバー・ドイツ連銀総裁が金利の現状維持発言でユーロ金利は下がりません。逆に上がる方向さえ見えます。
米国の債券・金利の世界では、10年債が3.70%、2年債が2.13%となっています。スプレッドが157と急速に縮まる傾向にあります。もう0.25%かあるいは変更がないかもしれません。今月29/30日開催のFOMC(米連邦準備理事会)を注視することになにそうです。
今日は経済指標の発表のなく、静かな展開を予想します。
それでは、 Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
為替相場は予想以上に大きく動いたようです。ポジション調整の動きのようです。
シティグループが第一四半期に純損失を51億ドル(約5,300億円)、税引き前評価損60億ドル(約5,200億円)を計上した。しかし、信用不安は相当織り込まれたようでした。株は上昇し、債券市場では2年債と10年債のスプレッドが急速に縮まりました。スプレッドは157と週初の173から随分と縮みました。これで分かることは、信用不安が解消して、リスク志向へ投資家に目の向いていると言えます。株式市場に資金が戻って来ています。金相場は915ドル(1オンス)と、大幅下落とやはり安全志向からリスク志向へむいています。
注目の経済指標はなかったのですが、各当局者が発言をされました。リーカネン・フィンランド中央銀行総裁が、「利下げの余地は全くない。利上げの可能性も排除できない。」との発言です。また、リープシャー・オーストラリア中央銀行総裁は、「利下げの余地はない。利上げの可能性は排除しにない。」と、同様の発言です。この発言によりユーロ/ドルが上昇したようです。米国市場に入ってからは、米国の金利についてフィッシャー・フィラデルフィア連銀総裁が、「金融政策は、金融安定化措置とは分離が必要である。金利水準は景気刺激に十分である。利下げは万能ではない。」と、持論を展開された。これでドルの下げ止まり感がでてきたようでした。
金融市場・為替市場に移ります。ドル/円は私が注目していました103.50の節目を簡単に破って104.65近辺までつけました。ディデリバレッジが効いているようです。ただ、やはりドルの上値ではやはり売りたい市場参加者の売りで頭が抑えられたようです。レンジ的には、103.50~106.00の幅に入っており、103.50が節目のようです。もう一度ドルの上値トライではなかろうかと予想します。ユーロ/ドルは、ECB(欧州中央銀行)メンバーの発言の効果もなく、ディレバレッジ効果が働いたようです。でも1.5700のサポート( 支持線)は破られてはいません。問題はポンド/ドルです。シカゴ筋は確かポンドショートでした。ビーン委員の発言とBOE(イングランド銀行)の新たな金融政策により、ショートの損切りの加速させたよいです。水曜日の議事録を読まないと正直わかりません。2.0400~1.9700のレンジの動きのようです。オージー(豪ドル)/ドルは引き続き0.9100~0.9600のレンジで0.9600の方向を読みます。クロス円が引き続きロングでワークしそうです。
シカゴ筋(CME)情報:3月15日現在
円 ネットロング 47,972枚(前週比+4,905枚)、ユーロ ネットロング 20,093枚(-9,332枚)、ポンド ネットショート 16,135枚(ネットショートが3,576枚増える。)、スイスフラン ネットロング 5,234枚(+4,317枚)、オージー(豪ドル)ネットロング 44,645枚(-7,044枚)、キューウィー(NZドル)ネットロング 6,594枚(-1,778枚)
ポジション調整の市場のように思えます。円は現時点では相当ポジションが減ってきているように思えます。ディデバレッジの効果ではないのでしょうか。ポンドは更に増えてきていますが、おそらく現時点では損切りが相当出できていると思われます。オージーのキューウィーはポジション落としのようですね。
ぞれでは、今日も今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
静かな為替市場でポンドが買われているので不思議に思っていました。色々調べてみたら、例のBOE(イングランド銀行)委員のビーン氏が昨日インフレ率が年内に3%を越える可能性があると示唆されています。本音のところか、建前なのか良くわかりませんが、ポンド/ドルでのポンド買いに走ったようです。つられてポンド/円も上昇といったところです。ただ、長期的なポンド下落リスクと金利低下観測は根強いので注意が必要です。
日本では今日日本銀行支店長会議です。白川新総裁のお披露目となりました。景気については当面減速感があるとしています。金利についてのコメントは特になかったようです。日本の経済指標としては、3月の消費動向調査による消費態度指数が注目されていました。36.7と前月比で0.6ポイントの改善、そして6ヶ月ぶりの反発です。グラフを見ていたら、本当に奈落の底のようなグラフでした。これで改善方向に向かえば良いのだが。もちろん為替相場には全く反応しません。
ジョージ・ソロス氏のコメントが出ていましたので紹介します。「ユーロがドルに代わって世界の基軸通貨になることはない。ドルとユーロの二極体制は不安定である。」ヘッジファンドに対する規制に対して前向きな意見のようです。「金融機関がヘッジファンドのレバレッジ量について入手できるようにすべきだ。」また昨今のサブプライム関連でのカバー取引が出来ないことに対して、「債務担保証券(CDO)など証券化商品やスワップ(金利)を取引所取引に移行することで危機の解決策となる。」と述べられています。投資家としては、金融市場全体の停滞を思っての発言と思えます。
欧州の経済市場ですが、ドイツの3月の生産者物価指数が既に発表されました。市場予想よりも高い数字です。前年比4.2%(前年比)、+0.7%(前月比)と好調な産業活動のようです。ユーロ圏最大の商圏ですから、ユーロ高の理由付けになっても不思議ではありません。
今晩は特に目立った経済指標はないのですが、注目なのは第1四半期のシティグループの決算発表です。既に悪いことは織り込み済みとも思えます。モーニング・レポートで書き忘れましたが、昨日のFRB(米連邦準備理事会)実施(実務はNY連邦準備銀行)のTSLF(Treasury Securities Lending Facility(28日間資産担保証券(MBS)を担保に国債を貸し出す制度)で応札倍率が1.4倍と相当低くなっています。つまりプライマリー・ディーラー(米政府証券公認ディーラー)大手証券会社の中に資金繰りで困っているところはなさそうです。貸出残高が248億ドル(約2兆5,000億円)と前週比で78億ドル(約8,000億円)減っています。これから読むと、意外とシティの決算発表ではドル売りとはいかないと思います。逆の反応をする可能性のほうがむしろ高いのではと思います。
そんなことで、為替相場は現状の水準で来週に持ち越しになるのではと私は思います。でも油断大敵です。ドル/円は101.00~103.50のレンジで、ディレバレッジが強いと私は読み、103.50方向と思います。本邦輸出業者さんにとっては、3ヶ月のフォワードポイント(スワップ)がディスカントの56銭、6ヶ月で1円です。7月の出来上がりで上手くゆけば102円台も可能なレートですから、102.50以上では積極的なドル売りで出てこられると想像します。ユーロ/ドルはユンケル・ユーロ圏財務相会合議長(Jean-Claude Junckerとなかなか格好良い名前の人物です。)が頑張っておられるようで、良い経済指標の金利水準高め維持の観測そしてドルとユーロの金利差拡大からユーロ高に動いても口先介入で阻止しようとの意向があります。ユーロ/ドルの1.6000は相当硬いレジスタンス(抵抗線)となっています。シカゴのポジションはユーロロング(買い持ち)ですが、軽いポジションです。当局との綱引きが続きます。1.6000をしっかり見極めましょう。ポンド/ドルは最初の記述(ビーン委員発言)でポンド高になっているようですが、当局者が発言をコロコロ変えていただくと私も判断がつきません。来週水曜日発表の議事録をじっくり読むこととします。レンジ的にはちょっと広いのですが、1.9700~2.0400です。個人的には1.9700方向に向かったほうが読みやすい。最後にオージー(豪ドル)/ドルは0.9100~0.9600のレンジでオージーブル(強気)方向です。最初0.9300で利食い推奨しましたが、まだまだ行けそうです。クロス円もドル/円が私は103.50方向のドル高を予想していますから、ワークすると読みます。久しぶりにスワップポイントと為替レートの両方で収益機会が上げられます。
余談:先日不動産関係の人たちが中心の懇親会があり、誘われて参加しました。顔なじみの不動産会社社長さんがいて横に座りグラスを交わして親交を深めました。そしたら、為替の話題となり、どうも私のブログをお読みになっていることした。そしてまたびっくり。ドル/円で96円でドル買いましたとのことです。私が101.00~96.00のレンジ内での動きを言い続けた時期です。私のブログのニュアンスからして96.00以下にいっても戻ってくるなと判断されたようです。流石社長さんと思いました。また私のブログが参考になったとのことでありがたいことです。皆さんに役に立つブログに心掛けますので宜しくお願いします。
それでは皆さん良い週末を。TGIF(Thanks God It’s Friday.)ディーラーが週末に交わす言葉です。某日本人ディーラーはTBIF(Thanks Buddha It’s Friday.)とも昔言ってました。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
4月21日(月)豪 第1四半期生産者物価指数
(前月+0.6%前期比 +2.8%前年比)
日 2月景気先行指数
(前月50.0%)
4月22日(火)カナダ☆カナダ中銀 政策金利決定会合
(0.50%の利下げ予想(現行3.5%)
米 3月中古住宅販売件数
(前月503万件)
4月23日(水)日 3月通関ベース貿易収支
(前月9,700億円の黒字)
豪☆第1四半期CPI(消費者物価指数)
(前回0.9%前月比、3.0%前年比)
英☆BOE(イングランド銀行)議事録公開
(4月10日開催分)
独 4月PMI製造業
(前月55.1)
ユーロ圏☆4月PMI製造業
( 前月 52.0)
4月24日(木)ニュージーランド
☆ニュージーランド準備銀行(RBNZ)
政策金利決定会合
(現行8.25% 据え置き予想)
独☆4月IFO景気指数
(前月104.8)
英 3月小売売上高
(前月+5.5%前年比)
米☆3月耐久財受注
(前月-1.7%前月比)
米 3月新築住宅販売件数
(前月59万件)
4月25日(金)日☆4月東京CPI(消費者物価指数)
(前月+0.6%前年同月比)
日 3月全国CPI
(前月+1.0%前年同月比)
英☆第1四半期GDP(国内総生産)
(速報値)
米☆4月ミシガン大学消費者信頼感指数
(速報値 63.2)
重要事項には☆印を付けました。
解説:PMI(Purchasing Managers Index):企業の購買担当者への聞き取り調査の集計結果を業況の判断材料とする指標です。50を上回っていると業況が良いものと判断、反対に50を下回っていると悪いと判断される指標です。
解説:IFO景況指数:ドイツ・ミュンヘンに拠点を置く経済研究所 Institut fur Wirtschaftsforschungの略です。ドイツ国内約7000社の役員を対象に景況感を調査。生産、在庫、受注、価格、雇用の各項目からなる。1991年を100として指数を計算する。ユーロ圏最大の経済圏のドイツの景況感を占う重要な指標です。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
非常に為替に市場はボラタイルな展開ですが、個人的には金利・債券市場を細かく追っかけてゆけば見えてくるなとの印象です。しかし細かいところまで追っかけないといけません。
米債券市場からヒントが見えてきます。私は毎日米10年債と2年債のスプレッド(金利差)を見ています。そして昨日のNY市場では162bps(basis point プロが使う用語です。)の差があります。私のメモによると3月27日時点では183bpsありました。随分とスティープニング(2月6日特別レポート参照ください。)が解消してきています。これを逆にフラットニング(Flattening)と言います。短期の金利が上昇してきて長期との金利差が縮まります。(債券ディーラーの金利読みの腕の見せ所です。債券ディーラーは為替ディーラーよりも金融機関では何倍も稼ぎます。その分給料も良い。)そして2年債の金利が昨日おかしな動きをしました。前日の1.99%から2.10%に急上昇です。もう少し理由を調べてみました。金利ディーラーの間では短期金利がこれ以上下がらないとの思惑が働いています。短期金利の3ヶ月物にそのヒント。16日には2.73%、そして昨日は2.81%と上昇しています。短期金利が上昇してきているので、金利上昇リスクをヘッジするために2年債を売っているのです。(債券では売ると価格が下がり、利回りは上昇します。)これが昨日のNY金利・債券市場の動きです。これから分るのは今月29/30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では大幅利下げはないと思われます。0.25%くらいかと言ったところが米金利・債券ディーラーのコンセンサスです。ひょっとして利下げはないと読んでいる金利・債券ディーラーもいるかもしれません。実質的にマイナス金利ですから。この金利・債券市場の動きはドル買い要因となります。為替ディーラーの見方とはちょっと違います。理由:多くのプロの為替ディーラーは金利のことが深く理解できない。ということで、皆さん金利を勉強しましょう。プロの為替ディーラーの上を行くことができます。
いろいろと金融当局者から発言がでました。まずは、ユーロ圏当局の話。例のユンケル・ユーロ圏財務相会合議長が、G7のメッセージを正しく理解していないと為替市場を牽制しました。ユーロ/ドルの最高値を更新する動きは望まない。過度の為替レートのボラティリティは世界的成長に好ましくないと。ユーロの頭が押さえられたようです。そしてウェーバー・ドイツ連邦銀行総裁が金利下げの一部観測を否定するコメント。ECB(欧州中央銀行)はインフレリスクに断固として予防的に対応する必要がある。またG7声明で当局の意向は自明としています。金利・為替両面で釘を刺しています。
米国市場に移っての発言。前回のFOMCで反対票を投じたフィッシャー・ダラス連銀総裁が利下げに否定的な発言をされたようです。もともとインフレ懸念派ですから、次回の投票でもひところ述べられ反対票に回られると思われます。(前述の債券市場との関連でヒントとなります。)
欧州に戻るのですが、BOE(イングランド銀行)が来週初めにモーゲージ市場のひっぱく感を解消する対策が出るとのことです。見るとモーゲージ担保証券(MBS)と国債を一時的に交換する対策とのことで、何のことはない米国のTSLF(Treasury Security Lending Facility)と同じ策です。米国では28日間国債をMBSを担保にして貸し出すものです。従ってBOEの策も困った金融機関は国債をBOEから借りて、それを担保に資金を借りる方法です。これは、為替市場ではポンド高に反応しているのですが、明らかに逆の方向の反応ではないかと思います。ポンド売り要因と私は個人的に思います。ポンドは利下げとポンド下落リスクが基本です。
今日はいろいろと金利のことばかり話しているのですが、金融市場では、米国株式市場は債券市場が分れば下げる理由はありません。メリルリンチの話は織り込み済みのグーグル決算を重視とだんだん雰囲気が変ってきています。金も943ドル(1オンス)と小動きです。
為替市場はドル/円はディレバレッジの領域で103.50方向と読みます。これは米債券市場の要因も考えています。ユーロ/ドルは一旦1.6000をトライしましたが、当局の口先介入で押し戻された形です。ECBは金利据え置きですから、当局と為替市場参加者のにらみ合いです。1.5700~1.6300のレンジの動きです。まだドリフト状態です。ポンド/ドルは1.99台となっていますが、私には理由なき上昇です。1.9700方向に戻るのではと読みます。オージー(豪ドル)は引き続き左団扇状態ですのでコメントなしです。
それでは今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。