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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
全く動かなくてお疲れといったほうがよいかと思います。
今日か明日にでも発表されるモノライン(米金融保証会社)アムバック救済計画を好感してか、兜町が上昇しています。この流れをウォール街まで引きずってほしいものです。おそらく欧米の金融機関が協調してアムバックの資本増強に対して資金支援し、それ対して金融監督当局がお墨付きを与えるというような内容とは思うのですが。サプブライム関連債券と地方債とを切り離して分社化する案は否定の方向ではありました。内容を見ないといけないようですが、協調支援金融機関は、それぞれサブプライム関連で多額の評価損損失を計上しており、是が非でもこれからの評価損計上だけは回避したいために積極的に支援するであろうと思われます。支援しないと、いまだに抱える証券化債券に追加評価損を計上する可能性があるために、背に腹はかえられない事情があるようです。ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)の報道ですと、アムバックに30億ドル(約3,200億円)へ資本注入ということで週末に協調融資団が合意したとのことです。
サブプライ問題関連はさておき、米国経済これからどうなのというのが市場の関心事です。全米エコノミスト協会発表の米第1四半期の実質経済成長率は0.4%(前期比年率)ということで、マイナス成長まではいかないと見ていますね。私は一時的にでもマイナス成長に持ってゆき、米国が官民上げて景気後退阻止に向けた対策を打っているとの印象を市場関係者に印象付け、そして現実に景気回復の兆しが出て、ドル高への軌道変更と読みたいところですが。もう少し、ファンダメンタルズを見極めないといけないし、米金融当局の監視姿勢も確認したいところです。その意味で、今週27日(水)及び28日(木)に行われるバーナンキFRB(連邦準備理事会)議長の上下両院での議会証言に注目しましょう。来月18日のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げの実施確度(100%!)と利下げ幅のヒントが出ることでしょう。
今後の海外市場ですが、重要な経済指標はなさそうです。アムバック救済計画の発表待ちかといったところです。NY市場での株価の反応を見たいところです。ドル/円は、シカゴ筋も更に円ロング/ドルショート(ドル売り)方向のポジションを増やしています。106.00を私は注視します。上は108.50を注意。ユーロ/ドルは1.4800が強固なサポート(支持線)になりつつあります。潜在的なECB(欧州中央銀行)のインフレ警戒感は強く、利下げには動きそうにないといったところが根拠となっています。これは米国サイドの要因よりも市場は重要視しているようです。ポンド/ドルでは1.9700を付けるかどうかが焦点です。こちらもBOE(イングランド銀行)が政策金利を調整するかどうか(利下げ方向に動くかどうか?)の状況次第です。シカゴ筋はポンドショート(ポンド売り)に若干傾いていますが、迷っている状況というのが現状です。ちっちゃなポジションどちらでも動ける体制になっています。オージー(オーストラリアドル)/ドルが今日一番素直な動きです。0.9600方向へ順調に上がっています。オージー/円の100円台が見えてきています。チャート的には100.00は通過点であり、101.00が重要な節目です。ドル/円が急落しなければ良いのですが。(ドル/円でのドル安見通しとは相反するのですが。)
それでは、Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。