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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
昨晩も大きな為替の動きとなりました。その中でポンドだけドルが買われていたのでどうしたのかなと思って調べましたら、英住宅金融大手の決算が悪かったことでポンド売りのドル買いとなったようでした。その他の通貨は全てドル売りでの反応でした。
材料をまず検証しましょう。英国の第4四半期のGDP(国内総生産)は+0.6%(前期比)、+2.9%(前年比)と予想通りでポンド相場には影響なしです。上記の住宅金融会社決算の話で売られたようです。ユーロの材料としては、ウェーバー独連銀総裁が、2009年までは昨年12月に推計されたインフレ率が低い原油価格をベースにして推計されたものであって、インフレ圧力は収まらないとのボンでの講演内容でした。タカ派(利上げ派)の面目躍如といったところです。トルシェECB(欧州中央銀行)総裁もタカ派ですから、当分利下げなどは期待できそうにありません。そしてウェーリング・オランダ中銀総裁は、為替について、欧州経済はユーロ高に対処できるとして、ユーロ高意に関せずの姿勢です。ユーロ買いの雰囲気の中で、米国時間帯に移りました。まずは経済指標。1月の耐久財受注はマイナス5.3%と予想の3~4%よりも悪い数字、1月の新規住宅販売件数も58.8万戸とこちらも予想よりも悪い数字、そしてバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言に移りました。前日のコーン副議長の話がベースにあったところでの、議長の確認証言です。インフレ懸念リスクよりも景気後退リスクのほうに重点を置く金融政策をするとのことで、来月18日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げが確実な情勢です。市場は0.50%の政策金利2.5%は織り込み済みです。市場は2.5%からどこまで下げるのという議論に入っているようです。
それでは金融市場はどうでしたでしょうか。相変わらずドルが売られて、金や原油に資金が流れているようです。スタグフレーション(景気後退のもと、インフレが上昇することです。)を投機家が強く連想して、金、原油に流れています。ただ、こちらも足の速い資金ですから、先行き不透明です。それでは、為替はどうでしょうか。ドル/円での106.00, そしてユーロ/ドルでの1.5100に一応の達成感を私は感じます。そしてこれからもう一段の達成感を得るにはどこまでドルが売られるかといったところではないでしょうか。ドル/円の次の節目は101.00 そしてユーロ/ドルでは1.5400 と1.5700です。私は、一部利食いをお勧めします。根っ子のいかばかりか残して。
それでは今日はどうでしょうか。ドル/円では私と同様に達成感を感じている市場参加者は多いと思います。利食いのドルの買戻しがアジア時間帯には出てくると思います。ただ、輸出の財務担当者は上司の怖い顔が目に浮かぶようですから、106円台ミドルでは、社内レート基準を満たしたドル先物売り予約が出ますから、頭が押さえられます。戻って106.70近辺かといったところです。21時間移動平均線の106.50を頭にトレンドラインが下がってきましたから、106.50あたりでドル買い戻しが止まれば、再びドルベア(弱気)方向ではないのでしょうか。ストカスティックはもう少しドル売り余力がありそうな数字です。ユーロ/ドルは、個人的には達成感があります。ただ、ファンダメンタルズは、米金利利下げ、ユーロ金利現状維持とユーロ買いのセンチメント満々です。利食いはするものの、ポジションの半分ほどはユーロ買い持ちキープ良いでしょう。ストカスティックはファースト・スローとも90以上とユーロ売りサインなのですが。ファンド筋の動向注意です。オージー、キューイーとも相場観は変わりません。
それでは今日も相場に逆らわないディーリングに徹しましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。