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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
米国市場では、第二四半期GDP(国内総生産)がマイナス成長になるのではとの話と、予想はされていたモルガン・スタンレーの60%の減益発表で景気に対する悲観的な見方を加速させました。再び原油が買われてドルが売られる展開となりました。しかし、大きくは売り込まれない展開で市場参加者の相場観は一方方向ではないとのが分ります。逆の見方をすれば、ポジションが積み上がっていないことを示しています。シカゴ先物取引所(CME)のドル/円のポジションは先週ほぼ解消されました。年初の109円近辺から一貫して円・ロング/ドル・ショートで100円割れの局面まで攻めていました。そしてここのところ利食いを強め急速にポジションの解消してきています。6月末の決算期を睨んだ益出しの動きかもしれません。どちらにでも動きやすくなっており、相場の流れがどちらなのかを見極めたいところです。米景気は悪くて利上げはできないのか、それとのインフレ懸念が強くて年後半にかけて利上げをせざるをえない局面になるのかを。
BOE(イングランド銀行)の議事録が公表され、政策金利(5.00%)は据え置いたものの、反対した委員がいました。0.25%の利下げをブランチフラワー委員が主張しました。英国の景気に悲観的な見方をする委員がいるということは重要です。キング総裁も講演の中で、「英国の経済成長は急激に減速している。」と明言されています。金融政策の金融引き締め型から景気重視型に移行してゆくことが明確になったと言えます。ポンドはドルに対して金利差縮小観測から今後は弱含みで推移しそうです。但し、昨日に関してはドル売りが加速したために、一旦ポンド弱含んだものの次第に強含む皮肉な結果となってしまいました。中長期的にはポンドは売られることを予想します。1.9000を中期的には見てもよいのではと思います。
今日は東京株式市場がNY市場で弱含んだころから大幅下落となりました。株式市場下落のドル安との発想からドル/円は弱い展開となっています。しかし、私には意外とドルは落ちないなとの印象が強いです。今日のポールソン財務長官、コーンFRB副議長の講演や議会証言を聞いてその真意を確認したいものです。特にポールソン財務長官は先週には為替市場に対しては 為替介入の可能性までちらつかせ、またG8各国に対しては強いドル容認を取り付けていました。
今週末(22日)にはサウジアラビアで産油国と消費国の閣僚級会議が開かれ原油高対策が協議されます。原油高対策に有効な手立てを打てればドル高の方向にむかうのですが、その動きを見守ることとしましょう。
ドル/円は106.00が重要な節目ですが、ここまでは下がらないでしょう。107.50近辺でポールソン財務長官の講演を迎えると思います。調整局面のドル売りが終わる可能性があると思います。ユーロ/ドルでは、1.5400~1.5700のレンジでの動きで、原油動向との相関関係に注目です。私はどちらかと言えばドルブルの1.5400方向ではないかと思います。
オージー(豪ドル)が分りやすい展開に再び戻っています。ドル売りトレンドとオージー高ですが、オーストラリアは資源国、高金利の引き締めスタンスの継続、そして主要先進国の中では高い経済成長を誇っている国です。対円でも日本が低金利を続けていることからこちらの通貨ペアでも面白そうです。
それでは、 Have a nice day!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。