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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。

 

 

先週のFOMC(米連邦公開市場委員会)で金利の据え置きを決定しましたが、利上げの時期を巡って相場観が交錯しました。利上げは次回のFOMCにはなく年後半、もしくは来年にずれ込むとの観測が支配しました。そんな中、金融機関の損失懸念が高まり、NY株式市場の急落、そして再び原油高、金価格急騰となりました。市場のテーマが信用収縮に再び戻ってしまった感があります。

 

 

このような市場環境の中で、今週は非常に重要な週になりそうなイベントが数多くあります。

 

 

日本では、火曜日に日本銀行企業短期経済観測調査(短観)の発表があります。先週発表の法人景気予測調査で悪い数字が出ていますから、短観での悪い数字が予想されています。日本銀行の金融政策スタンスは引き続き低金利政策を維持することが予想されます。為替相場を予測する上で、円は低金利が続くという相場観は重要です。

欧州では木曜日にECB(欧州中央銀行)の定例理事会があります。トリシェECB総裁は事前に小幅利上げを示唆する発言を繰り返しされており、0.25%の利上げが予想されています。物価安定を一番の優先課題として取る組む中央銀行の姿勢を強く示されています。次回の理事会以降も利上げがあるかどうかの判断をする上でトリシェECB総裁の記者会見が注目されます。ユーロ高には、我関せずとの姿勢と読み取れます。それは、米国当局者が強いドルは米国の利益にかなうとの発言に注目しており、この問題について言うことが出来る全てであるとのコメントに象徴されています。欧州と米国の強調体制が揃っていないように思えてなりません。また、ECBと欧州各国財務相との間でも協調がとれていないような気もします。

 

 

同じく木曜日に米国で6月の雇用統計が発表されます。前回失業率が5.5%となり金融市場が大きく反応しました。非農業部門雇用者数も引き続き前月比でマイナスの雇用環境が続き悪そうです。FOMCでは雇用統計の数字が重視されると言うことですので、注目しましょう。

 

 

為替市場ではユーロ/ドルが相場の牽引車的な役割を果たしますので著目しましょう。米国市場では信用収縮問題が蔓延し、株式市場が更に下落し、資金が原油、穀物、金といった市場に流れるようですと、ユーロ/ドルで更なるユーロ高/ドル安が見られそうです。ECBが利上げに踏み切るようですから、米欧の金利差が政策金利ベースで2.25%にまで拡大することが予想されます。1.6000の重要な節目を狙う動きになるか注目しましょう。

 

 

ユーロ/ドルでのドル安は、ドル/円でもドル安に反応しそうです。シカゴ先物市場では、円のポジションが先週円ショート(売り持ち)に転換しました。しかし、週後半には、損切り取引をしたようで、ドル/円でのドル急落へと反応しました。利上げ観測が後退し、米国のファンダメンタルズに目が向う傾向でドル安が進行する傾向です。そろそろ米金融当局者からの「口先介入」が出てきそうです。注意しましょう。

 

 

シカゴ(CME)情報:6月24日現在

円 ネットショート 12,747枚(ネットショートに転換 ショート18,604枚増)、ユーロ ネットロング 1,432枚(ロングの転換 ロング10,722枚増)、ポンド ネットロング 12,843枚(-18,405枚)、スイスフラン ネットショート 2,401枚(-6,513枚)、オージー(豪ドル)ネットロング 49,382枚(+12,392枚)、キューウィー(NZD)ネットロング 2,650枚(+1,054枚)

 

実に興味深いポジション状態です。円がネットショートに今年初めて転換しました。ヘッジファンドは、ドル高をFOMC終了時点では予測していたようです。しかし、市場環境がその後急変し、ポジションを反対にしたようです。従って、ドル/円が損切りのドル売りに欧米市場で変りました。納得の展開です。ユーロのロングに転換しました。しかし、ほとんどゼロのポジションでした。恐らくロングが増えていると読めます。ポンドのショートが減っています。金融引き締め姿勢のイングランド銀行の姿勢が見えてきます。その他では、オージーのポジションが引き続きロングポジションで増えています。一番分かりやすい通貨ポジションと言えます。ヘッジファンドの収益源はオージーロングポジションと言えます。

 

それでは、今週も頑張りましょう。

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
大荒れの海外市場ですね。FRB(米連邦準備理事会)は金利据え置きを決定しました。ただし、利上げについての言及がなくて、利上げ時期を巡って相場観が交錯しています。今年はないのではと主張するエコノミストが幅をきかせています。今年にあれば、少なくとも8月はなく、早くて9月かなと言ったところです。ゴールドマンレポートの米金融機関を損失計上観測から信用不安が再びテーマとなり、OPEC(石油輸出国機構)議長の今夏の原油の170ドルまで上昇するとの話から、ウォール街が大幅下落、債券買い、原油買い、金買い、そしてドル安となりました。複雑骨折気味の金融市場です。
 
 
トリシェECB(欧州中央銀行)総裁は政策金利を次回の理事会で小幅利上げを行う可能性を繰り返し示唆されています。ユーロとドルの金利差は拡大方向との見通しから、また、原油高を見てドルからユーロに資金を動かす動きとなりました。ユーロ/ドルでのユーロ高からドル/円でドルが売られる展開となっています。但し、ドル/円では、来週の日銀短観で悪い数字が出るのではとの見通しが強く、下値で拾う動きがあります。東京時間帯では、今日も外国物投資信託の設定や、輸入業者のドル先物買いなど実需筋のドル買いで、堅調な動きとなっています。
 
 
日本の経済指標が発表されましたが、総じて予想通りの数字のようです。ただ、消費者物価指数は1.5%(前年比)と予想以上に高く、ガソリン価格の上昇、食料品の値上げなどの影響が出ているようで、インフレ圧力が出ています。しかし、コア(除食料品+エネルギー)では-0.1%(前年比)と極めて低い数字です。日本銀行としても、まだまだ安心の水準です。日本の低金利政策に変化はなさそうです。
 
 
筆者は英国の経済指標と中央銀行の金融政策の戸惑いを覚えていました。そんな中、キング・イングランド銀行総裁が議会証言の中で、タカ派的発言をされました。これまでの景気減速を示唆するハト派的発言とは違うようです。「今年はインフレ率が一段と加速する見込みである。ポンド下落が輸入物価を押し上げる。」との発言は、市場ではポンド高へと反応しました。少し整合性は出てきたことでポンド高方向と思います。
 
 
今後の動きですが、ドル/円が良く解りません。昨日言及しました、「円キャリー・トレード」が解消する動きとは思えません。ユーロ/ドルでユーロ高トレンド、ポンド/ドルでポンド高トレンド、豪ドル/ドルで豪ドルトレンドと、どこを見渡しても「円キャリー・トレード」の条件は整っています。ただ、肝心のドル/円でのドル安が、一過性なのか、それとも中期的でなってしまうのかが、判断がつきません。ドル/円はドル要因による相場形成の場合が多いようです。1週間の動きの見通しで、私は、ドル/円は、106.00~109.00を予想していました。その意味で106.00の下限にまで到達していません。その意味では、今回のドル下落は想定の範囲内なのかも知れません。106円台前半はドル買いの水準かも知れません。但しタイトストップロスで。
 
 
オージー(豪ドル)/ドルが、ドル売りの恩恵を受け、豪ドルブルトレンドになっていますね。引き続き豪ドルロングのポジションは安心してキープして良いようです。豪ドル/円のポジションでも、共にドル安となっていますから、影響は少ないように思えます。
 
 
今晩は米国の経済指標のオンパレードです。インフレ懸念を連想させそうな指標が目白押しです。6月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値で56.7と出ており、そんなにブレはなさそうな気がします。相場観が乱れていますから、良い数字にも悪い数字にも過敏に反応します。注意しましょう。
 
今日もひとつ格言を
 
The market may not be smart, but it is always right.
市場はスマートではないかも知れません、しかし、いつも正しい。
トレンドの乗った取引を心がけましょう。よく陥る罠です。

それでは、 TGIF
  

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

為替市場はFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明内容がインフレ抑制重視の金融スタンスが確認されたことで、上下には振れましたが落ち着くところに落着き、安堵感があるようです。(ドル/円に限ったことですが。)声明文を読んでみると、信用収縮問題は資金供給を十分行うことで乗り切れるとしています。そしてこれからはエネルギー価格高騰を中心にインフレ抑制重視をとると明言しています。全く、2週間前にバーナンキ議長が言っていたことと同じです。学者議長の言われたことに変更はありません。ただ、どこにも「利上げ」の文言はありません。Interest」自体の言葉が排除され、ダラス連銀のフィッシャー総裁の反対票の文言も「increase in the target for the federal funds」となっています。債券市場では2年債は2.8%を下回ってきてはいません。先物金利市場では9月の利上げ(0.25%)を完全に織り込んでいます。米金利は徐々に切り上げて行くとは予想します。

 

 

FOMCに先駆けて欧州ではトリシェECB(欧州中央銀行)が欧州議会で証言をされました。全内容を読んで見ました。「インフレ率は予想以上に高く長引いている。次回会合では小幅に政策金利を動かす決定をすることを述べた。インフレ期待をしっかり抑えるために、次回小幅な金利調整をおこなう可能性がある。」と述べています。また、為替については、「米当局者が強いドルは米国の利益にかなうと述べたことに注目しており、それがこの問題について言うことが出来る全てである。」と述べています。トリシェ総裁の明確な発言です。米国とは一線を画して、インフレ抑制重視の姿勢と、米国と為替政策で協調するとも、協調しないともいっていなく、ニュアンス的にぼかした内容です。ユーロ/ドルでユーロ高になっていますが、戻ってくる勢いはなさそうです。ユーロ/ドルの1.5700は重要な節目です。サポート(支持線)になるかレジスタンス(抵抗線)になるか注目しましょう。ユーロ/ドルは独自の動きになっているようです。原油相場、金相場との連動性は薄れつつあります。

 

 

ドル/円は、「往って来い」の展開で、上値トライをしましたが、逆の見方をすればドル底堅い展開となっています。外国物投資信託の設定、欧米金融機関のサムライ債(円建て外債)による円資金調達し自国通貨に替える動きが出ており、「円キャリー・トレード」の動きが本格化しそうです。来週発表予定(7月1日)の日銀短観(企業短期経済観測調査)が注目され、悪い数字が確認されれば、日本銀行は低金利政策を続けざるをえないとの認識で市場は固まってくると思います。これがドル/円でのドル底堅い要因になっていると読みます。106.00111.00のレンジの中間点の108.50を上回ってくれば111.00の方向と読みます。

 

 

朝方発表のオーストラリアの経済指標(4月コンファレンスボード景気先行指数0.3%(前回-0.4%))は予想外に良い数字がでました。引き続き投資妙味の高い通貨と言えます。豪ドル/ドルはもう一度最高値をトライしそうな勢いです。0.9600は意外とあっさりと突破するかも知れません。豪ドル/円でも、ドル/円のドル先高感に後押され妙味がありそうです

 

今日はキング・イングランド銀行総裁とギーブ副総裁が揃って議会証言です。英国の経済指標と中央銀行担当者との景気の見通し、更に金融スタンスのずれを最近感じ、とても相場観を立てられる状況にはありません。経済指標と金融スタンスが一致して初めて相場観を立てます。その意味で、重要だと思います。議会証言は、嘘を言えば偽証罪となります。シカゴ筋はこの所ずっとポンド・ショートのポジションをキープです。投資家にフレンドリーな証言を期待します。

 

 

格言をひとつ。

 

When it is sick, give it a kick.

危ないと思ったら(病気にかかったと思ったら)、ポジションを捨てましょう。

良い格言ですね。

 

それでは、 Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

 

今日はなんといってもFOMC(米連邦公開市場委員会)の動向に左右されます。でも市場参加者のポジション具合はある程度予測できます。昨日の米経済指標は、4月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数はマイナス15.3と予想と大してかけ離れた数字ではないものの、6月のコンファレンスボード発表の消費者信頼感指数が50.4と予想の56.5からは遥かに悪い数字で、一斉にドル売りに走ったようでした。しかし、直ぐに戻したようです。今日のFOMCを睨んだ動きのようです。2週間前のバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の、過去一ヶ月程度で景気は大幅下落局面入りしたリスクは大幅に後退し、これからはエネルギー価格高騰でインフレ上向きの期待リスクが高まったとして、インフレリスク抑制に金融スタンスを変えてゆく方針を打ち出されました。2週間で学者議長の発言が変更されることはないと思います。

 

 

昨今の原油や穀物市場の動きからして、2.00%の低金利続けることは、過去の教訓からバブルを引き起こす可能性を内包しています。ヘッジファンドを中心に原油や穀物市場に投機マネーが現在流入していますが、元を辿ってゆけば低金利で融資している金融機関が背後に控えています。サブプライムローン問題の根本原因は、2001911日の同時多発テロ事件以来続いた低金利政策に米国民やヘッジファンドが飛びついたことが原因と言われています。二度と同じ過ちを繰り返したくないとの思いがバーナンキ議長の脳裏にはあると思います。

 

 

FOMC声明では、現行2.00%の政策金利は据え置きとの予想ですが、その記述内容が問題です。景気重視の姿勢とインフレ重視の姿勢の均衡なのか、よりインフレ抑制に重点を置いた姿勢に転換するのか注意して内容を読む必要があります。フィラデルフィア連銀プロッサー総裁とダラス連銀フィッシャー総裁の2人は利上げを主張すると思われます。バーナンキ議長が調整役でどの程度の文言に留めるのかがポイントです。

 

 

ドル/円は来週発表予定の日本銀行の企業短期経済観測調査の内容を読みながらドル高方向に向うのではないのでしょうか。月曜日発表の法人景気予測調査によると4-6月期はマイナス13.21-3月期のマイナス9.3よりも悪化しています。短観に先行しては発表さえた数字として、市場は極めて重要視しているようです。短観が予想通り悪いようですと日本銀行の低金利政策に変化はなく、国内の投資家は海外投資を続けることになります。昨今のドル/円でのドル高は心理的にポジティブに働いているようです。昨日のドルの戻りがそれを象徴しているようです。当面106.00111.00と中間点の108.50が目標ですが、場合によっては109.00から109.50あたりを目指すと思います。

 

 

ユーロ/ドルでは、材料としてトリシェECB(欧州中央銀行)総裁の欧州議会の経済金融委員会での議会証言があり、インフレファイター的発言はありそうです。ただ、市場はFOMCの声明文を固唾をのんで見守っていますから、ユーロ高の振れても今日は限界があると思います。1.54001.5700のレンジ内の動きと思います。

 

 

オージー(豪ドル)についてですが、明日朝4月のコンファレンスボード発表の景気先行指数と5月の求人情報が発表され、いずれも悪い予想です。景気先行指数がマイナス0.4%(前月比)、求人情報がマイナス2.5%(前月比)です。一旦豪ドルの売りが出るかもしれません。FOMCの後でドル買戻しと併せて加速するかもしれません。ただ、これは利食いの豪ドル売り/ドル買いとなり、レベル感からもう一度豪ドル買いとなるでしょう。前回0.9350あたりまで売られましたが、今回もこのあたりまでのリスクをマックス考えておいた方が良いのでは。0.94000.9450が妥当なレベルと思います。豪/円のポジションでは大して影響はなさそうです。こちらのポジションの方が良さそうだ。

 

 

それでは、静かにFOMC声明文を待ちましょう。日本時間午前315分頃の予定です。

 

Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

 

金融市場はFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて欧米投資家はポジションを縮め、またやっぱりとの方向で動いているようです。

 

 

昨日は弱い経済指標でユーロ売りとなりました。6月のIFO景況指数(101.36月のユーロ圏製造業PMI速報値49.1, 非製造業49.5と共に50の景気の分れ目を下回っています。しかし、ドルが買われ、金価格が売られました。880ドル台(1オンス)とこちらは相関関係があるようですが、原油価格との連動はないようです。原油価格は135ドルを上回って堅調に推移しているようです。

 

原油はイスラエルのイラク攻撃のための演習、ナイジェリアで武装勢力による石油関連施設攻撃で一部操業が停止に追い込まれたとのニュース、シェブロンの施設で労組がストに突入とのニュースで、為替市場のニュースとはかけ離れたところで、投機マネーが動いています。一説には投機マネーの原油に流入する比率は71%にも上ると言われています。

 

 

ドルと原油の相関関係が微妙にずれ始めています。昨日はドル高と原油高と反応しています。これは米国金利の見方が再び利上げに方向に傾き始めているからです。2週間前にインフレ懸念を明確にしたバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長は、金融市場は利上げが近いと走ったために主要メディアに情報を流し、「書かせ記事」を書かせました。1週間の冷却期間でかなり落着きました。しかし、冷静に市場は分析しています。債券市場では2年債を中心に3%近くに再び上昇しています。10年債は4%を上回った状態が続いています。FRBとしても、株式市場の低迷はどうしても避けたいという思いが強いと思います。FRBは利下げに打ち止め感を出し、更に利上げでインフレ予防を、連邦政府の減税で景気対策をするといる金融財政のポリシーミックスを考えているようです。FOMCを前にして、政策金利自体は据え置きでしょうが、インフレ対策重視の金融政策を打ち出す方針を出すのではないでしょうか。

 

 

日本の昨日の財務相と内閣府発表の法人調査によると自動車や自動車付属部品が34.1%(前期比)、建設業が43.1%と経済の川下に位置する業界の景気が悪いことが鮮明です。目に分る部分だけに気になるところです。7月1日発表の短観(日銀短期経済観測調査)が悪いことを連想させます。この調査は短観の露払い的意味を持ちます。日本銀行は低金利を維持せざるを得ないようだ。海外投資が進む状況にあるようです。折りしも、ドル高/円でドル高傾向にあり、オージー(豪ドル)を中心に投資が進む。

 

 

ドル/円は106.00111.00のガンチャートの重要な節目のレンジ内にあり、中間点の108.50を当面の目標とします。ユーロ/ドルでは.1.5400の節目を目指すものの、ECB(欧州中央銀行)の金融引き締めスタンスが強いことから、戻りもあるのではと思います。ポンド/ドルは、出てくる英国の経済指標とキングBOE(イングランド銀行)総裁のコメントと大きく異なるために良く読めません。中立の立場か、シカゴ筋のポジションを尊重してポンドショート(売り持ち)の方向かと思います。ポンドロング(買い持ち)だけはしたくはありません。

 

 

豪ドル/ドルは、一時のドル買いにも耐え、調整局面はあるものの豪ドルブルトレンドが続いています。資源国、高いGDP維持、高金利と投資妙味があります。英豪系大手リオ・ティントは中国との鉄鉱石契約で96.5%の値上げを勝ち取りました。資源国パワーは強い。

豪/ドルで0.91000.9600のレンジをまもなく破りそうです。豪ドル/円でもブルトレンドが続きそうです。円金利が低位で推移することが、またドル/円でのドルブルトレンドが後押しします。

 

 

余談:病院の食事:最近の病院食は随分変ったようです。以前は不味いといわれていました。ところが、今回2週間の入院で「美味い」ことが分りました。一品一品丁寧に作ってあり、和洋中とそれぞれ工夫してありました。焼き魚などは、照り焼き風、ホイール焼き、中華風のから揚げ、洋風のソースかけとバラエティーに富んでいました。そして野菜の煮たもの、豆腐と、また一日1回の味噌汁。それぞれの病状に合わせて献立が決めてあるようです。減塩が基本であり、海苔にはしょうゆなしです。退院してからは、この病院の食事を基本として食べるようにしています。トンカツ、てんぷら、コロッケなどはご法度で、私には無縁となりました。また、ラーメンもいけないようで、これも私の献立からは消え行くメニューです。

 

 

それでは、 Have a nice day!

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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