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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

予想通り静かな東京市場でした。兜町がプラスで終わったので少し嬉しい気分です。

 

 

今晩はBOE(イングランド銀行)の金融政策委員会(政策金利発表予定時間午後9時(日本時間)とECB(欧州中央銀行)の金融政策決定理事会(政策金利発表と記者会見午後945分(日本時間))が注目です。それぞれについて、見てゆきましょう。

 

 

英国は米国発のウィルスに一番感染しているようです。住宅不況が広がっているようです。現在の政策金利5.5%から0.25%引き下げて5.25%になることが予想されています。それでは為替市場はどのように動くのでしょうか。私は、今回の利下げ0.25%は既に織り込まれていると思います。それはここ1週間の動きを見れば判読出来ます。ボンド/ドルで1.99レベルから既に売られています。ストカスティックから見ても、ファーストとスローとも現在は50前後で推移しています。つまりかなり織り込まれていますが、もう少し売られても良い数字でもあります。利食いが入って1.97台に戻す可能性はあると思います。ただそこからはじりじり下がる展開(ポンド売り)と思います。これは損切り相場ではないからです。チャート的には1.9700は非常に重要で、2.04に上がるか、1.90に下がるかの分岐点です。ファンダメンタルズを考えるとどうしても下の方向を見てしまうのですが。もしも利下げ幅が0.5%ですと意外感でポンド売りが加速すると思います。シカゴ筋のポジションは軽いと思われますから(129日時点ネットロング5,358枚 レート1.9850ですから、おそらく現在はショートのポジションに反転していると思われます。)、自由自在に動けると思います。対円でも同様の動きとなりますから注意してください。

 

 

ECBについては、インフレ率(最近2ヶ月3.1%、3.2%)を考えると据え置きが妥当な線だと思います。ましてやトルシェ総裁はインフレ懸念派の利上げ派の筆頭であった方です。ECB内は利上げ派と利下げ派に真っ二つの状態ですから、どちらかに傾いた政策決定はできないと思います。ポイントは政策決定後の総裁の記者会見です。トルシェ総裁が、どこまで自身のインフレ懸念派から変心されるかです。場合によっては米国に追随して利下げの可能性のヒントでも出されると市場はなるほどなと思って行動します。昨今シカゴ筋のポジション具合を見ても、流れが変わってきています。「損切りから確信」へと変わるかがポイントです。具体的にはモーニングレポートを参照ください。また朝紹介したユンケル・ユーロ圏財務相会合議長の記事を読むと、「ユーロ高について、これまでよりも危険な状態にあると考えており、国際不均衡の是正を日米に協力を求めたい。」(日経記事)と語られています。ユーロ圏景気後退局面であれば、ユーロ高は輸出競争力を弱まらせますから是正してほしいと考えるのが自然です。土曜日の東京でのG7でも議論されるかもしれません。チャート的にはユーロ/ドルで下が1.4500, 1.4200が重要な節目です。上は1.4800です。こちらもファーストとスローのストカスティックが50前後ともう少し下押ししてもよさそうな数字です。

 

 

ポールソン米財務長官が面白い議会証言をされています。「米国の法人税率は非効率であり、米国企業の競争上不利である。そして日本は米国より唯一高い法人税率を採用している。」として、日本を暗にグローバルで立ち遅れた日本のようにはなってはならないと苦言を呈されています。各国の法人税率を調べてみました。米国40%、ドイツ38.3%、英国30%、香港17.5%、韓国27.5%、シンガポール20%、そして日本40.5%ということです。これではアジアでも勝てませんし、世界的にも勝てません。このあたり、財務省、首相官邸も分っているのでしょうが、お役人はどうしても内向きになるようで、このあたりの構造改革、規制緩和をしてゆかないとどんどん日本は衰退の一途となります。ポールソン財務長官、お願いだから、福田首相にも直接苦言を呈してください。そうでないと、日本の次の世代がかわいそうです。

 

 

大富豪で大投資家のウォーレン・バフェット(Warren Buffet)が、「米国の政策(policies)が変わらなければ、ドルの価値は510年の間下がり続けるであろう。」との、これも母国に対する思いなのか、政府・金融当局に苦言を呈されています。政策の意味がいまいち理解できないのですが、慢性的な財政赤字と貿易赤字の改善に真剣に取り組まないことを指摘されているのではないのでしょうか。日本よりは革新的な米国ですが、巨大投資家の目には歯がゆい思いがあるのでしょう。それではどうすればドルの価値があがるのでしょうか?簡単です。健全な財政の下、景気を良くして米国自身が投資対象となるようにすればよいのですが、これが難しい。是非具体的な提言をバフェットさんにお願いしたいものです。

 

 

それでは              BOEECBの結果を待ちましょう。Have a nice evening!

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
66
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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