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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
オーストラリア準備銀行(Reserve Bank of Australia)が今朝2月5日に開催された金融政策委員会の議事録を公開しました。じっくりと読んでみました。重要部分、つまり、インフレ率、成長率(GDP)、金融政策の項目について要約します。
1.インフレ率:3%に留まっていたCPI(消費者物価指数)が、2007年末までに3.6%となる見込みである。金融引き締め(利上げ)をしないと、世界経済及びオーストラリアの景気鈍化に呼応して落ちる前に、2008年の早い時期に,インフレ率は3.75%となるであろう。そして2010年中ごろまで3%を上回る。2008年末のCPIインフレ率は第一四半期の数字より急速に上昇し、4%くらいになるであろう。
2.GDP(国内総生産):2007年通しで4.3%成長見込み。経済指標から、高い経済成長、高水準の雇用、そして高い設備稼働率が期待できる。住宅市場については、昨年11月までは高水準で推移したが、12月は大きく落ち込んでいる。現在はその結果の判断を下すには時期尚早である。企業業績は活発であり、特に鉱山関係への投資水準は高い。資金需要も旺盛で、24%の伸びは過去20年間で最高の伸びである。雇用市場はタイトであり、雇用率は2.5%の上昇で、失業率は過去30年で最低水準である。2008年末には、非農業部門のGDPを2.75%、そして2009年は3.0%を見込む。
3.金融政策:インフレ率を抑制するためには早急に金融政策で対応しないと(利上げ)いけないと結論付ける。最大のリスクは、需要が強いために、一定の期間内にインフレを抑えることが出来ないことである。今回の政策金利の変更(キャッシュレート)の論議では、0.25%と0.50%にすべきかに焦点が当てられた。委員会はインフレ懸念を抑制しているとのシグナルを送る必要がある。ある試算によると、現在に実質キャッシュレートは現在の経済環境を考慮すると著しく低いレベルにある。従って、更に今後大幅にキャッシュレートを引き上げる必要がある。(a significant further rise in the cash rate could be necessary.)今回の0.25%の利上げは、企業経営者にとっては9ヶ月間で1%の借り入れコストの上昇であり、住宅ローン借り入れ者については0.90%のコスト上昇である。そのようなコスト上昇は当該期間では著しい上昇であり、その効果が今後散見されることとなる。追加的な利上げが、3月の金融政策理事会(3月4日)、そして/又は必要とされるその後の金融政策委員会において実施されることとなろう。(Additional tightening could be implemented at the March and/or subsequent meetings as judged necessary.)今回の委員会では0.25%の利下げが決定されたが、インフレ率を2~3%の目標圏内に戻すために十分に限定低的な政策にすべきか引き続きレビューすることを継続する。
といった内容です。次回3月4日の金融政策委員会での利上げはありそうな内容です。取り敢えず0.25%の利上げになるのではないのでしょうか。引き続き金利上昇が見込まれ、オージー(オーストラリアドル)・ブル(強気)に行って良さそうですね。
日本の経済についてのレビューがありましたが、個人消費減退と中小企業の業況が悪い指摘しています。良いところ突いていますね。
それでは今後のオージー相場の参考にしてください。拙い要約失礼しました。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。