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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
おはようございます。
現在の為替相場は海外市場で固まってしまうことが明確のようです。ユーロ買いは一服し、円買いが主役であったようです。
昨晩振り返ってみます。欧州時間帯では欧州の景気の度合いの判断となりますZEW景気調査の数字が出ました。ドイツ1月の景気調査はマイナス41.6, ユーロ圏でもマイナス41.7とともに予想のマイナス40よりも悪い数字のようでした。インフレ懸念を心配するECB(欧州中央銀行)としては、ひとまず息をついているのではと思います。インフレ懸念の利上げ思惑で動いてユーロ買いをしていた投資家はひとまず退散とユーロ/ドルでの頭の重い展開となりました。
NY市場に移り注目の経済指標の発表です。日本時間の午後10時30分頃です。12月の小売売上高はマイナス0.4%(前月比)とゼロ近辺の予想よりも大幅に悪い数字が出ました。同時に12月の生産者物価指数(PPI)が発表されマイナス0.1%(前月比)とこちらも予想のプラス0.2%よりも悪い数字と、インフレ懸念を抑える数字となりました。そして引き続き株安、債券買いと米国内でも安全資産へのシフトが鮮明になってきています。今週の利下げの話は出てきませんでしたが、1月30日での大幅利下げ 0.50%、もしかしたら0.75%ともあるのではとの前提で金融市場は動いています。
為替市場は、欧州勢が入ってきてまずはユーロ/円での損切が出ていたようです。その後はドルバッシングの相場でした。ZEW調査の数字でユーロの頭が重くなり、ドル/円でのドル売りテストとなりました。高金利通貨の対円相場がすべて大幅下落と、円で低金利資金調達して高金利通貨投資するという、いわゆる円キャリートレードの巻き戻しというか、損切が大量に出ているようで、これもドル/円でのドル下落を後押ししたようです。
ドル/円はNY市場で最安値106.60をつけました。そして依然最安値近辺で東京市場が始まりそうです。高金利通貨投資玉の損切も東京市場で出てきそうで、ドル/円では日中買い戻されても限度があるように思います。日中は上がって107.25近辺までかと思います。また今晩も海外市場では経済指標目白押し、そして私が個人的に注目していますベージュブック(米地区連銀経済報告書)の公表もあり、ドルベアトレンド継続と思います。ユーロ/ドルでは重要な節目の1.4800まで下がってきていますので、今晩の数字(12月ユーロ圏消費者物価指数(CPI)に注目しましょう。流れは1.4800がサポートされ1.5100方向と思います。ドル/円は私はひとまずターゲットが106.00でしたから、もう少し下がったらドルショートポジションは一部利食いをお勧めします。そして根っ子のドルショートポジションはキープしましょう。
解説:メドレー・グローバル・アドバイザーズ(Medley Global Advisers):米国の機関投資家やヘッジファンドに顧客を持つワシントンベースのコンサルタント会社です。昔は、ジョンション・スミック・メドレーという名称で、元FRB(米連邦準備委員会)のメンバーや政府高官が設立し、そのまま名前をつけました。今回今週の緊急利下げを顧客にレポートを流すなどして影で影響力を与えます。また月間購読料も100,000ドル位と非常に高額なコンサルタント料をとる会社です。ときどき市場にこの名前が出てきますので心に留めておいてください。
それでは今日もがんばりましょう。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。