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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様でした。
朝方オーストラリアの6月の雇用統計が発表されました。結果は新規雇用者数2.98万人、失業率が4.2%でした。予想は1万人の4.3%あたりでしたから、非常に良い数字です。豪ドル/ドルは一気に0.9600を突破しました。数字発表前に一旦利食いの豪ドル売りで市場は走って数字待ちの状況でしたが、発表後市場参加者は豪ドル買いに向かいました。雇用統計の数字は、先月がマイナスの雇用者数でしたが、結果は豪ドルが下がったところでは拾うスタンスでした。人口2千万人のオーストラリアでは、雇用者数にしても少ないので、この位の変動幅は覚悟しないといけません。また、今月がプラス、先月がマイナスと、この数字は前月比ベースですから、数字の癖を見抜く必要があります。大きく景気が後退していなければ、ある程度読めるのではないかと思います。その意味では、来月は反動でマイナスの数字が予想されます。少々の数字のブレは気にしなく、資源国、高いGDP(国内総生産 第一四半期3.6%前年比)、そして高金利(政策金利7.25%)という点から見ても、引き続き豪ドルブルスタンスで良いと思います。シカゴの投機家(ヘッジファンド等)のポジションは突出した豪ドルロング(買い持ち)を保有したままです。豪ドル/ドルで、0.9600は重要な節目です。このあたりで利食い売りが消化されれば、次の節目1.0100に向かいます。
今日は英国ではイングランド銀行の金融政策委員会の最終日で、政策金利が発表されます。5.00%の現行金利は据え置かれる見通しです。キング総裁は、住宅・不動産業界を中心に景気減速感が強いと指摘されていました。声明文に次回以降の金融スタンスのヒントが記述されるかもしれません。ハト派的文言が強いようですと、ポンド売りの展開になるかもしれません。その前に出される6月のHOBS住宅価格にも注目です。予想は-0.1%(前月比)、-5.9%(前年比)とかなり悪い数字の予想です。私は、もしも景気減速が鮮明になり、BOEがハト派のトーンが強くなれは、1.9700を割ってくると思います。ポンドの相場は本当に予測が難しい。
さて、米国では、バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長とポールソン財務長官の議会証言が行われます。原油高騰の原因となっている先物市場の規制問題を出される可能性があります。ただ法整備に時間がかかりそうですから、そう簡単にはゆきません。ポールソン財務長官は、先週の欧州歴訪の結果をもとに、強いドルの米国の利益に叶うのとの証言を繰り返し述べる可能性があります。しかし、これまでの発言から一歩踏み込んだ内容でないと市場は評価しないようです。来週からの米金融機関の決算発表を控えて、素直にはドルは買えない状況であると市場参加者は認識しています。
ドル/円は、107.50の壁を大きく破っていくかに注目です。来週の米金融機関の四半期決算を控えて、ドル高を素直に進めることができるか、注目です。読めない相場が続きます。
ユーロ/ドルは、1.5700を挟んで、こちらはユーロ高に振れています。トリシェECB総裁が、インフレスパイラルのリスクに焦点を当てた金融政策をとると言っています。少々ユーロ高に傾き始めました。投機筋のポジションは、先週の利食いのユーロ売りで軽くなっていると推測されます。
お知らせ:「為替ケ・セラ・セラ」のコーナーでは、現在行われています、スペインの「牛追い祭り」を紹介しています。スペインで最の有名な祭りのひとつで「サン・フェルミン San Fermin」と呼びます。
http://fx-blog.jp/mizutani/
直接「牛追い祭り」の公式ホームページは、
http://www.sanfermin.com/2008/100708.php?lang=cas&day=100708
です。毎日迫力ある写真、その日のビデオが流されます。15日まで行われますから、毎日楽しめます。日本時間午後3時(現地午前8時)から毎日テレビ中継され、インターネットで観覧できます。お楽しみください。
それでは、Hasta pronto!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。