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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
東京時間帯で一番動いていた金融商品は、為替のニュージーランド・ドルと金でした。
ニュージーランドドル通称キューウィーは、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)がインフレ期待値(第一四半期)を発表し2.7%と、昨年12月のインフレ率3.2%(年率)よりも低かったことで、利食い売りが出たようでした。キューウィー(ニューニーランドドル)/ドルで0.8140近辺から0.8090近辺まで落ちてきています。ただ、オーストラリアドルと同様に数少ない保守的な政治体制で健全な自由経済体制、そして高金利維持の国ですから、サブプライム・ウィルスが全世界に蔓延の中で、投資家の資金が流れ込んでいます。0.8100は要注意の節目ですから、レジスタンス(抵抗線)になるか、サポート(支持線)になるか注目しましょう。0.8080近辺でのキューウィー買いは入ってきているようです。0.8100の次は、0.8600まで大きな節目がありません。キューウィーはシカゴ筋もロング(買い持ち)キープです。長期的な投資スタンスに変わりないようですね。
金が急落しています。NY市場から1オンス当たりで約10ドル落ちて,現在932ドル近辺です。理由はIMF(国際通貨基金)が保有している金1,290万オンス(約401トン)を売却して、IMFの予算補填に当てるためです。試算してみたら、1,290万オンスはドル換算(1オンス930ドルとして)で約120億ドルです。円換算すると1兆2800億円相当です。投機筋が一旦利食いに入るのは容易に理解できます。でも下がってどのあたりしょうか? 850ドル近辺から投機筋が買いあがってきているということですから、その半値の895ドル近辺が目安ではないのでしょうか。でもそこまでは下がらないでしょう。潜在的なドル安があると、通貨としての仮面のある金に資金は流れ込むこととなります。米トリプル安 つまりドル安、株安、債券安となったときに金に資金が向かいます。参考までにIMFはワシントンに事務所があり、ドルでの資金管理となっていますから、他の通貨には影響がないと思います。もっともそのうちに一部ユーロでの資金管理となるかもしれませんが。
為替市場に戻りましょう。朝方兜町は上昇していたのですが、また水面下です。ウォール街を引き継げませんでした。ドル/円はやはり108.00の上では輸出企業のドル売りなどに押されて現在低位置に107円台です。106.00と108.50のレンジを抜けきれる力がありません。その他通貨も動意なしで、キューウィー同様に注目のオージー(オーストラリアドル)が継続して上昇波動に乗っています。オージーキープですね。
これからの海外市場では注目の経済指標が相次いで発表されます。ドイツの有力経済研究所のIFO発表の2月の経済動向がトップバッターです。予想は102.9です。ユーロ/ドルでの1.4800をめぐる攻防です。インフレ抑制か景気刺激かの判断材料となります。私はインフレ抑制の意見がECB(欧州中央銀行)の大勢であることを重視したいのですが。でもこれで安心してはいけません。米国時間帯に入ると今度は二つの大きな指標発表です。2月のPPI(卸売物価指数)は予想が+0.3%、食品及びエネルギーを除いたコアの数字が+0.2%予想です。そして2月の消費者信頼感指数の発表と。こちらは82と前月の87.9よりもかなり悪い数字が予想されています。予想通り悪いとドル売りですが、反対に良いとドル買い戻しとなります。米国経済指標にはドル/円がもっとも素直に反応します。上記レンジがひょっとして抜けるかどうか注目しましょう。
どうもオチオチ寝られない為替市場の動向です。健康だけには注意しましょう。
それでは Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。