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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

アフター ザ フェスティバル(After the festival)の東京市場でした。今朝の為替水準となんら変わりません。主たる投資家が東京市場にはいない悲しさでした。

 

 

欧米の主要金融機関のユーロ/ドルの見方が出ていましたが、ほとんどがユーロ安のドル高を予想しています。そして顧客にもユーロ売りを勧めているようです。年末で1.30 とか1.35あたり予想しているようです。FT(英ファイナンシャル・タイムズ紙)は、「ECB chief opens door to rate cuts(ECB総裁利下げ(複数形)のドアを開ける。」と派手な見出しです。欧州の中央銀行が利下げをするのに対して、米国は年後半には景気回復一歩手前の状況になるのではとの見方のようです。昨今流行の「リカップリング(再連動)」論と、ジム・オニール氏の金融市場の見方からして、新興国の高成長は長続きせず、金・原油も高値維持はむずかしい。そして「景気減速が米国以外にも広がるにつれて、独歩安が続くドル相場にも再評価の機運が出てくるだろう。(日経記事より)」との見方です。対欧州通貨に対してドルは底を打ち、欧州経済がウィルスに感染しているうちに、米国は薬を大量投与され、元気になるとのシナリオです。ここはトレンドに乗った順張りのポジショニングを続けましょう。ユーロ/ドルに関しては損切りがほぼ出尽くして、新たなユーロショートのポジショニングをここ23日で開始した投機筋、ファンド筋は多いと思います。とにかく流れに乗ることを心がけましょう。

 

 

ECB(欧州中央銀行)とBOE(イングランド銀行)の今後の政策決定会合のスケジュールをホームページに入って調べてみました。ECBは通常月2回の定例理事会を開催しており、そのうち最初の理事会で総裁の記者会見が行われます。221日は記者会見なし、そして36日は記者会見あり、そして410日も記者会見ありのスケジュールです。インフレ率が目標の2%を上回っている状況ですから、36日にはおそらく229日発表の1月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)で仮に2%前後になったとしても、もう1ヶ月様子を見たいとの理事会の大勢になるのではないのでしょうか。だからパスとなります。そうなると、3月下旬発表の2月のCPIをみて、410日に利下げを発表するとのシナリオが一番妥当な線だと思います。BOEHPでは単に「next due: 6 Mar.08」とだけしか出ていませんでしたが、36日前には、ポンド金利の利下げの思惑が米国の金融情勢と絡めて出てくるように思います。そうなると頭を整理すると、重要日は、36BOE, 318FOMC(米連邦公開市場委員会)、410ECBとなります。このスケジュールを頭に叩き込んでおきましょう。

 

 

それでは直近どうなるのでしょうか。まずはこれからの欧米市場ですが、大きな経済指標はありません。短期売買目的の投資家は利食いのユーロ買戻し、ポンド買戻しの利益確定も出てくると思います。そして吹き上がったところでの、ユーロ/ドル及びポンド/ドルでのセル オン ラリー(Sell on rally 戻り売り)の展開になるのではと思います。ユーロ/ドルでの1,4800, 1.4500と下の1.4200を注意。ポンド/ドルは1.97001.9000が重要な節目です。現在丁度このレンジの真ん中あたりを動いています。

 

 

ドル/円はユーロ/ドルとのデカップリング(非連動)と私はこれまで主張してきましたが、ちょっと不安になってきました。全面的なドル買い戻しに巻き込まれる可能性も否定できません。107.50を上回ってきていますから、ポジションを落したほうが賢明かもしれません。ファンド筋はまだまだ利が乗っていますが(コスト109111)、彼らがユーロ同様にドル買い戻しに入ったら大きな力となります。108.50まで我慢できる人は大丈夫ですが、ここは慎重に行きましょう。明日の東京でのG7(財務相・中央銀行総裁会議)で、通貨も主要議題となるようです。例のユンケル氏が、経済と通貨がG7の主要議題と明言されています。

 

 

余談:ジム・オニール氏:毎年2回定期的にロンドンから東京詣のオニール氏を良く見ました。その当時はまだ日本は注目されていました。長身で鷲鼻の典型的なアイリッシュ系イギリス人でした。服装のセンスはあまりないようでしたが、その経済の見方は鋭いものでした。「BRICs」の名づけ親とは知りませんでした。スイス系金融機関を足場にして、現在はNY駐在でサブプライム問題でも利益を出した金融機関で頑張っておられるのを見て本当に尊敬します。今日の記事は私の為替相場観を組み立てていく上で非常に参考になりました。デカップリング論からリカップリング論に修正された見方にも共鳴です。再度、皆さん今日の日本経済新聞のジムの記事をもう一度じっくりとお読みになることをお勧めします。

 

 

もしも金融市場に大きな影響を与えるようなG7声明でしたら、月曜日も休日返上でレポートするかもしれませんのでよろしくお願いします。

 

 

それでは TGIF Have a nice long weekend!

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
65
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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