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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
お疲れ様といっても、まったく皆さんはお疲れではないと思います。いつものイースター休暇で東京が地球の孤島となっていて市場が開いていてもプレーヤーがいない状況です。野球でいうとボールを投げるピッチャーもいない状況です。
経済協力開発機構(OECD)が直近の経済見通しを発表しました。米国経済が年央かけて景気後退に入る可能性を示唆しているとのことです。第1四半期が前期比でプラス0.1%、そして第2四半期がプラスマイナスゼロです。予測値には0.5%ほどの幅が設けてありマイナス成長の可能性があるとのことです。公の機関がゼロもしくはマイナス成長を予測し始めたことは注目しないといけない。米国のファンダメンタルズが、サブプライムローン問題とも絡んでかなり傷んでいるということが今後明らかになります。潜在的なドル売り要因として考えなければなりません。
昨日からの金融市場は、FRB(米連邦準備理事会)があらゆる手段を講じて資金の流動性の確保に努力していることを好感してか、兜町もそこそこの上昇で終わりました。日本銀行総裁が空席になっていることも、今日は海外投資家がのんびりと休暇ということで、ネガティブな要因とはならなかったようです。
さて為替市場ですが、時間たっぷりな日中を利用して、金の動きと為替相場の動きをノートをめくりながら眺めていました。今回金価格は高値1017ドル(1オンス)から昨日920ドルと、100ドル近く下落しました。それで、920ドルは前回どのあたりでつけていたのかを調べてみました。2月の中旬に概ね910~920ドル近辺で推移していました。恐らくこのあたりからのファンド筋の再度の投機的な仕掛けで1000ドルへと向かったと思われます。それではこの2月の中旬では為替相場はどのあたりで推移していたのかを、ざっくりと眺めると概ねドル/円で106~107円、ユーロ/ドルで1.45~1.47あたりです。現在はドル/円で99円ミドル、ユーロ/ドルで1.54ミドルです。市場規模が違うことは理解できるのですが、これだけを見るとまだまだヘッジファンド筋のドルの買戻しもあるのかなという気がしてしまいます。2月の中旬のシカゴ先物市場(CME)のポジションは円でネットロングの約4万枚。コストは106~107円。ユーロがネットロングの約1万5千枚。コストは1.46~1.47近辺です。恐らくヘッジファンドはイースター前に為替についても利食いでかなりポジションを落していると思われます。しかし、米国の金融市場を見れば、第二段階でのドル売り波動が来ることを予想しているのかもしれませんね。テーマは米国のマイナス成長観測と。イースター明けでのもう一段のドルの買戻しを予想しつつ、あるときやはりとのドル/円でのドル売りが始まるのではとの気がします。とういうことで、来週私の注目する101.00あたりまでのドルの買戻しを念頭に入れた動きになるのではと、考える次第です。ユーロ/ドルも1.5400を割れてくると1.5100近辺までのリスクを描きましょう。
第二次ドルベア(弱気)トレンドまでのつなぎの時間消化が必要であったところで、ファンド筋の技術的な(資金繰り難)要因でドル買い戻しが実際に入り、かなりテクニカル的にもストカスティックはドル買いへの裏付けとなり、その流れが来ています。この流れが消化されると、だんだんテクニカル的にもドル売りのチャートに変化し、また安心してドル売りの仕掛けをできるのではと思ってしまう次第です。どんな相場でもポジションが軽くなれば改めて機動的に動くことができるのです。ということで、ビッグピクチャーは変わらないと現段階では思います。
イースター休暇はゆっくりと休み来週火曜日から新鮮な気持ちで為替市場に向かい合いましょう。今日からは高枕で寝られますね。それでは、TGIF
注:スペイン語ではイースターのことをセマーナ・サンタ(Semana Santa)と言います。聖なる週間つまり復活祭という意味です。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。