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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
ロシア軍がグルジアに進行していますが、為替の影響について考察してみましょう。アゼルバイジャン共和国が世界の石油の1%の埋蔵量を持つとのことが書かれていました。グルジア経由で石油パイプラインがトルコと結ばれていて、欧州に石油を供給しているといわれています。今回の事件はロシアのエネルギー資源の立場を更に強めようとのプーチン首相の意図が見え隠れします。欧州に石油供給がストップすれば、多少なりと影響がでるのではと推測されます。ユーロ売りに反応すると思います。原油価格については、紛争、すなわち原油高、金価格上昇を連想させるとですが、今回はちょっと状況が違うような気がします。NY原油先物市場では、ヘッジファンドや年金基金に対する規制強化の動きがあります。従ってポジションを手仕舞う動きが強まっています。また、世界的な景気後退感からガソリンの需要が減退するのではとの観測がでています。今日のNY原油先物市場を見ないと確認はできませんが、私は大きくは原油価格が上がらないと思います。上昇しても120ドル(1バーレル)で、そこからは次第に下落基調が強まるのではと思います。
 
余談:相撲のグルジア出身の黒海は、初のヨーロッパ出身のお相撲さんです。髭が黒々として、いかにも外人力士らしくて、文化・食事などに苦労していると思っていました。たった一人の生活で、しかも習慣、食事を日本式に無理矢理強要され、もう帰りたいとの思ったこともあると想像します。がまん強いのでしょう。黒海にはまだまだ頑張ってほしいものです。しかし、来場所での、露鵬、白露山との対戦はどうなるのでしょう。そして若の鵬もロシア出身だったような気がします。そして栃の心がグルジア出身だったと思います。
 
 
ドル/円は110.00円を割り込んでいますが、ユーロ/円でのヘッジファンドや国内投資家の売りが出ていたと聞きました。ユーロ/ドルでユーロ売り、そしてドル/円での円買いです。ヘッジファンドの動きが良く理解できません。彼らはユーロ/ドルでユーロ売りを仕掛けており、効率が良いように思えてなりません。
 
 
豪準備銀行が金融政策報告書を発表しました。オーストラリアのインフレ率は引き続き高水準であるが、住宅市場、雇用環境が悪化している。消費者物価指数(CPI)の2008年の見通しは4.5%から5.0%に引き上げる見通しです。しかし、GDP(国内総生産)の伸びは、2008年は2.25%から2.00%に引き下げ、また、2009年は2.75%から2.25%に引き下げ見通しです。インフレ率は短期的に見れば高止まりするが、需要がある程度弱まっており、インフレ率を今後著しく引き下げることが期待されると8月の委員会(金融政策委員会)で判断した。需要の落ち着いた状態が続くとの見通しのもとで、今後の期間は金融引き締めを少なくした(金融緩和スタンス)余地が増してくる。(a less restrictive monetary policy stance):金融政策報告書の中で、再び金融政策委員会での声明文と同じ表現で、金融緩和スタンスへの変更を示唆しています。金融スタンスの転換点であると言えます。
 
 
相場は流れています。それもゆっくりとドル高方向に。各国の金融スタンスに明確な変化が出始め、それに輪を掛けて原油が下落しています。ヘッジファンドなど投機家がドル高を演出しているように思えてなりません。
 
 
お知らせ:「為替ケ・セラ・セラ」を更新しました。チューリッヒ為替セミナー3回目シリーズです。金塊の重さを実感し、日本銀行の金庫にある金塊よりも多いのではと驚いた金精錬所の金庫の様子です。その後は大いに仲間と楽しんだ一日でしだ。是非こちらのお読みください。http://fx-blog.jp/mizutani/
 
それでは、Have a nice day!
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
海外市場からの流れを引き継いだ形での流れで、午前中に大きな動きがありました。ユーロ/ドルとポンド/ドルが、大きく下落しました。私の読み通りです。ユーロ/ドルで1.5400を割り込めば、次に控える重要節目は1.5100です。これは非常に重要な節目です。トリシェ総裁の金融スタンスのタカ派の頑なな姿勢から、景気に配慮した姿勢を若干示した点は大きいです。利上げはなく、反対に来年からは利下げモードに入っていくものと思われます。IMFの調査によれば、実質GDP(域内総生産)が2008年1.4%, 2009年1.2%、消費者物価が2008年2.8%, 2009年1.9%予想です。金融スタンスの転換点と思ってよいと思います。ユーロ売りは続く。
 
 
ポンドでも同じことが言えます。BOE(イングランド銀行)でも不動産・住宅を中心に景況感が悪化しています。私の利下げ予想は外れましたが、市場参加者は私と同じ思い出はなかったかと思います。据え置きでも、ポンド売りが続いています。ポンド/ドルで1,9700を破り、次の節目は1.9000です。今年のポンド安値を更新していますから、もう止まるとの安易な気持ちは捨てるべきです。
 
 
ドル/円は、日本の景況感の悪化を確認した形です。海外でドルが買われたとことを読むと、海外勢が日本の景況感の悪化にやっと注目したようです。シカゴ勢はすでに円ショート(円売り持ち)に先週転換してますが、少ないポジションであったと思います。昨日あたりから、ビッグポジションを作っているかもしれません。東京時間帯では、本邦輸出業者の先物ドル売りが大量に出ているようで、上値が重いようです。海外時間帯では、110円を突破する勢いがあるかも知れません。しかし、今日は本当に海外時間帯は材料が何もありません。米株の動きの、原油、金価格くらいです。来週にまでこの流れを持ち越すかもしれません。
 
 
豪ドルの売り勢いが止まりません。0.9100を割り込み、次の節目は0.9600です。シカゴ勢は利食いは終え、豪ドルショート(売り持ち)ポジションに転換したかもしれません。その意味ではまだ相場は若いと言えます。まだ相場に乗れていない方は、タイトストップで豪ドルショートの一考かと思います。RBAの金融スタンスの変更は始まったばかりで、大きなトレンドに乗ることが重要だと思います。
 
 
3件ほど原稿書きを午後していまして、イーブニングレポートを書く元気が出ません。これくらいでご勘弁を。今日は北京オリンピックの開会式です。相場に疲れていますから、テレビ観戦で楽しみましょう。
 
TGIF

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
日本の景気の悪さが海外投資家、投機家に認識され、ドル/円が買われました。
 
本の景況感の悪化が鮮明に:ここの所、日本の景気が悪化している経済指標が続出しています。2期連続の鉱工業生産のマイナスの値、第2四半期のGDP(国内総生産)のマイナス成長予測(-2.4%)、6月の景気動向調査での数字の悪化を受け、景気の判断基準を「局面の変化の可能性がある。」から「悪化」に下方修正、8月の月例経済報告で「景気はこのところ弱含んでいる。」とし、「回復」の表現を4年8ヵ月ぶりに削除する、6月の貿易収支で貿易黒字が1/3に減少し輸出に陰りが見える、今日発表の6月の機械受注が-2.6%(前月比)です。私はこれまでこれらは円安要因となると述べてきましたが、海外の投資家、投機家からやっと注目され始めました。来週13日発表の第2四半期GDPに注目が集まります。これからは日本の経済指標により注目しましょう。今朝方発表の6月の機械受注も予想よりの良いもののマイナスの数字です。円安要因として認識しましょう。
 
 
ニュージーランドの第2四半期の失業率が発表され、予想よりも悪い数字でNZD/ドルの下落が続いています。ただ、NZD/円では、ドル/円でドル高に振れていますから、一見NZDが買われているように見えますが、注意が必要です。NZ準備銀行(RBNZ)は追加利下げをする予定で、NZD下落は明白です。オーストラリアでは6月の雇用統計が発表されました。新規雇用者数は1.09万人と予想を上回ったのですが、先月の修正分を加えると予想の範囲内の数字になります。何も改善していません。重要な節目の0.9100を挟んだ展開ですが、豪準備銀行(RBA)の利下げ観測が根底に流れており、更に豪ドル下落が予想されます。東京時間帯では、日本の投資家の豪ドル買いがあるようですが、海外市場では海外勢が売る傾向にあります。豪ドル取引には注意してください。
 
 
今日は欧州ではBOE(イングランド銀行)の金融政策委員会とECB(欧州中央銀行)の定例理事会が開かれます。英国の景気減速は予想よりも進んでいるようです。キング総裁が一番認識されているようで、私は政策金利の引き下げある可能性があると思います。ポンド売り継続です。ECBの定例理事会では政策金利据え置き予想です。トリシェ総裁の記者会見に注目です。タカ派の姿勢を堅持なのか、景気に配慮した発言をされるのかに注目が集まります。タカ派の姿勢を示した場合は瞬間ユーロ高には振れるものの、ユーロ高値は限定的と思われます。景気配慮のハト派的発言にはユーロ安が進行すると思います。
 
 
原油価格、金価格が下落傾向を辿っています。規制強化の動きが効いているようです。
 
ドル/円の110.00, ユーロ/ドルの1.5400, ポンド/ドルの1.9000の節目に注意してください。

Have a nice day!

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お疲れ様です。
 
6月の景気動向調査が発表されました。それによると先行CI指数が91.2、一致CI指数が101.7と概ね予想通りです。しかし、前月に比べて先行指数で1.7ポイント, 一致指数で1.6ポイントと大幅に下がっています。内閣府は、景気の基調判断を「局面変化の可能性がる。」から「悪化」に下方修正しました。8月の月例経済報告でも「景気はこのところ弱含んでいる」との方向で関係各庁と調整に入り、「回復」という表現を4年8ヶ月ぶりに削除する方向であり、本格的に景気の後退局面に入った可能性があります。いよいよ来週13日発表の第2四半期のGDP(国内総生産)の数字で悲観的な数字が出る可能性が高まっています。マイナス2.4%の数字が予想されており、注目です。円売りに拍車をかけるのではと予想してしまいます。しかし、円安は輸出企業には朗報であり、株式市場を活気づけます。良い円安に振れてくれれば、日本にとっても経済回復の起爆剤となります。日本の株式市場は、米国の写真相場ですから、全く主体性がありません。
 
 
7月の英国のネーションワイド消費者信頼感が今朝方発表され51と予想の57を大きく下回りました。昨日発表の6月の鉱工業生産マイナス0.2%前月比、マイナス1.6%前年比、そして6月の製造業生産高マイナス0.5%前月比、マイナス1.3%前年比と非常に悪い数字です。不動産・住宅業界から、製造業の世界に波及が進んでいます。昨日も少し述べましたが、明日のBOE(イングランド銀行)の金融政策委員会では、現行の5.00%の政策金利を0.25%から0.50%の幅で引き下げても不思議ではないと思います。キング総裁が以前英国経済は急速に減退しているという言葉を思い出します。ポンド/ドルで1.9700の重要な節目を割り込み、次の目標は1.9000となります。ポンド売りは続く。
 
 
朝も触れましたが、原油相場下落のドル高の様相です。ユーロ売り、オセアニア通貨売り、そして、円売り、ポンド売りが現在の為替市場と言えます。過剰流動性のマネーが行き場を失い、ドル買いと向かっています。FEBの曖昧な表現の声明文が安心感を与えた感がします。
 
 
ドル/円は、108.50の節目が突破できるか注目しましょう。オプション玉など防衛に必死の注文が多く飛び交います。抜ければ110円台への向かうと予想します。豪ドルは、オーストラリア準備銀行が金融政策の転換点を迎えていますから、値ごろ感とかテクニカル的に買いサインだから、豪ドルを買う姿勢は、私には理解できません。上手く行くかも知れませんが、経済の基本を無視していると思います。金利が下がる予想であれば、通貨はその国から逃げる傾向にあります。私はシカゴのヘッジファンド同様、基本に忠実な為替取引を薦めます。ほぼ利食い売り完了の模様のヘッジファンド筋は、次はどのような行動に出るのでしょうか。明日の7月の豪雇用統計に注目です。豪ドルロング(買い持ち)ならば、短期売買に徹するべきです。
 
 
それでは、Have a nice day!
 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
オセアニア通貨が売られています。先先週RBNZ(ニュージーランド準備銀行)が政策金利を8.25%ら0.25%引き下げました。そして次回9月11日の委員会で0.75%引き下げて7.25%とする観測が出ています。また、オーストラリアでは第2四半期住宅価格指標でマイナス0.3%前期比と予想は上回ったものの、悪い住宅価格が裏付けられました。RBA(豪中央銀行)は、明日の金融政策委員会で、インフレと景気について活発な議論が交わされそうです。スティーブンス総裁が、記者会見で、利下げの文言を使われるようですと、豪ドルは売られることとなります。豪主要紙が来月2日の理事会で0.50%の利下げをおこなう可能性を示唆した観測記事が効いているようです。景気後退の兆候が現れ始めたオセアニア通貨は要」警戒です。シカゴ先物市場では、かなり豪ロング(買い持ち)ポジションが積み上げっており、現在利食いの豪ドル売りの最中です。豪ドル/ドルで、0.98が高値で、ガンチャートで見ると、0.9600, 0.9100と節目が来ます。シカゴの投機筋のコストは0.98~0.92辺りです。まだまだ利が乗っているから豪ドル売りを続けると思われます。クロス円では、101.00を割ってきていますから、これは次のチャートポイントは96.00です。年に一回、2回の大きな波に襲われる豪ドルですから、今度の大きな流れで見ないといけません。
 
 
「クリック365」を運営する東京金融取引所(TFX)によると、2日現在NZD/円の買い残21万4603枚、豪ドル/円の買い残10万1619枚と過去最高を更新したと聞きます。このニュースを聞き、不思議に思いました。シカゴ先物市場と全く逆の動きです。日本の投資家はテクニカル的に値ごろ感から、オセアニア通貨を買っている。ニュージーランドは利下げしたばかりで、今後の追加利下げが予想されます。オーストラリアについても、明日のRBA(豪準備銀行)の金融政策員会で利下げが真剣に検討され、次回の委員会で利上げ決定との観測が浮上しています。シカゴ筋などヘッジファンドは、利食いの豪ドル売りを進めています。まだまだ豪ドル/ドルは下落を続けそうです。大きなチャートを見ても、年に1度か2度ほど700~800ポイントの下落はあります。クロス円では、円高リスクは現状ないようですが。景気後退懸念が出ているオセアニア通貨を現時点で日本の投資家が買っている状況が私には理解できません。シカゴ先物市場の方がごく自然な動きと思います。
 
 
今晩は注目の経済市場としては、6月のユーロ圏生産者物価指数です。インフレが収まっている数字が出そうです。予想0.8%前月比。ただ、大きく動くような数字ではありません。ECB(欧州中央銀行)の定例理事会を控えて、市場参加者はユーロショート(売り持ち)ポジションで待ち構えているようです。6月のPCE(Personal Consumption Expenditure)は、コアデフレーターが2.2%予想と、FRB(米連邦準備理事会)の目標インフレ率(2.0%)よりも高いものの、概ね目標値ないです。明日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、据え置き予想ですが、例によってタカ派のフィシャー・ダラス連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が急先鋒になって利上げを主張するでしょう。しかし、現状の経済を分析するととても利上げには踏み切れません。バーナンキ議長がまとめ役としての役割を担うこととなります。声明文には注意する必要があるものの、大きく相場を動かす材料とはなりそうにありません。
 
 
ドル/円は107.00~108.00で108.00方向へのバイアス、ユーロ/ドルでは1.5550~1.5650で1.5550 そして1.5400方向と読みます。
 
 
それでは、 Have a nice day!
 

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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