[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
金融市場はFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて欧米投資家はポジションを縮め、またやっぱりとの方向で動いているようです。
昨日は弱い経済指標でユーロ売りとなりました。6月のIFO景況指数(101.3)6月のユーロ圏製造業PMI速報値49.1, 非製造業49.5と共に50の景気の分れ目を下回っています。しかし、ドルが買われ、金価格が売られました。880ドル台(1オンス)とこちらは相関関係があるようですが、原油価格との連動はないようです。原油価格は135ドルを上回って堅調に推移しているようです。
原油はイスラエルのイラク攻撃のための演習、ナイジェリアで武装勢力による石油関連施設攻撃で一部操業が停止に追い込まれたとのニュース、シェブロンの施設で労組がストに突入とのニュースで、為替市場のニュースとはかけ離れたところで、投機マネーが動いています。一説には投機マネーの原油に流入する比率は71%にも上ると言われています。
ドルと原油の相関関係が微妙にずれ始めています。昨日はドル高と原油高と反応しています。これは米国金利の見方が再び利上げに方向に傾き始めているからです。2週間前にインフレ懸念を明確にしたバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長は、金融市場は利上げが近いと走ったために主要メディアに情報を流し、「書かせ記事」を書かせました。1週間の冷却期間でかなり落着きました。しかし、冷静に市場は分析しています。債券市場では2年債を中心に3%近くに再び上昇しています。10年債は4%を上回った状態が続いています。FRBとしても、株式市場の低迷はどうしても避けたいという思いが強いと思います。FRBは利下げに打ち止め感を出し、更に利上げでインフレ予防を、連邦政府の減税で景気対策をするといる金融財政のポリシーミックスを考えているようです。FOMCを前にして、政策金利自体は据え置きでしょうが、インフレ対策重視の金融政策を打ち出す方針を出すのではないでしょうか。
日本の昨日の財務相と内閣府発表の法人調査によると自動車や自動車付属部品が34.1%(前期比)、建設業が43.1%と経済の川下に位置する業界の景気が悪いことが鮮明です。目に分る部分だけに気になるところです。7月1日発表の短観(日銀短期経済観測調査)が悪いことを連想させます。この調査は短観の露払い的意味を持ちます。日本銀行は低金利を維持せざるを得ないようだ。海外投資が進む状況にあるようです。折りしも、ドル高/円でドル高傾向にあり、オージー(豪ドル)を中心に投資が進む。
ドル/円は106.00と111.00のガンチャートの重要な節目のレンジ内にあり、中間点の108.50を当面の目標とします。ユーロ/ドルでは.1.5400の節目を目指すものの、ECB(欧州中央銀行)の金融引き締めスタンスが強いことから、戻りもあるのではと思います。ポンド/ドルは、出てくる英国の経済指標とキングBOE(イングランド銀行)総裁のコメントと大きく異なるために良く読めません。中立の立場か、シカゴ筋のポジションを尊重してポンドショート(売り持ち)の方向かと思います。ポンドロング(買い持ち)だけはしたくはありません。
豪ドル/ドルは、一時のドル買いにも耐え、調整局面はあるものの豪ドルブルトレンドが続いています。資源国、高いGDP維持、高金利と投資妙味があります。英豪系大手リオ・ティントは中国との鉄鉱石契約で96.5%の値上げを勝ち取りました。資源国パワーは強い。
豪/ドルで0.9100~0.9600のレンジをまもなく破りそうです。豪ドル/円でもブルトレンドが続きそうです。円金利が低位で推移することが、またドル/円でのドルブルトレンドが後押しします。
余談:病院の食事:最近の病院食は随分変ったようです。以前は不味いといわれていました。ところが、今回2週間の入院で「美味い」ことが分りました。一品一品丁寧に作ってあり、和洋中とそれぞれ工夫してありました。焼き魚などは、照り焼き風、ホイール焼き、中華風のから揚げ、洋風のソースかけとバラエティーに富んでいました。そして野菜の煮たもの、豆腐と、また一日1回の味噌汁。それぞれの病状に合わせて献立が決めてあるようです。減塩が基本であり、海苔にはしょうゆなしです。退院してからは、この病院の食事を基本として食べるようにしています。トンカツ、てんぷら、コロッケなどはご法度で、私には無縁となりました。また、ラーメンもいけないようで、これも私の献立からは消え行くメニューです。
それでは、 Have a nice day!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。