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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
午後2時半位からドルが売られる展開となっています。ドル/円が108.00を割ってきています。中東筋とか米系証券の売りとの話がありましたが、真偽の程は定かではありません。ポンド/円での売りも出ていたとの話ですが、その後ポンド/ドルで1.9500を回復してきていますので、ポンド/円での売りではないようです。スタンダード・チャータード銀行傘下のインベストメント・ビークル(SIV)がディフォルトに陥る可能性があるとの報道があったようですが、一部欧州勢がポンド売りを仕掛けたのではと勘ぐるのですが、よく考えると全ての通貨に対して今ではドルが売られている格好です。ということでドルを売る材料を探したのですが、見当たりません。誰かの仕掛けでしょうが、現在はドル/円は107.80近辺で落着いており、またユーロ/ドルで1.4700を回復と、小さな小波です。といことは、これは損切りではありません。損切りはもっと速いスピードで下落又は上昇します。ということはポジション(ドルが下がるという方向に)を作ったということです。ドル/円では、輸出企業の財務担当者が上司の顔を思い浮かべて、「しまった!」と思っているかもしれません。このような参加者は108.00まで戻らないかと祈っていると思います。といことで、108.00でのドル売りが出て、重石となりそうですね。しかし、大きな節目の106.00までは遥かかなたです。ということでドル/円は106.00と108.50のレンジの動きです。108.00近辺での本邦輸出企業からのドル売りがあることだけは頭に入れておいてください。
ユーロとポンドについては、インフレ懸念が最重要課題のECB(欧州中央銀行)とBOE(イングランド銀行)の姿勢からして、それぞれの来月6日の政策決定委員会では利下げはなく、現状維持の政策金利(ECB:4.0%、BOE:5.25%)とすると私は考えます。シカゴ筋はユーロは気迷いの自由自在に動けるポジションの軽さですが、どちらかと言えば、まだユーロ・ロング(買い持ち)方向を読んでいるのかなというところです。ポンドは既にショート(売り持ち)に転換しているのですが、ポジション自体は軽いと言えます。こちらも自由自在です。コスト的にも現在くらいのコストです。どちらでも振れます。私は昨日若干の軌道修正をしましたので、ユーロもポンドも買いバイアスだと睨んでいます。ということは全通貨に対してドル売りと偶然なってしまいます。
昨日モノライン(米金融保証会社)の大手アムバックの会社分割の噂が出ていました。地方債を中心とした優良資産と、サブプライム関連の劣後資産を分けるとのアイディアです。しかし、株主を中心として、納得の出来る説明がないと実現性はどうでしょうか。懐疑的に進捗状況を見守りましょう。噂が本当であれば、今日のウォール街は上昇に、ドル買いとなるはずですが。こちらは夜のお楽しみです。
今日も主役オージー(オーストラリアドル)についてですが、オーストラリア準備銀行が公開した直近の議事録を読むと(本日の特別レポート参照)、インフレ懸念が非常に強く、来月4日での利上げ、そして4月以降(4月1日にあり)の利上げの可能性が高まってきています。そんな流れで、オージー買いが膨らんでいるようです。0.9200をつけているようで、0.9100は固いサポート(支持線)となっています。方向は0.9600方向のようです。オージー/円はドル/円でのドル売りで、一瞬オージー売りのように見えますので要注意です。オージー/ドルでの相場展開を見ておいてください。
今晩の経済指標としては、米国時間帯に2月のNAHB住宅市場指数(The National Association of Home Builders/Wells Fargo Index of home builder)が発表されます。12月の市場最低水準の18から1ポイント上の19が市場予想です。何でも材料にしてしまう金融市場ですから、小さな指標の発表ですが、注意しましょう。ということはドル売りに反応か? 昨今の悪い数字に反応しなくなくなった市場環境のリトマス紙となります。
それでは Have a nice evening!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。