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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
昨晩の海外市場の主役もポンドであった。第三四半期の英国の経常収支が200億ポンドの赤字となったことが理由づけとなっていますが、もともとの火元はBOE(イングランド銀行)の議事録で全会一致で先の利下げを決定したことで、今後更なる利下げが観測されています。欧州域圏も12月のドイツIFO業況指数が悪かったこともあり欧州経済も景気悪化が市場に浸透しはじめそうだ。従ってポンド、ユーロとも売りが鮮明になりつつあります。テクニカル的に見ても、ユーロ/ドルの1.4200は要注意の節目です。その次の大きな節目1.3900はもっと要注意です。またユーロ/円の163.00(ガンチャートの重要節目)と89日移動平均線の162.10が節目で、この水準を明確に割ってくるとユーロ売りに拍車がかかりそうです。注意しましょう。
円は「行って来い」の相場で朝スクリーンを見たら113.20と大して変わりなしと、クロス円での揺さぶりで上下に振れましたが、落ち着くところに戻り、東京市場に帰ってきました。相変わらず悪い米経済指標には反応がないようです。12月のフィラデルフィア連銀の製造業業況指数がマイナス5.7と予想より大幅低下の数字、サブプライム問題関連でベアスターンという証券会社の四半期ベースでの初の赤字と米経済にとって悪い話ばかりですがドル売りにはつながっていません。良い数字には反応する現在の市場環境です。
負け組みばかりの主要通貨圏です。日本も福井日銀総裁が景気減速を明言されました。欧州圏も悪材料探しと、ある時ふと気がついたら主要経済圏はすべて不況風の真っ只中ということになっているのではと危惧してしまいます。「負け負け負け」の中でどの通貨ペアを組み上げるのか、そしてその他資源国の高金利通貨対円、経済安定の高金利通貨対円といろいろと休暇中に考えましょう。
東京市場は今日も静かで狭いレンジでの市場となりそうだ。ディーリングルームは超閑散となります。ブローカーさんも皆さん夢心地でよいのではと思います。
この時期の銀行のディーリングルーム:クリスマス前ということで何百枚というクリスマスカードが世界中から送られてきます。それぞれ嗜好を凝らしたカードが来て、誰がサインしているのか確認して壁に貼り付けます。そして、ちょうどこの時期に壁がクリスマスカードで満開になります。海外のディーラーとはロイターディーリングとか、電話でしか話していない方々がほとんどで、この人のサインかと思いながら貼り付けます。海外でのフォレックスクラブでの会合で名札を見て、あ~ あなたがいつも電話してくるマイケルさんですねという会話になるのです。不思議と初めて会ってももう何年も付き合っている会話になります。フォレックスクラブの精神は Once a dealer, always a dealer です。皆さんいつまでたっても仲間意識が強いのです。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。