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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
米財務省と住宅都市開発局が、本日(勿論米国時間)米金融大手6社による住宅ローン延滞者に対して30日差し押さえ猶予を与えることを骨子としたサブプライムローンとその他住宅ローン問題を抱える対象者向けの救済策(Project Lifelineとの命名です。)を発表するとの報道を目にしました。これも、米当局の問題に対する真剣さを伺がわさせます。東京市場では主体性がないので無反応ですが、このニュースNY市場で好感されて反応するでしょうか?見守りたいと思います。反応するとすれば株高、ドル高でしょうが! 話は飛びますが、今回の東京でのG7ではトリシュECB(欧州中央銀行)総裁だけが大々的に記者会見をされました。しかしポールソン米財務長官とバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長は行いませんでした。これをどのように受け取るかです。両高官が記者会見をすれば、市場はその言葉の端々に米金融市場の脆弱性とドルの信頼性について突くことが予想されました。月曜日の株式の下落とドルの下落を誘発させたくはないとの思惑が働いていたようです。だから、無用の混乱を生むよりも、記者会見を行わないほうが懸命だと思ったのでしょう。またトリシュ総裁は、逆に市場の過度のそして迅速な(3月6日)利下げ期待感を抑えるために、積極的に記者会見を行ったと思います。3月よりは4月の利下げ期待方向に市場を向かせたいと考えたのでしょう。日本の額賀財務相と福井総裁は何を発言されても人畜無害と市場は判断したようです。(日本には金融・財政政策をとる余地が少なく、仮に実施してもその効果が疑問だからです。)
中国経済は本当に右肩上がりの成長を続けるのでしょうか。そして、世界経済とのリカップリング(再連動)はどうなるのでしょうか。世界銀行発表による最新の経済報告によりますと、中国の2008年度のGDP(国内総生産)は、予測を9.6%としました。これは2007年度の11.4%成長からは大きく下落する予想です。内需が依然旺盛のようですが、対米向けの貿易が輸出、輸入とも大きく落ち込むようですと、世界経済に大きなインパクトを与えるようです。また先週土曜日のG7(財務相・中央銀行総裁会議)では「人民元の実効為替レートのより早いペースでの上昇を促す。」と明記されています。このことを考えると、G7各国は、どうしてもサブプライム問題から波及するウィルス感染を早期に早めのワクチン投与で経済を上方修正する策をとらなければいけないようです。中国経済に悪材料が出る前に米国経済は立ち直りの土台を築いていないといけない。(もっとも巡航速度に戻ったと楽観的に市場が捉えれば良いのですが。)そうなると感染源の米国がいち早く手を打ち、いち早く体力を回復させる必要がありそうです。このように考えると、今年の中盤くらいまでには、米国としても経済の底打ちを確認して上昇局面に向かわせる必要性がありそうです。第一四半期と第二四半期のマイナス成長を覚悟の上で取り組まないといけないようです。これは、中国の経済の下方成長率予想によっても、米国の使命となりそうです。第三四半期も米国がマイナス成長するようなことになればリカップリング効果が新興国に波及して、世界全体同時不況に陥ることになります。これではトリシュ総裁のシナリオ(グローバル化したなかでアジアの新興国が、世界経済に貢献することを期待する。)も狂ってしまいます。やはり今年のどこかでドルの反転はありそうです。この流れは皆さんの心のどこかのファイルの保存して置いてください。
今晩の材料としては、ドイツの経済研究所ZEWによる2月のドイツ及びユーロ圏の景況指数が発表されます。ドイツの景況指数予想はマイナス45近辺です。ユーロ圏の数字もドイツの数字に近いものが予想されます。トリシュECB総裁の懸念とは別にユーロ圏の景気下振れリスクが高まるようですとユーロ売りとなるのかなというところです。ユーロ/ドルでの1.4500を注意しましょう。ストカスティックを見ると今回はファーストとスローがそれぞれ20%以下で交錯しそうです。これはユーロの買いサインです。これをどのように解釈するかですが、短期でのユーロの買戻しが出るかもしれませんね。ただ、シカゴ筋はユーロ・ショート(ユーロ売り)に転換しているようですから、微妙なところです。1.4500がサポート(支持線)となるかレジスタンス(抵抗線)になるかを見極めなければいけません。トリシュ総裁を信ずるか、市場の流れを取るかです。私は市場の流れに乗るほうが良いと思うのですが。その後は明日の12月の米小売売上高を注目する形となり、木曜日のバーナンキFRB議長の議会証言へと進みます。ドル/円は106.00と108.50のレンジ内での動きで、シカゴ筋はドルショートで待ち構えています。
それではHave a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。