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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
今日は欧州市場が休場ですから、早めにイーブニングレポート流します。
薄商いの東京市場でしたが、ドルの買戻しが続いているようです。シカゴ筋を分析するとドル/円での円ロング(ドルショート)とオージー(豪ドル)/ドルでのオージーロングが目立ちます。オージーはチャート的にはかなりポジションが消化されている気がするのですが、ドル/円での円ロングは十分に消化されていないのではという気がします。だから薄商いの中、ドル買いがどうしても先行しているような気がします。そしてユーロ/ドルでも重要な節目の1.5400を割ってきています。欧州市場は休場そして米国市場は多くの市場参加者が休んでいる中、市場取引が行われますから、薄商いで大きく跳ねる可能性があります。注意しないといけないですね。
福田内閣の支持率が日本経済新聞の調査ですと31%と急落しているとのことです。日銀総裁の空席状態そしてガソリン税の問題と全く指導力が発揮されていないということです。本来であれば、円売りとして大きく反応しないといけないのですが、傘をさしてもらっている大家さんの雨漏りがひどくて、市場参加者の目が届かないようです。しっかりと雨漏りが補修されると、ひとり注目を浴びないように静かにしていた日本が為替市場で注目を浴びることになるのですが、まだまだ先のようです。現在は母屋さえ見ていれば良さそうです。
ECB(欧州中央銀行)は目立たないところでしっかりと金融機関支援を行っているようです。スペイン最大の住宅金融会社はECBとの冗談がはやっているらしい。スペインは不動産バブルが米国に劣らず進んでいました。しかし、バブルが弾ける兆候を見せると金融機関は資金調達に困り始めました。そして支援してくれた先がECBという訳です。住宅ローン債券(RMBS)を担保にスペインの民間銀行がECBからの資金の借り入れを急増させています。それは現在FRB(米連邦準備理事会)が模索している方式と何ら変わりはありません。FRBはRMBSを借り受ける代わりに国債を28日間貸出し、金融機関はその国債を担保に資金を借りるという方式です。ECBの方がより直接的であるような気がします。ある意味ではECBの方がより予防的な策を打っているような気がしてなりません。その意味でもユーロの方が買えるという気がします。
さて為替市場に戻ります。今日も金の取引は行われているようで現在908ドル(1オンス)での取引と先週木曜日NY終値と比べても更に売りが加速しているようです。ヘッジファンド筋の資金繰り悪化か、買戻しが進んでいます。おそらく今年に作ったポジションはコストレベルにきているのですが、それでも買い戻すということは、本当に資金繰りの悪化か、インフレリスクに対する見方が変わってきたのか、もしくは両方の要因と考えられます。チャートを更に遡って見ると、昨年12月中旬には800ドル近辺で推移していました。新雪は900ドル、根雪は800ドルと考えれば、新雪が雪崩で剥げ落ち、更に根雪まで侵食することになるのか注意しましょう。900ドルを割ってきたら危ない。この場合のドルの買戻しは本当に要注意です。ということで、金が売られる状況が続くとドルの買戻しが更に続くと想定しましょう。ドル/円での上の101.00、ユーロ/ドルの1.5100, ポンド/ドルの1.9700を注視しましょう。金の買戻しが一服すると再び米ファンダメンタルズとサブプライム関連の金融機関の損失、ファンド筋の傷み具合に注目が行き、再びドルが売られることなるシナリオに戻ります。要は、ヘッジファンド筋のポジション具合によって為替相場が動きそうな気がします。私は安易にドル買いを今は勧めません。仮に勧めても短期目的での売買に徹するべきです。ある時気が付いたらまたドルベア(弱気)トレンドに戻っていたと振り返ることになるのです。まだ米国経済は厳冬期を迎えており、まだまだ春は遠そうです。クロス円については、ドルの買戻しのスピードがユーロ/ドル及びポンド/ドルがドル/円よりも早いと思われますので、クロス円も下落方向が続くと思われます。
それでは今日はこのあたりで。
Have a nice afternoon! (午後6時になっても明るいので変えました。私も夏時間モードです。)
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お元気ですか。ちょっと気になることがあるので教えてください。FRBは最近、クーポンやビルで売りオペを数回行っています。単なる需給調整なのでしょうか。あるいは何か意図的なものでしょうか。需給調整あるいは計算間違いでも連日なので気になっています。
今週末から伊豆でマラソンの疲れを癒してきます。
野村
元気してます。
私も見えていない所があるのですが、1週間ほどの売りオペを見るとmaturityが長短まちまちですね。今から利上げのサインを送らなくてもよいと思います。何か技術的な(見えないところでの)要因があるのかも知れませんね。BOE, ECB, BOJが短期で資金供給に熱心に走っているのに、あと一週間後に3末越へを控えているのですがFRBから何もサインが聞こえてこないのが私には気になるのですが。私もご指摘の件しばらく追っかけてみます。
ゆっくりと疲れ癒してください。写真数々拝見しました。ちょっとお疲れのようでしたね。
4月にでも上京の際お時間あれば連絡ください。
それでは。
水谷
>おはようございます
>
>お元気ですか。ちょっと気になることがあるので教えてください。FRBは最近、クーポンやビルで売りオペを数回行っています。単なる需給調整なのでしょうか。あるいは何か意図的なものでしょうか。需給調整あるいは計算間違いでも連日なので気になっています。
>
>今週末から伊豆でマラソンの疲れを癒してきます。
>野村
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。