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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。
 
 
日本の景気の悪さが海外投資家、投機家に認識され、ドル/円が買われました。
 
本の景況感の悪化が鮮明に:ここの所、日本の景気が悪化している経済指標が続出しています。2期連続の鉱工業生産のマイナスの値、第2四半期のGDP(国内総生産)のマイナス成長予測(-2.4%)、6月の景気動向調査での数字の悪化を受け、景気の判断基準を「局面の変化の可能性がある。」から「悪化」に下方修正、8月の月例経済報告で「景気はこのところ弱含んでいる。」とし、「回復」の表現を4年8ヵ月ぶりに削除する、6月の貿易収支で貿易黒字が1/3に減少し輸出に陰りが見える、今日発表の6月の機械受注が-2.6%(前月比)です。私はこれまでこれらは円安要因となると述べてきましたが、海外の投資家、投機家からやっと注目され始めました。来週13日発表の第2四半期GDPに注目が集まります。これからは日本の経済指標により注目しましょう。今朝方発表の6月の機械受注も予想よりの良いもののマイナスの数字です。円安要因として認識しましょう。
 
 
ニュージーランドの第2四半期の失業率が発表され、予想よりも悪い数字でNZD/ドルの下落が続いています。ただ、NZD/円では、ドル/円でドル高に振れていますから、一見NZDが買われているように見えますが、注意が必要です。NZ準備銀行(RBNZ)は追加利下げをする予定で、NZD下落は明白です。オーストラリアでは6月の雇用統計が発表されました。新規雇用者数は1.09万人と予想を上回ったのですが、先月の修正分を加えると予想の範囲内の数字になります。何も改善していません。重要な節目の0.9100を挟んだ展開ですが、豪準備銀行(RBA)の利下げ観測が根底に流れており、更に豪ドル下落が予想されます。東京時間帯では、日本の投資家の豪ドル買いがあるようですが、海外市場では海外勢が売る傾向にあります。豪ドル取引には注意してください。
 
 
今日は欧州ではBOE(イングランド銀行)の金融政策委員会とECB(欧州中央銀行)の定例理事会が開かれます。英国の景気減速は予想よりも進んでいるようです。キング総裁が一番認識されているようで、私は政策金利の引き下げある可能性があると思います。ポンド売り継続です。ECBの定例理事会では政策金利据え置き予想です。トリシェ総裁の記者会見に注目です。タカ派の姿勢を堅持なのか、景気に配慮した発言をされるのかに注目が集まります。タカ派の姿勢を示した場合は瞬間ユーロ高には振れるものの、ユーロ高値は限定的と思われます。景気配慮のハト派的発言にはユーロ安が進行すると思います。
 
 
原油価格、金価格が下落傾向を辿っています。規制強化の動きが効いているようです。
 
ドル/円の110.00, ユーロ/ドルの1.5400, ポンド/ドルの1.9000の節目に注意してください。

Have a nice day!
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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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