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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
お疲れ様です。
ドル/円の東京時間帯での107.50を突破しています。この水準を上回ったところでは、多くのストップロス(損切り)玉や、オプション玉が控えていると言われています。東京時間午後に、イラン国営テレビが中距離ミサイル9発試射したと伝わり、ドルが売られました。ドル/円は107.50のレジスタンス(抵抗線)を抜け切れないで、じりじりしていたところでのニュースでした。このニュースで、原油相場が若干上昇し、また為替市場では、スイスフランが買われ、ドル/スイスフランで1.3000を割ってきています。有事のスイスフラン買いとの経験則に素直に反応した例と言えます。もともと有事のドル買いとスイスフラン買いと昔は言われていましたが、現代では有事のドル買いは、2001年9月11日のNY同時多発テロ事件以来、この格言が色あせてしまいました。今での生きているのが、スイスフラン買いと金買いです。
内閣府が5月の機械受注を発表しました。10.4%(前月比)、5.1%(前年比)と予想の1.5%(前月比), -6.0%(前年比)よりも遥かに良い数字です。円買いに反応しても良さそうですが、反応しません。日本の経済指標の比重が低いと言えます。鉄鋼業の受注が多かったようで、多分に技術的な所があったようです。内閣府は、基準判断を「景気は弱含む。」と据え置きとしています。日本銀行としては、金融スタンスを景気重視型にもインフレ抑制型にも傾けることが出来ず、白川日銀総裁としても動きが取れない状況にあります。これは、現在為替市場には影響が出ていませんが、潜在的なドル買い/円売り要因となります。東京株式市場は、NY株式市場が反発したことから朝方250円以上上昇していましたが、終ってみれば19.03のみの上昇です。技術力のある日本ですが、やはり構造改革の遅れ、規制緩和の立ち遅れが日本に海外資本を呼び込めない原因があるのではないのでしょうか。日本が魅力の持てる国にするのが、政治家の役割だと思います。「洞爺湖サミット」で福田首相に頑張ってもらいたいものですが、来年任期の切れるブッシュ大統領のもとを片時も離れようとしなく、対米追随外交を展開しているようでは、先が見えている。サルコジ仏大統領からは、首脳会談も実現していません。
オーストラリアで、7月のWestpac(豪金融機関)消費者信頼感指数が発表され、-6.7%と悪い数字が出ました。前月の-5.6%よりも更に悪化しています。豪ドル/ドルで0.9500を割り込みました。しかし、資源大国、3%以上の高いGDP(国内総生産)、高い運用利回りと、じっくり考えると現在一番の投資対象国ですから、豪ドルの下値が拾われます。明日の6月の新規雇用者数と失業率に注目しましょう。ヘッジファンドにとっても一番の収益源通貨です。
木曜日にはバーナンキFRB議長とポールソン財務長官が揃って議会証言をします。本物のドル高になるかどうか重要です。インフレ重視の姿勢を崩さず、また原油高、穀物高に対して、投機筋の動きを封じ込める規制をはめることが出来るか焦点です。
それでは、 Have a nice day!
上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。
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国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。