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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
豪ドルについてコメントします。オセアニア通貨が同一地域として、売られているようです。大手豪商業銀行が債務担保証券(CDO)関連で引当金を積み上げないといけないようで株価が下落しています。また来週初めに豪ドル債の大量の償還を迎えるようで、豪ドルが不安定な動きをしています。シカゴ筋は豪ドル売りの利食いです。これはドル/円の損失補填をしているかの動きと推測されます。オーストラリア経済は依然として健全との認識で一致しています。そろそろ利食い一巡となり、買い場を模索する動きと思います。0.9800から300ポイントほど下げており、良いレベルかなと思っています。0.9500近辺まで行かないかもしれませんね。0.9500~0.9550近辺で仕込みたいところです。但し、タイトストップロスを掛けておきましょう。なにが起こるかわかりません。
 
 
日本の6月の消費者物価指数が発表となりました。2%(前年比)と随分上昇しています。最近のガソリン高、穀物の上昇から全般的に物価を押し上げているようです。しかし、水野日銀審議委員が言うように、物価が上昇しても日銀としては何も金融政策で手が打てない状況のようです。景気後退感が強まっており、輸出も自動車を中心として今後悪くなりそうです。フォード、GMが悲惨な状況でトヨタ、ホンダ、日産がこれからの戦略変更を迫られる状況になれば、日本経済に及ぼす影響大だと思います。そもそも日銀の金融スタンスが操縦不可能になっていることが原因です。福井前総裁が早めに金利を引き上げておけばとの思いが強い。失政ですね。
 
 
今日これから英国の第二四半期のGDP(国内総生産)が発表されます。予想は0.2%(前期比)、0.2%(前年比)のようですが、昨日の小売売上高ショックによって、一部市場関係者の間では0.0%(前期比)を予想する向きもあります。昨日のようなポンド売りの場面再現となるでしょうか。私はキング総裁の言葉を信じ、英経済の景気は急速に減速すると読んでいます。ポンド売りの方向を読みます。1.9700が当面の目標となります。
 
 
さて、週初は米金融システム不安がポールソン財務長官の尽力により、公社支援策が無事議会を通過するようで、市場に安心感が漂い始めました。ドル高となり、私自身不思議だなとも思いが強かったようです。どうしてドルがこんなに買われるのかどうも不可解でした。しかし、ここにきて、フォード、GMと実態経済が悪化してきていることに市場は気が付き始めました。昨日の中古販売件数は10年ぶりの低水準とのこと、今日発表の6月の新規住宅販売件数も悪い数字に解釈されはしまいか。予想は50.5万件です。6月の耐久財受注が-0.4%(前月比)とこちらも悪い数字予想です。悪い数字に反応する市場環境ですから、ドル売りと反応するでしょう。7月のミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)は予想56.0と前月の56.6から悪化の見通しです。やっと素直な外国為替市場に戻りつつあります。シカゴ筋は円ロングをまだ持っているかもしれませんね。
 
 
金相場が現在435ドル近辺とNY市場から10ドル以上上がっています。ドル売りの兆候が見られなく内容です。ドル/円は再び106.00を注目しましょう。そして、景気減速の兆しがユーロ圏に散見されています。スマギECB専務理事の言葉が思い浮かびます。「インフレ期待は既に低下し始めている。」1.5700を挟んだ展開ですが、現在では1.6000を目指す勢いはないような気がします。
 
 
為替ケ・セラ・セラでは、昔スイスのチューリッヒで行われた外国為替セミナーに参加した様子を書きました。大変思い出深い出張です。話が長くなりますので、今日は一部だけです。ぜひお読みください。
 
それでは、TGIF
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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
ニュージーランド準備銀行の政策金利の利下げで、同じオセアニア地区のオーストラリアドルが余波を受けています。しかし、オーストラリアは同じオセアニアとは言え、経済体質が違います。資源国(鉄鉱石、石炭が豊富)、高いGDP(国内総生産)そして金融引き締めスタンス堅持の高い金利を維持しています。これに対して人口4百万人規模のニュージーランドは、資源といっても石炭、亜炭、原油が少量とれる程度で、主要産業は、羊毛、羊肉、そして林業が非常に盛んです。経済体質のオーストラリアでも異なります。(風光明媚なところが多く、温泉も湧いており、森林が多いと聞いています。「ラストサムライ」のロケ地として使われたようで、日本と気候が似ているようです。一度長期滞在したいものですね。)
 
 
ニュージーランドドルの売りが豪ドル売りに多大な余波を与えています。先日の第二四半期の消費者物価指数が予想より高かったことで、投機筋は一旦豪ドル売りの利食いをしています。7月15日時点でシカゴ先物市場の豪ドルポジションは56,068枚と高水準にあります。0.88~0.90近辺から積み上げてきました。ドル/円で損切りを行使せざる状況で、豪ドル利食いを加速させているのではと推測します。6月の豪ドル下落場面では、ブッシュ大統領の「強いドルは米国の利益に叶う。」との発言でドルが買われ、オーストラリアの5月の雇用統計で新規雇用者数がマイナス1.97万人となったことの相乗効果で豪ドルが売られました。0.9650近辺から0.9350近辺へ約300ポイント下落しました。今回の下落幅を当てはめると0.9800近辺が高値ですから、0.9500近辺が300ポイント下がった水準です。0.9600が重要な節目ですが、軽く抜けてゆきました。0.9500~0.9550近辺でのポジション仕込みが良いのではと思います。投機筋の利食いが加速する場面もありそうですが、その場合に備えてストップロス(損切り)はしっかりの置いておきましょう。豪ドル/円も同様に注意しましょう。
 
 
日本の6月の貿易収支が発表され、1386億ドルと市場予想の1/3の水準です。原油価格の高騰や、輸出の伸びが押さえられたのではなかろうかと推測されます。輸入が増えているということはドルの決済水準が上がるということを意味します。ドル買い需要は今後着実に増えると推測されます。日本の貿易構造が変わりつつある兆候のようです。これにドル高要因のようで、今後もその傾向が続きそうです。東京海上が米中堅損保フィラデルフィア社の買収の話があります。47億500万ドル(約5000億円)ということですが、手元資金と社債で賄うとしています。米国で社債を発行すれば、影響なしですが、日本円をドル転すれば、ドル買い需要となります。
 
 
ドル/円は108.00のレベルで本邦輸出企業の先物ドル売りが控えているようです。米経済にいまいち信用できないですが、ポールソン財務長官お墨付きのドル高トレンドについてゆくしかないようです。106.00と111.00の中間点の108.50が重要な節目と言えます。反対に106.00が下値の目途と思います。ユーロ/ドルは1.5700が極めて重要な節目になります。ユーロ経済に減速感が出てくると追加利下げはないとの発想となります。その意味で今日の7月のドイツIFO景況指数は注目です。予想は103.3と前月の101.3から悪化の予想です。
 
 
それでは、Have a nice day!

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お疲れ様です。
 
オーストラリアの第2四半期消費者物価指数(CPI)が発表され予想よりの高い数字が出ました。1.5%前期比、4.5%前年比(予想1.3%, 4.3%)という結果でした。スワンオーストラリア財務相は、「オーストラリア経済の基調は強い。物価への対応には時間を要す。インフレは大きな問題である。」として、スティーブンスRBA総裁を後押ししています。一旦利食いの豪ドル売りが先行しています。前日から全般的なドルの買い戻しで豪ドルも下げていましたが、シカゴ投機筋のポジションを見ても、余りにも巨額の豪ドルロング(買い持ち)になっていたところで、達成感からか、利食いの取引をしたようです。しかし、下値では、豪ドルを拾う投資家が出てくると思います。資源国、高いGDP(国内総生産)、そして高金利の魅力は他の通貨にはないと言えます。過去のチャートを見ても、大きく下落した場面では戻しの買いが入っています。チャート的には、0.9600が重要な節目です。筆者は0.9600がサポート(支持線)となると思います。0.9600~0.9650のレベルでの豪ドルの買いを薦めます。
 
 
 
ポールソン米財務長官が「強いドルは米国金融市場にとって実際非常に重要である。(really very important)」と講演で語り、ドルの買い戻しとなっているようです。米金融機関の第2四半期決算発表が出揃い、概ね予想の範囲であったことも好感されたようでした。ポールソン財務長官は、また政府系住宅金融公社への緊急融資や資本注入等支援策は、議会との法制化作業を週内に纏め上げるとして金融市場に安心感が出ているようです。しかし、金融システム不安ひとつとっても、地方銀行を不安が拡大しています。ひとつ解決の目処が立っても、また新たな問題が湧き出てくる構造に変りはないようです。又、景気減速感も根強くあります。
 
 
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が、利上げ実施のため、景気の回復を待つことは出来ないとして、早期の利上げを主張しています。6月の消費者物価指数が5.0%を超えてきており、タカ派の筆頭として、次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)で存在感を示しそうです。早期利上げの発想からこれもドル買い要因と言えます。
 
 
東京市場では、後場になってからドル買いが強いようです。ドル/円が107.50を上回ってきています。欧米市場で投機筋の損切りを誘発するようですと、もう少しドルが買われる場面もあるかも知れません。106.00と111.00の中間点の108.50が次の節目です。
 
 
ビーニ・スマギECB(欧州中央銀行)専務理事が、インフレ率4.00%で政策金利はそれ程引き締め的ではない、そしてインフレ期待は既に低下していると昨日語っています。ECBのメンバーの中にこのように語り始めていることは尊重しないといけません。ユーロ/ドルは、1.5700が重要な節目で注目です。
 
 
疑問を持ちながらのドル高となっています。
 
 
それでは、 Have a nice day!

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お疲れ様です。
 
 
モーニングレポートで指摘しまして英国経済についてですが、今日夕方からキング・イングランド銀行総裁とギーブ副総裁の議会証言があるようです。キング総裁は以前から、英国の景気は急激に減速していると繰り返し述べられています。6月の英政府宛ての書簡の中で、消費者物価は4%を超える可能性があるものの、2年後の消費者物価上昇率を目標インフレ率の2%に達成することは可能であるとしています。5月の消費者物価指数は3,3%(年率)となっています。ECB(欧州中央銀行)の4.00%の消費者物価指数と比べても低く、しかもECBは4.25%の政策金利に対して、5.00%です。恐らくこの水準がピークではなかろうか。ドル要因を排除して、ポンドは売りであると思います。ポンド/ドルで1.9700と2.0400のガンチャート内の範囲で推移していますが、1.9700方向へバイアスが向かうと予想します。ポンド/円はそろそろ天井を付けそうですから、注意が必要です。利食い千人力という格言があります。
 
 
兜町が大幅上昇ですね。空売り規制でもあるまいし、景気の良いところを見せてほしいものです。ドル/円もこの勢いで上昇波動に乗りたいものですが、そうは問屋が卸してはくれそうもありません。朝のレポートで紹介したように、シカゴの円のポジションが7月15日時点で50,105枚のネットロング(円買い持ち)となっています。実に前週から44,790枚増えています。1枚12,500,000円ですから、単純に計算すると59億ドル(約6,254億円)のポジションが先週火曜日の時点で出来上がっていました。その後、ドル/円の上昇で、損切りが大量に出たと推測される動きが見られました。急激な上昇があり、その後下がるという動きです。典型的は損切り相場でした。投機筋はまだ米金融システム不安と地方銀行の経営不安など問題山積みの状況を予想して、ドル売りを仕掛けているようです。一見ドルが強いようですが、素直にはドルを買えない状況です。私はドル/円は頭の重い展開だと思います。106.00が重要な節目であります。106.00を割り込めば、Sell on rallyの展開です。上にtight stopを忘れないように。
 
 
ビーニ・スマギECB専務理事が、インフレ率の4%で政策金利はそれほど引き締め気味ではないと語っています。インフレ率は既に低下し始めているとも発言されています。IMFの最近の経済見通しでユーロ圏は2008年は1.7%成長のところ、来年は1.2%成長に落ち込む予想です。そろそろ景気減速感が出てきて、消費者物価指数も落ち着き始めるのではなかろうか。トリシェ総裁の発言はタカ派ですから、容易に利下げの話はされないようです。しかし、原油高騰、米国要因でドル売りとなれば、話が別ですが。為替は常に二つの通貨の経済状況により、日々変動するものです。ファンド筋はユーロロングのようですが、程よいポジションに留めています。若干ユーロロングの方が良いようですね。
 
 
オージー(豪ドル)は、説明に及びません。オージーブルトレンド継続ですね。
 
今日はポールソン財務長官の講演と不動産に力を入れていた全米第4位の金融機関ワコビアの第二四半期決算発表に注意しましょう。
 
 
余談:久しぶりに「為替ケ・セラ・セラ」を更新しました。1週間ぶりです。面白く金融市場の世相を描いたつもりです。
是非クリックしてみてください。
 
 
それでは、Have a nice day!

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お疲れ様です。
 
今朝の日経新聞にIMF(国際通貨基金)の経済見通しが発表されていることはモーニングレポートで紹介しましたので、ご覧になった方が多いと思います。米国の経済成長率は1.3%に上方修正されました。ユーロ圏を見ると今年が1.7%ですが、来年は1.2%と減速します。気になるところで、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁が、ユーロ圏の成長について、第二・第三四半期は底に到達するという基本的シナリオとした上で、段階的に緩やかな成長に戻るとの見通しを示されました。金利がこれ以上の上がるとの示唆はありませんでした。ユーロ圏の成長では、スペインなどは不動産バブルが弾けて状況的に厳しい国が出てきています。ユーロ圏の三分の一を占めるドイツの経済圏ばかり重視するわけにはいきません。ここは冷静に状況を分析する必要があります。確かに金融・為替市場では、4%の消費者物価指数を誇大し、追加利上げの期待感が強まっているのですが、もっと冷静に判断する必要があります。
 
 
日銀の金融政策決定会合の議事録(もっとも6月12,13日分と意味と余りないのですが)が公表されました。複数の委員から物価の上昇リスクよりも、景気の下振れリスクを重視すべきと主張したようです。一人の委員が、物価安定の下、持続的成長がある程度確信が持てれば、斬進的かつ早めに政策対応する必要性がある強調したとのことです。内部でも利上げと利下げと分かれているようです。現在の政策金利水準の0.50%を考え、そして政策金利として物価リスクと景気リスクの両方を考慮すると十分に低く、これ以上下げても意味がなさそうに思えてなりません。政策金利が機能不全の状態で、この期に及んでまだ利下げ派が多数とは驚きです。低金利はまだまだ続きそうです。
 
 
為替市場は、ドル/円で、再び106.00のレベルを挟んで、中立の状態です。昨日相当ドルショート(売り持ち)の損切りがでたようで、振り出しと思います。金融システム不安が解消されない限り、インフレ抑制の金融スタンスには取り組めません。しばらく様子見の状況で、ゆっくりと3連休を楽しみましょう。ユーロ/ドルは意外とドル売りとはならず、ユーロ堅調ですね。豪ドル/ドルは、0.9700を割るものの、一時的だと思います。引き続き豪ドルブルトレンドです。豪ドル/円では、ドル/円でのドル下落リスクに注意しましょう。
 
 
余談:今日は月に一度のクリック証券さん主催の「シストレFXグランプリ」の講師として、タレントさんに為替について話しました。綺麗な若いタレントさんがグループに分かれて総額2000万円の獲得賞金を目指して、現在FXを勉強中で、相場を張りにいっています。私が為替ファンダメンタルズの指南役で、別の先生がチャート分析を、そしてクリック証券さんが、為替証拠金取引の具体的な説明をされます。だんだんタレントさんとも仲良くなり、楽しく講師をしています。週刊アスキーと月刊アスキーそしてマネージャッパン MONEY JAPAN)という雑誌にも紹介されています。又、ブログも書いており、私も時々タレントさんの質問に投稿しています。
上記HPをクリックしてみてください。美人のタレントさんが紹介されています。私の写真も隅に出ています。
 
 
それでは、 TGIF

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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