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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
為替相場は予想以上に大きく動いたようです。ポジション調整の動きのようです。
シティグループが第一四半期に純損失を51億ドル(約5,300億円)、税引き前評価損60億ドル(約5,200億円)を計上した。しかし、信用不安は相当織り込まれたようでした。株は上昇し、債券市場では2年債と10年債のスプレッドが急速に縮まりました。スプレッドは157と週初の173から随分と縮みました。これで分かることは、信用不安が解消して、リスク志向へ投資家に目の向いていると言えます。株式市場に資金が戻って来ています。金相場は915ドル(1オンス)と、大幅下落とやはり安全志向からリスク志向へむいています。
注目の経済指標はなかったのですが、各当局者が発言をされました。リーカネン・フィンランド中央銀行総裁が、「利下げの余地は全くない。利上げの可能性も排除できない。」との発言です。また、リープシャー・オーストラリア中央銀行総裁は、「利下げの余地はない。利上げの可能性は排除しにない。」と、同様の発言です。この発言によりユーロ/ドルが上昇したようです。米国市場に入ってからは、米国の金利についてフィッシャー・フィラデルフィア連銀総裁が、「金融政策は、金融安定化措置とは分離が必要である。金利水準は景気刺激に十分である。利下げは万能ではない。」と、持論を展開された。これでドルの下げ止まり感がでてきたようでした。
金融市場・為替市場に移ります。ドル/円は私が注目していました103.50の節目を簡単に破って104.65近辺までつけました。ディデリバレッジが効いているようです。ただ、やはりドルの上値ではやはり売りたい市場参加者の売りで頭が抑えられたようです。レンジ的には、103.50~106.00の幅に入っており、103.50が節目のようです。もう一度ドルの上値トライではなかろうかと予想します。ユーロ/ドルは、ECB(欧州中央銀行)メンバーの発言の効果もなく、ディレバレッジ効果が働いたようです。でも1.5700のサポート( 支持線)は破られてはいません。問題はポンド/ドルです。シカゴ筋は確かポンドショートでした。ビーン委員の発言とBOE(イングランド銀行)の新たな金融政策により、ショートの損切りの加速させたよいです。水曜日の議事録を読まないと正直わかりません。2.0400~1.9700のレンジの動きのようです。オージー(豪ドル)/ドルは引き続き0.9100~0.9600のレンジで0.9600の方向を読みます。クロス円が引き続きロングでワークしそうです。
シカゴ筋(CME)情報:3月15日現在
円 ネットロング 47,972枚(前週比+4,905枚)、ユーロ ネットロング 20,093枚(-9,332枚)、ポンド ネットショート 16,135枚(ネットショートが3,576枚増える。)、スイスフラン ネットロング 5,234枚(+4,317枚)、オージー(豪ドル)ネットロング 44,645枚(-7,044枚)、キューウィー(NZドル)ネットロング 6,594枚(-1,778枚)
ポジション調整の市場のように思えます。円は現時点では相当ポジションが減ってきているように思えます。ディデバレッジの効果ではないのでしょうか。ポンドは更に増えてきていますが、おそらく現時点では損切りが相当出できていると思われます。オージーのキューウィーはポジション落としのようですね。
ぞれでは、今日も今日も為替相場と仲良く対話しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。