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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
といってもノンファーム・ペイロール待ちで皆さん手持ち無沙汰ではなかったかと思います。ECBの経済予測をじっくりご覧になって遠い将来の展望をされた方もいたのではと察します。それと儀礼的に日本銀行は政策金利を現行の0.5%に据え置き決定しましたと報告しておきます。福井総裁が最後の記者会見をそろそろ行われます。
それでは今晩の米雇用統計の話に移ります。数字は日本時間午後10時30分に発表となります。市場予想は、非農業部門雇用者数(ノンファーム・ペイロールNonfirm Payrolls)は、前月から25,000人増える予想です。同時に1月の数字(マイナス17,000人)からの修正の数字が発表されます。単位時間当たりの賃金だとか細かい数字も出ますが、上記二つの数字をまず確認しましょう。非農業部門の雇用者数ほど予想が当たりません。増加予想が減少に転じたり、25,000人増の予想が100,000人増になったりすることがありますので、驚かないでください。また前月の修正と加えて考慮しないといけない場合もあります。ディーラーはまずこの数字を見て反応します。そして失業率を。予想は5.0%と前月の4.9%から若干悪化を見ています。
私は一月の状況を午後分析していました。というのは、FRB(米連邦準備理事会)は1月29/30日の定例のFOMC(米連邦公開準備委員会)とは別に1月9日と1月21日の二回緊急のコンファレンスコールつまり緊急の会議を開いていました。理由は1月9日には、前週金曜日発表の12月の雇用統計の数字が予想よりも悪く株式市況が急速に悪化していたからです。そして1月21日はフランス ソシエテジェネラル銀行株式トレーダーによる巨額損失が明らかになり、信用不安が世界的に広がってしまったからです。今回は米ダウジョーンズがかろうじて12,000ドル台ですが、雇用統計次第で大きく崩れる可能性があります。悪い雇用統計の数字で金融市場が大混乱に陥れば、十分にFRBは緊急のコンファレンスコールを行なう可能性があると思います。判明するのは、緊急利下げに実際に踏み切った場合か、定例のFOMC(3月18日)の議事録が発表される4月上旬です。今回も緊急会議が場合によってはあるのではと考えた方が良さそうです。ファンダメンタルズ(基礎的経済要因)ばかりではなく、サブプライム関連で、モノライン(米金融保証会社)問題とは別に、投資会社ファンド例えばカーライル(グループ全体の運用総額は約756億ドル(約7兆8000億円)とかKKR(Kohlberg Kravis Roberts & Co)と言ったところが、相当傷んでいるようで、AIGなど保険会社も含めて新たな火種があることが最近分ってきています。
以上のことを前提条件で、今晩は相場と向き合いましょう。数字は跳ねますので、予想は難しいですね。米経済にとって悪い数字であれば、ドル売り加速となります。ドル/円では101.00まで付けるのかといったところを注視します。101.00まで突っ込みましたら、ある程度利食いのドル買いを入れましょう。それより下がったらそれはそれで来週考えましょう。私にとって101.00はこれまで論じてきたところでの一応の達成ポイントです。シカゴ筋を中心としてドル・ショート(ドル売り)で相当待ち構えていると思います。良い数字が出た場合は103.50近辺までの意識を。ユーロ/ドルは、現時点で私が重要視していた節目の1.5400を越えてきています。欧州勢が現在ユーロ・ロング(買い持ち)を積極的に取ってきて、数字待ちをする動きのようです。こちらもユーロ・ロング(ユーロ買い)で利食いで待ち構えている市場参加者が相当いると思います。昨日の今日でトレンドライン(相場の流れ)に乗っていますから、悪い数字が出た場合は1.5700当たりを意識した動きを予想します。この場合米国の実弾介入があるかどうか警戒を要します。これは昨日のトリシュ総裁発言が意味深です。ECBサイドからのアクションはないと思います。でも「協調 Coordinate」と伝えられたらECBも困りますが。良い数字が出て、1.5100あたりまでの戻しでしょうか。ドル/スイスも特に逃避先としてスイス買いが続きそうです。そして一番ヘッジファンド筋がプレイするのはポンド/ドルです。今回のポンド買いの相場が若いからです。悪い数字がでると需要な節目の2.0400までは行きそうです。
参考までに現在金は985ドル台で再び買われ始めています。
日本勢は夜間ですから、ポジションを落す取引に徹するべきです。利食いか損切りのどちらかで、ポジションを新たに増やす取引は絶対にお止めください。これをしてしまって多くのディーラーがこの世界から去っていったのを私は知っています。人間夜間は動作、思考能力、判断能力が落ちます。私の在籍した金融機関の某海外支店のポジション取り(Position-Taking)のガイドラインにこんな文章があります。そのまま書きます。
ADVICE: NO NEW POSITONS SHOULD BE TAKEN DURING NIGHT TIME !
夜の荒れた相場の中で、新たなポジションは絶対に取るなということです。
それでは午後10時30分を待ちましょう。
そしてT.G.I.F.
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
その通りです。大体数字を見て突っ込むとやられます。だから新たなポジションは作ってはいけません。利食いか損切りに徹すべきです。人間は動物ですから、夜間は鈍ります。昼間戦っているNYの連中とは最初から負けています。
それでは。
>自分自身の金曜の夜の取引で大変な思いをしたことを思い出しました。その時は損きりはしましたが苦い思い出です。実際に体験してみないとわからないのが人間の欲望のサガでしょうか・・・
宜しくお願い致します。
ユーロドルの乖離はあるものの現在値まだ上昇余力がある様に観えます、(オージードルも同じです)ので予測と戦略を練る上で1979年までのチャートしか観られませんので目標が曇っていて
ターゲットが掴めませんので其のあたりをお伺いできれば嬉しいです。
私は過去にいろいろと波動理論、例えばエリオットウエイブなどを研究しました。そしてたどり着いたのが、ガンチャートです。このチャートは人間行動心理を角度で表しています。それを数字に置き換えたマップが出来上がります。ガン・スクエアと呼ばれるものです。詳しいテクニカル分析書には掲載されています。これによると1.57が右下の強い節目で現われます。1.54(ちょっと弱い節目)の次は1.57と言うわけです。これは自分に合っているなと思われるテクニカル分析手法を見つけられると良いかと思います。
その他私が参考にするのは、ストカスティック、ボリンジャーバンド、RSI, 移動平均線あたりです。
それでは。
水谷
>私は、まだ初心者ですが、チャートの過去データと現在の波動で分析しております。
>ユーロドルの乖離はあるものの現在値まだ上昇余力がある様に観えます、(オージードルも同じです)ので予測と戦略を練る上で1979年までのチャートしか観られませんので目標が曇っていて
>ターゲットが掴めませんので其のあたりをお伺いできれば嬉しいです。
【先物市場のテクニカル分析】や【ゾーンの相場心理学】の本にも出ていませんでした。googleでも分かりませんでした。ご推薦していただけるご本があればご紹介して下さいませ。宜しくお願い致します。
自分に合っているなと思われるテクニカル分析手法は5種類ほど使ってますその中でも
ボリンジャーバンド、 移動平均線、トレンドラインが大好きです。
なんとか相場の流れを読めるようになりました、本日はユーロ円夜指値を157.8指値ショートこれはローソク足が分かりやすいのでローソクも使います。まぐれで当たりました。
今の目標は戦略的にもっと緻密な設計図を作りたいと思っています。スイングとデイトレ中心です
が中期と短期の戦略で、いかに収益を伸ばせるかで試行錯誤しております。
質問ばかりで申し訳ありません。宜しくお願い致します。
今年はGOGOですね。
とっても縁起のよさそうなお年で。。。
http://www.youtube.com/watch?v=yYJPIZ-C-9c&feature=related
誕生祝いありがとうございます。
よく考えたらGOGOですね。
ガンチャート資料見つかって良かったですね。
林さんとは、80年代為替研究会という勉強会が月1回あり、
夕方から弁当食べながら議論をした思い出があります。
それでは。
水谷
日頃のお礼を込めてお歌のプレゼント
>今年はGOGOですね。
>とっても縁起のよさそうなお年で。。。
>
>http://www.youtube.com/watch?v=yYJPIZ-C-9c&feature=related
>
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。