[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
FRB(米連邦準備理事会)と欧州の中央銀行が資金供給枠を拡大したとの報道があり金融市場が動いています。しかし、私には納得のゆく予想された動きと読みます。信用不安のある昨今の金融状況では、四半期末に資金がひっぱくする懸念が出てくることは当然です。背景にはヘッジファンドなどの資金調達に困っているところがあるのではと推測されます。ただ評価しないといけない部分はFRBが住宅ローン担保証券(RMBS)を金融機関から引き受けて、その代わりに国債を貸し出すというものです。金融機関はこの国債を担保に資金調達ができるというところです。ただ米大手金融機関ではRMBSの処分に走っているところがありますので効果の程は疑問です。ECB(欧州中央銀行)、BOE(イングランド銀行)、SNB(スイス国立銀行)とのスワップ協定枠の拡大も12月のときのほぼ3割増しといったとことです。三月末の資金繰り対策というところで、私には当然と思える動きですが、市場が評価をしてしまったようです。米国1月の貿易収支は予想通りで反応なしです。
金融市場に戻りましょう。昨晩はまずドイツの三月のZEW景気期待指数が発表され予想の-40を大幅に上回る-32と改善がみられたことから、ユーロが買われました。しかしその後のFRBの資金供給枠拡大報道でドルの買戻しの動きとなりました。一番敏感に反応したのはドル/円のようでした。米国要因のみに反応する通貨ペアの特徴です。クロス円でのポジション調整での過剰反応もあるようです。
今日はこれから日本の第4四半期のGDP(国内総生産)が発表されます。速報段階の実質経済成長率は前期比年率3.7%ですが、設備投資の鈍化で下方修正との予想です。8時50分発表です。
為替市場はどうでしょうか。ウォール街が活況で、恐らく兜町も大幅上昇と予想されます。原油に引き続き資金が向かっており、金は現在972ドル(1オンス)と小康状態です。ドル/円は101.00と106.00の中間点に位置します。この節目を維持できれば、101.00方向かと思います。チャート的にはドル買い戻しが強そうです。ドルショート(売り持ち)の利食いが加速しているのかもしれません。注意しましょう。ユーロ/ドルは一時最高値をつけたようですが、また1.5400を割ってきています。ユーロ高再チャレンジにはもう少し買いのポジションが軽くならないといけないのかも知れません。そろそろ8時50分に近づいていますので、この続きはイーブニングレポートで。
思い出:駆け出しディーラー:駆け出しディーラーにとって午前と午後しないといけない仕事があります。それは、ブローカーさんを通した取引の確認とポジション合わせです。ブローカーさんと実際の取引を一件ごとに取引額、取引レート、取引相手を確認します。昔は一日に2円3円飛ぶことが結構ありましたから、取引レートの確認の場合は、まずはビッグフィギュアー(big figure)といって例えば102円なのか103円なのかを確認します。そして下二桁の数字の確認をします。取引量が多いときはこの確認作業が大変で昼飯ものんびりと取れません。そしてポジション合わせ。ディーラーは各自ポジションシートを持っていて、売りと買いを別々に金額、レート、取引相手を書き、そして平均レートを求めます。スクエアー(ポジションなし)であれば、ドル/円であればポジションなしの損益のみが出ます。ポジションがあれば、売り持ち、買い持ちかのドル金額を出して、現在の持ち値を出します。これをしっかりと計算していないと午後からのスタートが出来ません。夕方ですと損益の確定となります。翌日への持ち越し(オーバーナイト)があれば、売り買いどちらか、そしてコストを弾くこととなります。現在ではパソコンがすべて処理してくれるのですが、昔は汗をかきながら必死で計算しました。今はほんと便利な世の中になりました。
それでは今日も相場と仲良くしましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
ドルが反転致しましたが今後どのようにお考えでしょうか?
101.41は、3/1と3/10と3/11と3回下値トライ失敗しています。
節目105.62と104.18?でも日足のドル円はかなり乖離があります。
長期での月足ではまだ円高トレンドのように思えます。
ユーロドルも調整に入りそうな感じも致します。
テクニカル的なお考えをお伺いできれば嬉しいです。
こんにちわ。
まずちょっとだけファンダメンタルズについて。FRBがすべての策を施している中で、市場の達成感がありません。特に欧州通貨に対して。
米第一四半期のマイナス成長を一度確認したいものです。
ストカスティック ドル買い、RSI ドル買いですが、
移動平均線 21日105.60 9日103.10となっています。103.10今注目。
ボリンジャーバンドは下限をするするするといっていますが。
これから乖離が出てくると微妙ですが。トレンドライン形成している
かの判断です。103.50の頭が押さえられる思います。
需給的にはぱんぱんのドルショート。ドルのもうひと落としほしいものです。
それでは。
水谷
>こんにちは、質問です。101.00方向とは?
>ドルが反転致しましたが今後どのようにお考えでしょうか?
>101.41は、3/1と3/10と3/11と3回下値トライ失敗しています。
>節目105.62と104.18?でも日足のドル円はかなり乖離があります。
>長期での月足ではまだ円高トレンドのように思えます。
>ユーロドルも調整に入りそうな感じも致します。
>テクニカル的なお考えをお伺いできれば嬉しいです。
>
お疲れ様です。
103.50はガンスクエアですと101と106の丁度中間点で
重要です。参考までに。
水谷
>早速お答えくださいましてありがとうございました。
>103.5は売りオーダーが多そうそうですね。
>柔軟に細かく対応していきたいと思います。
>
>
売っていたら、相当痛い目に会ってましたね。
これから、また100円割れを目ざすのでしょうか?
お久しぶりですね。
昨日のFRBの資金供給策発表は私にはサプライズではありませんでした。私は3月末のこと、ヘッジファンドが新たに傷んでいるとの話があり、ある程度予想していました。(10日のモーニングレポート参照)ただ住宅ローン担保証券(RMBS)を引き受けるところは、本当に苦肉の策との印象です。ただ大手金融機関がRMBS圧縮に動いている中、効果のほどはどうでしょうか。貿易赤字は予想の範囲内ではないのでしょうか。ドルショートが積みあがっていますから、新たな策発表で動揺して利食いに走ったと思います。でもよく考えたらという動きが今出ているのではと思います。私は101.00である程度達成感を感じています。もう少しドル買戻しの利食いを消化すれば100円割れもあるのではと思うのですが、長続きするかは疑問です。といったところです。
それでは。
水谷
>11日は21時30分の米国貿易収支で下に振れると思ったら、予想外の20兆円資金供給で市場4番目の上げ幅を記録することとなり本当にびっくりです。
>売っていたら、相当痛い目に会ってましたね。
>これから、また100円割れを目ざすのでしょうか?
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。