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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

 

ドルが買い戻されています。ユーロ/ドルでは1.6000手前でファンド筋の利食いが入っているとも聞いているのですが。ドルの買い戻しの理由付けはやはり金利の話からの方が入りやすいようで、いろいろと話が昨日から出てきているようです。ハーバード大学のフェルドスタイン教授から「これ以上の利下げは商品高によるインフレで実質賃金が減るなど悪影響の方が大きい。」との指摘があります。ドルキャリートレードによるバブルはどこかの通貨の二の舞を指摘しているようです。また、ある米コンサルティングレポート(例のワシントン・ベースの会社か?)が出回っているようで、内容としては、FRB(米連邦準備理事会)は利下げのサイクルの終着点として2%を考えている。2%以下はインフレを回避したいとの考えに基づくとしている。スタグフレーション(stagflation不景気とインフレが同時に進行することを指します。)の回避とこれもフェルドスタイン先生の考えと同じです。29/30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ幅の予測がどんどん縮まってきているような雰囲気です。これはドルの買い戻し材料(対円)となっているようです。ヘッジファンドの思う壺のようです。ドルショート(売り持ち)を利食えるうちに利食いたい。そして記事を色々読んでいたら、私と同じようにもっと日本の円売り材料に注目すべきだと言うエコノミストも出てきているようです。円以外のドルの通貨ペアは反対の国のファンダメンタルズに忠実に反応しています。インフレ率だとか議事録だとか、金融当局の発言に対して。円だけが無視されているのですが、これからはそろそろ円の悪材料にも反応する時期に来ているのではと私も同じです。今日は日本の2月の鉱工業生産が発表されたのですが、前年比で+5.1%と良い数字のようですが、円高には振れず。為替のセオリーとは矛盾しています。それだけ、需給とか米国の要因にドル/円は過剰反応していると言えます。

 

記事として面白いなと思ったのは、前米財務長官ポール・オニール氏の発言です。「Strong dollar is a vacuous notion.(強いドルは空虚な考えである。)」とのことです。さんざん強いドルは米国の利益にかなうと繰り返していた人の発言とは思えません。ポールソン現財務長官も本音で前任者のようなことを腹の底で思われたらこれは恐ろしい。これはバーナンキ氏が学者時代に日本のデフレ不況に対して、ヘリコプターで金ばら撒けば良いとの発言に似ています。

 

 

今晩の予定は昨日ほど重要なものはありません。欧州時間帯では2月のユーロ圏の貿易収支が出ます。前月が107億ユーロの赤字に対して、市場では35億ユーロ前後の赤字を予想しています。ユーロ高による輸出が振るわないようですと、赤字幅が予想よりも増えると思われます。米国時間帯では3月の景気先行指数(予想+0.2%)と4月のフィラデルフィア連銀製造業指数(予想-15.0)が出ます。特にフィラデルフィアの数字に意外と反応するかもしれません。火曜日のNY州の製造業業況指数がマイナス予想のところがプラス予想で金融市場が大きく反応しました。各通貨ペアによって米国のファンダメンタルズの及ぼす比率が違いますから注意が必要です。良い数字に対してはドル/円でのドル買い戻し材料に。悪い数字が出るとユーロ/ドルでのユーロ買いの材料にされてしまうのではと思います。それと最後に今日はメリルリンチの決算発表です。6080億ドル(約6,0008,000億円)の第1四半期決算での損失計上される予定です。

 

 

為替の話に戻りましょう。まず金は945ドル台とまだ1000ドルには距離がありますが、再び買われ始めました。これはユーロ/ドルでのドル売りの理由付けとされそうです。ドル/円は102.00を上回ってきました。当レポートの最初の部分の尊重かなというところです。上の103.50が節目です。テクニカル的に見てみました。日足の移動平均線を見てみました。21日線が101.04 そして9日線が101.83となっており、よく見ると21日線が最近サポート(支持線)になっているように見えます。9日と21日が平行して距離を保ちつつ上昇しているように見えます。もう少しドルブル(強気)のように見えます。下は101.00

 

ユーロ/ドルも同じく移動平均線で見てみました。9日線が1.5808, 21日線が1.5720とこちらは9日線がサポートとなっています。もう一度1.6000を市場は試しにいく雰囲気があります。

 

ポンド/ドルは同じ欧州通貨のユーロとは別の動きです。9日線が1.9728, 21日線が1.9837で二つの線が平行して下落しています。ポンド下落する方向に読めます。大きく振れるものの21日線をレジスタンス(抵抗線)にして下方向と読めます。これは英国ファンダメンタルズ観測と一致です。

 

クロス円でワークしているオージー(豪ドル)/円を見てみましょう。いびつなゴールデンクロスが継続中のようです。9日線94.76, 21日線93.00です。9日線がサポートになっていくように見えます。ドル/円がもっと買い戻されればオージーブルトレンドが続くのですが。オージー/ドルは左団扇の展開ですから、今日はコメントなしです。

 

 

英語の格言をひとつ。

It is never a sin to take profits. (どんな小さな)利益を取ることは罪ではありません。カッコ内は私の追加です。がまんして何とか利食うことは本当に努力の賜物です。小さな利益でも価値は大です。

 

 

それでは、Have a nice afternoon!

PS: 「為替ケ・セラ・セラ」更新しました。笑ってください。らくだに乗った商人が主人公です。
http://fx-blog.jp/mizutani/

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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