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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
日本株が上昇し安心感が出ているようです。また米証券会社のメリルリンチがシンガポール政府系ファンドから50億ドル(約5600億円)資本支援を受けるニュースくらいが目立ちました。ユーロ/円の売りで若干ドル/円が売られているように見えます。
クリスマス前に敢えてポジションを取るような投資家はいないと思います。家族と恋人と、またひとりで楽しく祝うのが欧米の風習です。動きがあるとすればNY時間帯に発表される経済指標で、米経済に良い数字が出た場合にドルショートのポジションを軽くする行動を起すくらいでしょう。薄商いですから意外と値が飛ぶかもしれません。また短期売買でドルロングの参加者が大胆にポジションを増やしてゆくことは考えにくいと思います。
今晩発表される米国経済指標では12月のミシガン大消費者景況感指数に注目です。11月の76.1に対して予想は74.5とかなり悪くなると見ています。例によって悪い数字には反応せず、良い数字に反応する海外市場です。また11月の個人所得(予想0.5%前月比)、11月の個人支出(予想0.8%)も発表されます。思いがけず良い数字が出ると、特にユーロ/ドル、ボンド/ドルでのドル買いが出ると思われます。
為替市場のコメントを読んでいると1週間ほど前までは、ドル巻き戻し、ドル買戻しという表現から、今週はドルを買う動きだとかドル買いサインといった言葉に代わってきているかのようにも思われます。噂が投資家の心理を揺さぶり、噂が本物の動きに次第に変わって本物の流れになってしまうことは相場の世界ではよくある古典的な動きです。そうしてドルが吹き上がったら案外天井で再びドルベアへと。ドル/円の116.00が天井でその後ドル安となれば理想的なのですが!
ブルとベアとは英語で言うとBull とBearです。シカゴの先物市場で使われる用語で強気がブル つまり雄牛。雄牛の角から上昇することを連想させてくれます。逆に弱気がベア つまり熊さんです。熊さんはのっしのっしと頭を下げて歩きますので、下落することを連想させてくれます。シカゴにはバスケットボールのプロチームがブルズ、アメリカンフットボールのプロチームがベアーズと先物市場本場ならではのネイミングがされています。昨今ブルズは調子が悪く、ベアーズも調子悪く、両チームともベアーズ状態なのが皮肉です。ビッグピクチャーのドルを象徴しているのかもしれませんね。
実質的に来週水曜日(26日)のNY時間帯から為替市場が再開される状況だと思います。その間、政治的な動き、地政学的リスク(例えば北朝鮮がミサイルを発射しただとか。)がなければ無風状態の為替市場となります。東京の市場だけが世界の中でぽっかりと開いている状態です。逆に東京のディーラーは世界中から集中するオーダー(まさかの場合に備えたオーダーがほとんどですが。)を仕分けするのが大変かもしれません。(通常シンガポール、香港、シドニー経由でグローバルで回されるオーダーが東京経由となるからです。)
それまでゆっくりとクリスマス休暇を楽しみましょう。
それでは TGIF Feliz Navidad!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。