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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
波乱の海外市場であったようでした。高官発言などがあってユーロ/ドルでの利食いのユーロ売りがドル/円でのドル買戻しにつながったようです。ただドル/円では私が注目している106.00と111.00の中間点の108.50までは戻らず、小さな波動の揺り戻しにすぎないと思っています。ドル/円でのビッグピクチャーは変わらないようです。現に既にドル売りが始まっているようです。(若干円キャリーの損切のドル売りもあるようですが。)
海外市場を振り返ってみます。
欧州市場では、ルメシュ・ルクセンブルグ中銀総裁が、2008年の経済成長の下落リスクを否定することはできないとして、ECB(欧州中央銀行)が金利政策で柔軟(flexible)な対応をすべきであると語っています。インフレ懸念はなく、金利を上げる状況ではないということです。これは、月曜日のリーバーECB理事のインフレ警戒リスクの話とまったく反対の意見であり、ファンド筋が慌てたようでした。ユーロ/ドルでヘッジファンドが大量にユーロを売ったという話がありました。ポジション落としでしょうが、根っ子のユーロロングには変わりないと思います。ユーロ圏の景気もそんなに良くはないものの、インフレ率3%と金融政策に柔軟性が求められることも否定できないようです。
米国市場に入ってからは、経済指標を注目していたのですが、ほぼ予想の範囲内と、悪い数字を予想していた向きはドル買戻しに走ったようでした。ベージュブックでは、米経済のペースは一層緩やかになりそうで、不動産市況の悪化、そして信用リスクの増大(銀行が貸し渋りをしているということです。)が各地区で見られるとのことで、ベージュブックではFOMC(連邦公開市場委員会)での0.50%の利下げが妥当であるとのニュアンスです。緊急利下げと景気刺激策の噂が出ていましたが、ユーロ/ドルとドル/円でのドル買戻し(ショートカバー)が継続していたようです。一旦利食いのポジション落としをして、更なるドル売り波動き待ちの状態と思います。ユーロ/ドルの1.4800を再度割り、私が注目している1.4500との半値戻しの1.4650を割ってくるかどうかを注目しましょう。割れなければ再び1.4800方向と考えます。
東京市場はドル/円は既にドル下値を狙う動きがありますので、日中107.00割れの方向と思います。
金価格が下落しており、意見が分かれるとことですが、大量の利食い売りが出ているとのことです。質への逃避及びインフレ懸念、ドル安といった金買い要因は消えていませんので、ここからどう動くのかちょっと見守りましょう。
思い出:NYでがんばる女性元為替ディーラー:今朝テレビ東京の経済番組を見ていたら、あれっと思いました。元英国系M銀行で為替ディーラーをされていましたが、情報配信会社F社のNY為替コメントで写真出演されているではありませんか。Hさんとは為替の情報交換をよくさせていただきました。(それ以上の関係はありませんでしたが。)10年以上前にマレーシア・クアラルンプールで開かれたアジア・フォレックス大会で偶然テーブルが一緒で、期間中は郊外の有名な洞窟めぐりをしたり、マラッカへの小旅行を一緒にしたりと懐かしい思い出がHさんとは一杯あります。NYで再び頑張っているのだなと感慨に耽りました。HさんNYの荒波に負けずに頑張ってください。そして私がNYに行く機会がありましたらBlue Noteへ一緒にジャズを聞きに行きましょう。
それでは今日も頑張りましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。