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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
オーストラリアの第2四半期消費者物価指数(CPI)が発表され予想よりの高い数字が出ました。1.5%前期比、4.5%前年比(予想1.3%, 4.3%)という結果でした。スワンオーストラリア財務相は、「オーストラリア経済の基調は強い。物価への対応には時間を要す。インフレは大きな問題である。」として、スティーブンスRBA総裁を後押ししています。一旦利食いの豪ドル売りが先行しています。前日から全般的なドルの買い戻しで豪ドルも下げていましたが、シカゴ投機筋のポジションを見ても、余りにも巨額の豪ドルロング(買い持ち)になっていたところで、達成感からか、利食いの取引をしたようです。しかし、下値では、豪ドルを拾う投資家が出てくると思います。資源国、高いGDP(国内総生産)、そして高金利の魅力は他の通貨にはないと言えます。過去のチャートを見ても、大きく下落した場面では戻しの買いが入っています。チャート的には、0.9600が重要な節目です。筆者は0.9600がサポート(支持線)となると思います。0.9600~0.9650のレベルでの豪ドルの買いを薦めます。
ポールソン米財務長官が「強いドルは米国金融市場にとって実際非常に重要である。(really very important)」と講演で語り、ドルの買い戻しとなっているようです。米金融機関の第2四半期決算発表が出揃い、概ね予想の範囲であったことも好感されたようでした。ポールソン財務長官は、また政府系住宅金融公社への緊急融資や資本注入等支援策は、議会との法制化作業を週内に纏め上げるとして金融市場に安心感が出ているようです。しかし、金融システム不安ひとつとっても、地方銀行を不安が拡大しています。ひとつ解決の目処が立っても、また新たな問題が湧き出てくる構造に変りはないようです。又、景気減速感も根強くあります。
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が、利上げ実施のため、景気の回復を待つことは出来ないとして、早期の利上げを主張しています。6月の消費者物価指数が5.0%を超えてきており、タカ派の筆頭として、次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)で存在感を示しそうです。早期利上げの発想からこれもドル買い要因と言えます。
東京市場では、後場になってからドル買いが強いようです。ドル/円が107.50を上回ってきています。欧米市場で投機筋の損切りを誘発するようですと、もう少しドルが買われる場面もあるかも知れません。106.00と111.00の中間点の108.50が次の節目です。
ビーニ・スマギECB(欧州中央銀行)専務理事が、インフレ率4.00%で政策金利はそれ程引き締め的ではない、そしてインフレ期待は既に低下していると昨日語っています。ECBのメンバーの中にこのように語り始めていることは尊重しないといけません。ユーロ/ドルは、1.5700が重要な節目で注目です。
疑問を持ちながらのドル高となっています。
それでは、 Have a nice day!
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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
72
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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