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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

おはようございます。


大晦日の午前中ですが、ドル/円が111.90, ユーロ/ドルが1.4740 結果的にユーロ/円が164.90をつけています。先週木曜日、金曜日に海外で作られてしまった相場観、つまりドルは売るしかないとの相場観がグローバル化してしまっています。残念ながら日本の投資家が為替の世界で相場観を先導することはできません。金曜日NY時間帯発表の11月の新築一戸建販売数が前月比9%下落、前年比で34.4%の下落との数字に金融市場が反応したようです。悪い数字に大きく反応し、良い数字は無視される市場環境になっています。


パキスタン情勢の悪化から質への逃避でスイスフラン買いと金買いが加速しています。金と原油は最近連動していますから、必然的に政府系ファンド特に中東勢はドル安に対しては神経質となります。これもドルの下落に輪をかけると思われます。


今週は新年で日本は休みですが、本格的に為替市場が海外では2日から始まります。いくつかの米経済指標が発表され注視しています。特に4日発表の米雇用統計は重要です。サブプライム問題とからめて一気に1月30日開催予定のFOMC(米公開市場委員会)でのFFレート(フェドファンドレート)の利下げ観測へと移ります。今週の経済指標を注視しましょう。


私はテクニカル的にはガンチャートの信奉者です。それによるとドル/円の重要な節目は111.00, 106.00です。ユーロ/ドルでは1.4800, 1.5100です。このあたりの節目を注目しましょう。ドル/円で111.00をたやすく割ると意外と早く106.00まで到達するのではと予想します。理由はシカゴ筋、ヘッジファンド筋のポジションが軽いからです。それは後ほどシカゴ筋情報をご覧ください。


シカゴ筋情報:12月24日時点
円 ネットロング 4,013枚 (-9,344枚(前週比))、ユーロ ネットロング 30,641枚(-508枚)、 ポンド ネットロング 9,126枚(-2,411枚)、スイスフラン ネットショート 11,497枚(ネットショートが+4,513枚)、オージー ネットロング 13,540枚(+2,503枚)
先週24日時点ですが、ドル/円のポジションがほぼスクエアであることが分かります。従ってシカゴ筋がどんなにかドル/円でのドル売り仕掛けが容易かったかが分かります。ユーロ、ポンドとも軽いポジションですから相場観が出来上がればドル売りに振ったかがこちらも分かります。スイスフランは恐らくロングにポジションが変わっていると思われます。


相場はいつでもあります。日本勢はゆっくりとのんびりとお正月休暇をとりましょう。焦って相場に入ることだけは避けてください。


それでは皆さん良い新年をお迎えください。

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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