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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
ドルの買戻しも入らない静かな東京市場でした。東京市場は為替市場にとっては休養時間帯のようになってしまっています。これからの動きに備えた嵐の前の静かさです。欧州勢がこれから出動してきて、ドルの下落を再び試しそうな雰囲気が漂っています。
日本銀行で支店長会議が開かれているようですが、福井総裁は景気の足元は減速しているとの認識を示されました。昨晩ウォール街が上昇しても今日兜町は水面下です。企業業績とは別にドル/円での円高だから企業業績の見通しの悪化の株安、そしてそれはまた円高につながるとのサイクルで動いているようです。為替相場に連動した兜町の動きのようで、まったくの悪循環に入っているようです。
今晩の注目点は米経済指標ですが、その前に欧州の景気状況を占う数字が出ます。1月のユーロ圏ZEW経済調査が発表されます。前月がマイナス35.7と悪い数字が出ていました。このあたりからどのように変動したかを見守りましょう。ECB(欧州中央銀行)が注視しているのはインフレリスクです。良い数字が出れば、若干ユーロ高材料になるかもしれません。但しあくまでもプラス圏でないと話しになりませんが。
そして米経済指標に移ります。12月の小売売上高(Retail Sales)の予想はプラスマイナスゼロ(前月比)です。また12月の生産者物価指数(PPI Producer Price Index)は予想が+0.2%(前月比)です。悪い数字に対して敏感に反応する金融市場ですから注意しましょう。
ビッグピクチャーに変わりはないのですが、ドルが買い戻される材料何があるのかをしばらく悶々と考えて見ます。
用語解説:ZEW景気調査
ZEW(Zentrum fur Europaische Wirtshaftsforschung ドイツの欧州経済センター)は景気判断調査として投資家、経済アナリストに対して向こう6ヶ月の景況感をヒアリングします。中立がゼロで、ゼロよりのプラスであれば、好況、マイナスであれば不況という指針となります。ドイツ経済だけでなく、欧州全体の景況感調査をしています。月の半ばにZEW, 後半にIFO経済研究所(information & Forschungドイツ・ミュンヘン拠点)の調査の数字が出るために、欧州経済の動向についての判断材料となります。
それでは Nice evening!!!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。