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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
ドルが全面安の展開ですね。ドル・キャリー・トレードなる用語まで出てきています。(低金利が期待できるドルで資金調達して、高金利通貨、商品、その他高利回り投資対象に投資する。)その典型が、金と原油でしょう。私は現在、金が1オンス当たり1000ドルをいつ付けに行くのかに注目しています。恐らく、為替との連動性が明確であると思います。皆さんも金価格の動向に注目してください。
米経済にネガティブな数字に敏感にドル売りで反応する状態です。損切り相場ではなく、上記の通りの資金の移動が為替を大きく動かしている要因です。米国第4四半期のGDP改定値に敏感に反応しました。私は去年の数字であり、改定値だからそんなに動くはずはないと思っていましたが、逆の展開となってしまいまして反省しています。ドル売りの理由付け敏感反応と思います。予想が前期比で+0.7%が実際に出た数字が+0.6%です。為替の市場参加者以外が為替の世界に現在入ってきているようです。特に金とか原油トレーダーが。どの金融商品を乗り渡るかの相場です。米国最大の年金基金カルパーズ(カリフォルニア年金基金です。)がこれからは商品に投資比率を増やすなど、金融商品間の資金移動の動きがあります。バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長が、信用危機により米国中小金融機関が破綻する可能性を示唆したことで、更にドル売りを加速させました。また、ガルフ諸国のドルペグ廃止観測もドル売りを加速させました。
それでは為替相場はどうでしょう。ドル/円は現在104円台に突っ込み始めています。まさかドル/円でドル買い持ちにしていた参加者がいたとしたら損切りのドル売りでもしているのかと疑ってしまいます。輸出企業のサラリーマン財務担当者は、まだドル売り予約をしないといけない玉があったら大変ですね。社内レート105.00でしたから。もう上司の顔色など気にしていられないレベルです。往々にして大きく相場が下がる時というのは、損切り相場か、どうしても行使しないといけない実需玉、もしかしてオプションの壁が崩れたときのヘッジ玉といったところです。ドル/円の次の節目はガンチャートでは101.00です。根っ子のドル売りポジションはしっかりとキープしてください。
ユーロ/ドルが未知の世界に来ています。ドル/スイスフランも未知の世界です。ユーロ/ドルは1.5100が強固なサポート(支持線)となりました。次の大きな節目は1.5400 そして強固な節目1.5700となります。こちらも根っ子のユーロロングをキープです。ポンド/ドルは英国の要因で反応がユーロほどではないものの、ドル安につられてきています。大きなレンジで1.9700~2.0400の動きです。ポンドはBOE(イングランド銀行)の動きとの絡みちょっと複雑です。オージー(オーストラリアドル)とキューウィー(ニュージーランドドル)も基本的にドル・キャリート・レードの恩恵を受けますのでブルトレンド(強気)継続です。
余談:チューリッヒの朝飯:朝飯シリーズ・スイス編です。スイス・チューリッヒに出張で出掛けると銀行の近くにあるプチホテルが定宿となります。銀行まで歩いて10分くらいの距離です。一階の食堂にてビュッフェ形式で食べます。私は生来の日本人で朝飯は和食党なので、西洋式の朝飯はどうも食べた気がしませんでした。ところが、こちらで朝飯を食べて考えが変わりました。もう20年以上前の話ですが。チューリッヒはスイスの中でもドイツ語圏ということで、ドイツ風の硬いライ麦のパンが主流です。またスイスはフランス系、イタリア系も共存する複数多民族国家です。それでパンもフランスパン、クロワッサン、イギリス風の小さな食パン、お菓子風の各種パンと、当時の日本では考えられない豊富な種類でした。毎日日替わりで、ライ麦パン、フランスパン、クロワッサン、イギリス風パンそして菓子パン、各種生ハム、卵料理、サラダ、スープ そして豊富な果物とジュースと大満足の3週間の滞在でした。この時初めて私はオレンジで赤黒い果肉のアフリカから輸入されたオレンジを見てびっくりでした。今では私がパンを買うと決めている「アンデルセン」でも各種パンが賞味でき、隔世の感を憶えます。
それでは動きの激しい為替相場の中で明確な舵取りをしてがんばりましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。