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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

 

今日はなんといってもFOMC(米連邦公開市場委員会)の動向に左右されます。でも市場参加者のポジション具合はある程度予測できます。昨日の米経済指標は、4月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数はマイナス15.3と予想と大してかけ離れた数字ではないものの、6月のコンファレンスボード発表の消費者信頼感指数が50.4と予想の56.5からは遥かに悪い数字で、一斉にドル売りに走ったようでした。しかし、直ぐに戻したようです。今日のFOMCを睨んだ動きのようです。2週間前のバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の、過去一ヶ月程度で景気は大幅下落局面入りしたリスクは大幅に後退し、これからはエネルギー価格高騰でインフレ上向きの期待リスクが高まったとして、インフレリスク抑制に金融スタンスを変えてゆく方針を打ち出されました。2週間で学者議長の発言が変更されることはないと思います。

 

 

昨今の原油や穀物市場の動きからして、2.00%の低金利続けることは、過去の教訓からバブルを引き起こす可能性を内包しています。ヘッジファンドを中心に原油や穀物市場に投機マネーが現在流入していますが、元を辿ってゆけば低金利で融資している金融機関が背後に控えています。サブプライムローン問題の根本原因は、2001911日の同時多発テロ事件以来続いた低金利政策に米国民やヘッジファンドが飛びついたことが原因と言われています。二度と同じ過ちを繰り返したくないとの思いがバーナンキ議長の脳裏にはあると思います。

 

 

FOMC声明では、現行2.00%の政策金利は据え置きとの予想ですが、その記述内容が問題です。景気重視の姿勢とインフレ重視の姿勢の均衡なのか、よりインフレ抑制に重点を置いた姿勢に転換するのか注意して内容を読む必要があります。フィラデルフィア連銀プロッサー総裁とダラス連銀フィッシャー総裁の2人は利上げを主張すると思われます。バーナンキ議長が調整役でどの程度の文言に留めるのかがポイントです。

 

 

ドル/円は来週発表予定の日本銀行の企業短期経済観測調査の内容を読みながらドル高方向に向うのではないのでしょうか。月曜日発表の法人景気予測調査によると4-6月期はマイナス13.21-3月期のマイナス9.3よりも悪化しています。短観に先行しては発表さえた数字として、市場は極めて重要視しているようです。短観が予想通り悪いようですと日本銀行の低金利政策に変化はなく、国内の投資家は海外投資を続けることになります。昨今のドル/円でのドル高は心理的にポジティブに働いているようです。昨日のドルの戻りがそれを象徴しているようです。当面106.00111.00と中間点の108.50が目標ですが、場合によっては109.00から109.50あたりを目指すと思います。

 

 

ユーロ/ドルでは、材料としてトリシェECB(欧州中央銀行)総裁の欧州議会の経済金融委員会での議会証言があり、インフレファイター的発言はありそうです。ただ、市場はFOMCの声明文を固唾をのんで見守っていますから、ユーロ高の振れても今日は限界があると思います。1.54001.5700のレンジ内の動きと思います。

 

 

オージー(豪ドル)についてですが、明日朝4月のコンファレンスボード発表の景気先行指数と5月の求人情報が発表され、いずれも悪い予想です。景気先行指数がマイナス0.4%(前月比)、求人情報がマイナス2.5%(前月比)です。一旦豪ドルの売りが出るかもしれません。FOMCの後でドル買戻しと併せて加速するかもしれません。ただ、これは利食いの豪ドル売り/ドル買いとなり、レベル感からもう一度豪ドル買いとなるでしょう。前回0.9350あたりまで売られましたが、今回もこのあたりまでのリスクをマックス考えておいた方が良いのでは。0.94000.9450が妥当なレベルと思います。豪/円のポジションでは大して影響はなさそうです。こちらのポジションの方が良さそうだ。

 

 

それでは、静かにFOMC声明文を待ちましょう。日本時間午前315分頃の予定です。

 

Have a nice day!

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上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

 

金融市場はFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて欧米投資家はポジションを縮め、またやっぱりとの方向で動いているようです。

 

 

昨日は弱い経済指標でユーロ売りとなりました。6月のIFO景況指数(101.36月のユーロ圏製造業PMI速報値49.1, 非製造業49.5と共に50の景気の分れ目を下回っています。しかし、ドルが買われ、金価格が売られました。880ドル台(1オンス)とこちらは相関関係があるようですが、原油価格との連動はないようです。原油価格は135ドルを上回って堅調に推移しているようです。

 

原油はイスラエルのイラク攻撃のための演習、ナイジェリアで武装勢力による石油関連施設攻撃で一部操業が停止に追い込まれたとのニュース、シェブロンの施設で労組がストに突入とのニュースで、為替市場のニュースとはかけ離れたところで、投機マネーが動いています。一説には投機マネーの原油に流入する比率は71%にも上ると言われています。

 

 

ドルと原油の相関関係が微妙にずれ始めています。昨日はドル高と原油高と反応しています。これは米国金利の見方が再び利上げに方向に傾き始めているからです。2週間前にインフレ懸念を明確にしたバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長は、金融市場は利上げが近いと走ったために主要メディアに情報を流し、「書かせ記事」を書かせました。1週間の冷却期間でかなり落着きました。しかし、冷静に市場は分析しています。債券市場では2年債を中心に3%近くに再び上昇しています。10年債は4%を上回った状態が続いています。FRBとしても、株式市場の低迷はどうしても避けたいという思いが強いと思います。FRBは利下げに打ち止め感を出し、更に利上げでインフレ予防を、連邦政府の減税で景気対策をするといる金融財政のポリシーミックスを考えているようです。FOMCを前にして、政策金利自体は据え置きでしょうが、インフレ対策重視の金融政策を打ち出す方針を出すのではないでしょうか。

 

 

日本の昨日の財務相と内閣府発表の法人調査によると自動車や自動車付属部品が34.1%(前期比)、建設業が43.1%と経済の川下に位置する業界の景気が悪いことが鮮明です。目に分る部分だけに気になるところです。7月1日発表の短観(日銀短期経済観測調査)が悪いことを連想させます。この調査は短観の露払い的意味を持ちます。日本銀行は低金利を維持せざるを得ないようだ。海外投資が進む状況にあるようです。折りしも、ドル高/円でドル高傾向にあり、オージー(豪ドル)を中心に投資が進む。

 

 

ドル/円は106.00111.00のガンチャートの重要な節目のレンジ内にあり、中間点の108.50を当面の目標とします。ユーロ/ドルでは.1.5400の節目を目指すものの、ECB(欧州中央銀行)の金融引き締めスタンスが強いことから、戻りもあるのではと思います。ポンド/ドルは、出てくる英国の経済指標とキングBOE(イングランド銀行)総裁のコメントと大きく異なるために良く読めません。中立の立場か、シカゴ筋のポジションを尊重してポンドショート(売り持ち)の方向かと思います。ポンドロング(買い持ち)だけはしたくはありません。

 

 

豪ドル/ドルは、一時のドル買いにも耐え、調整局面はあるものの豪ドルブルトレンドが続いています。資源国、高いGDP維持、高金利と投資妙味があります。英豪系大手リオ・ティントは中国との鉄鉱石契約で96.5%の値上げを勝ち取りました。資源国パワーは強い。

豪/ドルで0.91000.9600のレンジをまもなく破りそうです。豪ドル/円でもブルトレンドが続きそうです。円金利が低位で推移することが、またドル/円でのドルブルトレンドが後押しします。

 

 

余談:病院の食事:最近の病院食は随分変ったようです。以前は不味いといわれていました。ところが、今回2週間の入院で「美味い」ことが分りました。一品一品丁寧に作ってあり、和洋中とそれぞれ工夫してありました。焼き魚などは、照り焼き風、ホイール焼き、中華風のから揚げ、洋風のソースかけとバラエティーに富んでいました。そして野菜の煮たもの、豆腐と、また一日1回の味噌汁。それぞれの病状に合わせて献立が決めてあるようです。減塩が基本であり、海苔にはしょうゆなしです。退院してからは、この病院の食事を基本として食べるようにしています。トンカツ、てんぷら、コロッケなどはご法度で、私には無縁となりました。また、ラーメンもいけないようで、これも私の献立からは消え行くメニューです。

 

 

それでは、 Have a nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

米国市場では、第二四半期GDP(国内総生産)がマイナス成長になるのではとの話と、予想はされていたモルガン・スタンレーの60%の減益発表で景気に対する悲観的な見方を加速させました。再び原油が買われてドルが売られる展開となりました。しかし、大きくは売り込まれない展開で市場参加者の相場観は一方方向ではないとのが分ります。逆の見方をすれば、ポジションが積み上がっていないことを示しています。シカゴ先物取引所(CME)のドル/円のポジションは先週ほぼ解消されました。年初の109円近辺から一貫して円・ロング/ドル・ショートで100円割れの局面まで攻めていました。そしてここのところ利食いを強め急速にポジションの解消してきています。6月末の決算期を睨んだ益出しの動きかもしれません。どちらにでも動きやすくなっており、相場の流れがどちらなのかを見極めたいところです。米景気は悪くて利上げはできないのか、それとのインフレ懸念が強くて年後半にかけて利上げをせざるをえない局面になるのかを。

 

 

BOE(イングランド銀行)の議事録が公表され、政策金利(5.00%)は据え置いたものの、反対した委員がいました。0.25%の利下げをブランチフラワー委員が主張しました。英国の景気に悲観的な見方をする委員がいるということは重要です。キング総裁も講演の中で、「英国の経済成長は急激に減速している。」と明言されています。金融政策の金融引き締め型から景気重視型に移行してゆくことが明確になったと言えます。ポンドはドルに対して金利差縮小観測から今後は弱含みで推移しそうです。但し、昨日に関してはドル売りが加速したために、一旦ポンド弱含んだものの次第に強含む皮肉な結果となってしまいました。中長期的にはポンドは売られることを予想します。1.9000を中期的には見てもよいのではと思います。

 

 

今日は東京株式市場がNY市場で弱含んだころから大幅下落となりました。株式市場下落のドル安との発想からドル/円は弱い展開となっています。しかし、私には意外とドルは落ちないなとの印象が強いです。今日のポールソン財務長官、コーンFRB副議長の講演や議会証言を聞いてその真意を確認したいものです。特にポールソン財務長官は先週には為替市場に対しては 為替介入の可能性までちらつかせ、またG8各国に対しては強いドル容認を取り付けていました。

 

今週末(22日)にはサウジアラビアで産油国と消費国の閣僚級会議が開かれ原油高対策が協議されます。原油高対策に有効な手立てを打てればドル高の方向にむかうのですが、その動きを見守ることとしましょう。

 

ドル/円は106.00が重要な節目ですが、ここまでは下がらないでしょう。107.50近辺でポールソン財務長官の講演を迎えると思います。調整局面のドル売りが終わる可能性があると思います。ユーロ/ドルでは、1.54001.5700のレンジでの動きで、原油動向との相関関係に注目です。私はどちらかと言えばドルブルの1.5400方向ではないかと思います。

 

オージー(豪ドル)が分りやすい展開に再び戻っています。ドル売りトレンドとオージー高ですが、オーストラリアは資源国、高金利の引き締めスタンスの継続、そして主要先進国の中では高い経済成長を誇っている国です。対円でも日本が低金利を続けていることからこちらの通貨ペアでも面白そうです。

 

 

それでは、 Have a nice day!

 

 

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。

 

米国市場では利上げ後退観測が出てきるようですが、実際発表される米国経済指標はまだら模様のようです。5月の生産者物価指数(前月比1.4%, 前年比7.2%)では良い数字。そして5月住宅着工件数では再び100万件を割り97.5万件、5月設備稼動率79.4%, 5月鉱工業生産マイナス0.2%(前月比)となっています。特に弱い経済指標に対して過度にドル売りには反応しなくなっているようです。米債券市場では2年債を中心に利回り水準が大きく下げています。(16:3.04%, 17日:2.89%FRB(米連邦準備理事会)の思惑通りの調整局面です。市場とFRBとの腹の探りあいの様相です。金利・債券相場の過熱感を一旦冷やす意味でのFRBの「書かせ報道」と読みます。ポジションは軽い方が動きが取れる。為替市場でも同じことが言えます。悪に数字に反応が薄く、また勇気を持って良い数字に突っ込む参加者もいません。腹の探りあいで、積極的は参加者が出てきてほしい。何となくドルは買うしかないとの雰囲気がありますね。

 

 

ポンドが売られています。これは5月の英国の消費者物価指数が予想を上回る数字(0.6%前月比、3.3%前年比)でしたが、キングBOE(イングランド銀行)総裁が、景気減速が急激であり、インフレ目標に戻るばかりでなく目標以下に落ち込むリスクがあると述べられました。くすぶっていた利上げ観測に対して不透明感が出てきたからです。BOEの政府宛書簡の中で消費者物価指数上昇率が4%を超える可能性はあるが、2年後の目標達成は可能との内容もポンド売りを加速させたようです。BOE6月5日開催の政策決定委員会議事録の中身とキング総裁の講演が予定されています。BOE金融政策のスタンスが確認されます。ハト派(景気重視派)の姿勢をキング総裁は強めています。現状では当面金利据え置きのスタンスが予想されます。シカゴ先物市場では4月29日時点からポンド・ショート(売り持ち)を継続しています。ヘッジファンド筋を中心に更なるポンド安の方向を予測しているようです。1.9700は重要なチャートポイントです。1.9700がレジスタンス(支持線)となれば、1.9000を目指すこととなります。私にはロンドンの地下鉄の最低料金が4ポンドとは信じられません。円換算ですと850円です。昼飯に3000円の掛かるとはやはり異常です。その意味で、円は過小評価されているのかも。東京の地下鉄は最低料金160円でここ10年変り無ですから、日本の失われた10年いや20年は世界から見れば異常なのかもしれません。

 

ECB(欧州中央銀行)のビーニ・スマギ専務理事は消費者物価指数を2%以下にするには0.25%の利上げで十分だとの認識を示し、一回切りの利上げの可能性を強調されました。ユーロ売りに反応していますが、ユーロ圏は各国の消費者物価指数はまちまちであり、統一した見解は出ないのではないのでしょうか。トリシェ総裁のリーダーシップによるところが大きいと思われます。7月3日の定例理事会での0.25%の利上げ後の政策スタンスのついてのヒントがほしい。それまではユーロ/ドルはどちらかと言えば、ドル要因でユーロ売り/ドル買いが先行する局面が続く私は予想します。ユーロ買い局面は調整局面と予想します。1.5400を割り込めば、1.54001.5100のレンジに入り、1.5100方向にバイアスは掛借ります。

 

 

日本では4月の景気一致指数(92.8%)と景気先行指数(101.7%)が発表され共に3月の数字と同じです。景気の基調判断は変らないと思われます。だだ、日本も物価高(インフレ懸念)の心配が世界共通にあるようです。改めて日本の経済指標には無反応の為替市場です。

 

 

為替市場は、米国の利上げ後退観測を過熱気味の金利調整局面と捉え、ドルの下落局面では着実のドル買いを入れているように思えてなりません。ドル買いスタンスで良いように思います。ドル/円は大きなレンジで106.00から111.00内の展開で、バイアスは111.00方向と読みます。オージー(豪ドル)は引き続きオーストラリア準備銀行(RBA)が引き締めスタンスとのこと、ブルスタンスで良いと思いますが、オージー(豪ドル)/ドルですと、米国要因からドル買いとなることが考えられます。むしろ、オージー(豪ドル)/円のポジションの方が面白そうかもしれませんね。

 

 

それでは、 Have a  nice day!

上記見通しは、見解に過ぎず、相場展開を保証するものではありません。最終的な投資決定は、投資家ご自身の判断で行われますようお願いします。

お疲れ様です。


昨晩から欧米主要紙(ワシントンポスト紙、ウォール・ストリート紙、フィナンシャルタイムズ紙)がこぞって米国の利上げ観測に疑問符を投げかけています。米金融当局者がドル高支持を各国から取り付け、又信用収縮問題は一段落して、インフレ懸念を抑える金融政策に変更したように思えたと所での各メディアの報道です。債券市場では既に10年債が4.27%(昨日現在)と市場関係者は債券売り(利回り上昇)に転じ、年末までに0.75%の政策金利を織り込んでしまった状況です。これ以上の金利上昇は困るとして、今回の報道は金利上昇過熱感を冷やすために米金融当局者が意図的に流したものではないかと推測します。過去にもこのような金融当局者から意図的に流した例はありました。この所の金利上昇は筆者の経験からしてもその上昇幅は大き過ぎると思います。一旦冷や水を浴びせることによって、金利の相場観は緩やかなものとなります。このあおりを受けてドルが売られています。しかし、ドル/円では上記理由から下値は限定されると思います。


原油価格が気になります。史上最高値139.89ドル(1バーレル)まで跳ね上がりました。150ドルまで行くのでしょうか。金価格は880ドル台(1オンス)と一頃の1000ドルをつけた勢いはありません。新雪がなだれを引き起こしています。根雪のレベルが850ドル近辺と言われています。商品取引はメインテーマがころころ変わます。今は原油価格に焦点が当てられたいますが、いつ今度は穀物(とうもろこし、小麦、米)に集中砲火を浴びせることになるかも知れません。当局の監視体制を強化する旨が大阪でのG8(主要8カ国)財務相会合声明文に書かれていました。今週末にサウジアラビアで開催される「産油国と消費国の閣僚会合」のメンバーを見るとゴールドマン、モルガンスタンレーのメンバーの参加要請をされています。釘の刺される可能性はあると思います。


オーストラリア準備銀行が前回政策決定委員会の議事録を発表しました。「現在の金利は当面適切である。現行金利は需要鈍化に十分対応可能である。需要が鈍化しなければ見直しの必要である。」との内容です。豪金利は当面据え置かれる見通しです。先頃発表された新規雇用者数などはマイナス雇用と経済鈍化の兆しがあります。しかし、そうは言っても、資源国、高い金利水準(政策金利7.25%,依然高い経済成長率と先進国の中では一番の投資妙味があります。欧米の投資家はこのことを十分理解しています。昨今のドル買いに対しても、豪ドルの底を拾う傾向があります。シカゴ先物市場では先週火曜日の段階で、豪ドルロングポジションが前通貨の中で最大のポジションです。ヘッジファンドを中心に一番美味しい通貨であることを認識しているようです。豪ドル/ドルよりも豪ドル/円の方が面白そうだ。円キャリートレードがいよいよ復活する感があります。

今晩は6月のZEW景況調査と米5月の生産者物価指数に注意しましょう。米国指標は悪い数字に対してドル売り圧力が鈍いです。押し目を拾うスタンスで良いのではないのでしょうか。


余談:入院中は相場が全く見えませんでした。しかし、一日一回の日本経済新聞を読むだけでむしろ十分に思えました。ポジションはドル/円でどちらに傾いているだろうか。ユーロ/ドルは随分混乱してヘッジファンドは苦労していて、損切の連続であるだろうなと。ニュース過多で自分自身の相場観を崩してしまうことになり、やっぱりドルが強いなと思うことのなったりします。たとえば、ドル/円で例に上げれば、101.00~106.00のレンジ決め、そのレンジでファンダメンタルズに変化がなければ、小さなニュース、経済指標で動くのです。そして、106.00を突破したならば、次のレンジ すなわち106.00~111.00のレンジ内でにレンジの勝負です。ここで私が参考としているのは、昨日書きましたシカゴ(CME)のポジションです。シカゴ筋は現在ポジションはドル/円はほとんどスクエアーの状態です。これからどちらかにポジションを傾けます。病床で悟ったことは、日々のニュースに左右されることのない金利ベースをしっかりと掴み、どちらに今後金利は推移するかを把握することです。一日一回見る日本経済新聞を丹念に読めば流れは分かります。デイトレード向けではありませんが、中期的にはまず混乱することはありません。緊張感を毎日持つと心臓に良くありません。気楽に為替相場と対話することをお勧めします。

それでは今日はこのあたりで。

Have a nice day!

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プロフィール
HN:
水谷 文雄
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1953/03/09
職業:
スペイン研究家
趣味:
旅行、陶芸、料理
自己紹介:
スイス銀行(現UBS)などで、為替、金利ディーラーとして20年以上のキャリアを歩む。
国際金融市場をやさしく解説して、為替の世界のおもしろさを皆さんに広めたいと意気込んでいます。
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