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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
相変わらず兜町は上下に動くのですが、動意薄の為替市場です。期待のオージー(オーストラリアドル)も材料不足で動かなかったようです。朝のコメントに何を付け加えるか迷ってしまいます。
今朝付け加え忘れたことから話しましょう。フランスの1月のCPI(消費者物価指数)が昨日発表され3.1%と前月の2.8%から着実に上昇しています。ユーロ域内で第二の経済圏を形成していますから、ドイツの3.2%と考え合わせるとやはりユーロ圏のインフレ率は3.0%を上回っていることになります。これではECB(欧州中央銀行)は動けないですね。
テクニカル分析の中にストカスティック分析があるのですが、各主要通貨ペアで見てみましょう。
1.ドル/円:ファースト・スローが60~80%圏内で交錯しています。ドル売りサイン継続のようです。
2.ユーロ/ドル:ファースト90、スロー80と上昇しており、ほぼユーロ上昇が目一杯かという気配です。
3.ポンド/ドル:ファースト・スローが40で交錯しています。ポンド買いが優勢のようです。ただ40ということを考えるとどちらかと言えば中立です。
4.オージー/ドル:ファースト・スローが80以上で交錯しました。オージー売りサインのようにも見えます。
テクニカル分析には、私情は挟めませんので、客観的に書きました。それでは私情を入れて、書きましょう。ドル/円が一番分りやすいのではと思います。昨日からどちらかと言えば、米国のファンダメンタルズ(基礎的経済要因)の悪さを材料にドル売りとなっています。ファンダメンタルズとテクニカルが一番合致している通貨ペアです。ユーロ/ドルは、市場のECBによる利下げ期待感が急速に退潮しています。金利は現状維持が続きます。そしてドルのファンダメンタルズの悪さとも合致します。私が重要視している1.4800がサポート(支持線)となるのか、反対にレジスタンス(抵抗線)になるかの見極めです。ストカスティックがまだユーロ買い余力のサインですから、ユーロブル(強気)トレンド継続といったところです。ポンドは、ファンダメンタルズを見ながら、利下げがあるのかといったところで、少し期待感が剥げてきています。しかし潜在的な利下げ期待は残りますので、私はポンド/ドルの1.9700を抜けるかどうかに注目しています。私はかなり難しいと思います。ただドルの要因で引き上げられる場合がありますから要注意としておきます。オージーはファンダメンタルズががんがんのブル(強気です。)オージー/ドルでの0.9600方向を読みます。円クロスでは、ドルの要因と通貨ペアとの時間差に注意しましょう。
これからの海外市場ではユーロについての経済指標が出ますから注意しましょう。2月のユーロ圏製造業とサービス部門のPMIが発表されます。予想は製造業PMIが52.3, サービス部門が50.7です。50が分岐点ですから、50以上であればユーロ買い、50以下ではユーロ売りと反応する可能性がありますので注意しましょう。
解説:ストカスティック(stochastic)は90以上であれば買われすぎ(オーバーボウト(overbought))、10以下であれば売られすぎ(オーバーソールド(oversold))のサインと言われています。二つのラインが交差すると転換点と読めます。数字自体はパーセンと表示です。簡単な説明ですが、相場を読む上で参考になります。
解説:PMI(Purchasing Managers Index)企業の購買担当者への聞き取り調査の集計結果によって、業況の判断材料とされる指標です。50を上回っていると業況が良いとの判断、50を下回っていると悪いとの判断がされる指標です。
今週は日本時間の夜ばかり動きましたから、疲れましたね。本当に今週はお疲れ様でした。それではまた来週お会いしましょう。T.G.I.F.(Thanks God It’s Friday ディーラー間で週末に交わす挨拶です。)
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。